あなたは日々、やりがいを感じながら仕事をしていますか?
多くの人が、自分の本当にやりたい仕事をしながら生きていけたらどんなにいいだろう、と思っているのではないでしょうか。
なぜ、そんな想いを抱く人が増えているのか。
それは、いまの仕事が空疎な忙しさによって成り立っているからではないでしょうか。
“里の哲学者”として東京と群馬・上野村を往復しながら暮らす著者の内山節は、市場原理とほどよくかかわる働き方、「志」と「価値観」を共有する経済社会のことを「半市場経済」と提唱しています。“半分”というところが、これからの時代のツボです。
一方、“路地裏の達人”として路地裏を歩きながら考察した著作で知られる平川克美は、消費第一世代として株主資本主義のど真ん中を歩み、たどりついたのは半径3km圏内の暮らし、「銭湯経済」でした。そして今は、喫茶店の店主もやっています。
「経済成長なき時代」の労働とは、お金とは、何か。
充足感・多幸感をもたらす働き方、生き方について、同年齢の二人が語り合います。
内山 節(うちやま・たかし)
1950年、東京生まれ。哲学者。1970年代から東京と群馬県上野村を往復しながら暮らす。2015年3月まで、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授。NPO法人森づくりフォーラム代表理事。『かがり火』編集長。
主な著書に、『内山節著作集 全15巻』『自由論』『時間についての十二章』『新・幸福論』『文明の災禍』『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』など。
平川 克美(ひらかわ・かつみ)
1950年、東京都生まれ。実業家、著述家。早稲田大学理工学部卒業後、内田樹氏らと翻訳が主業務の株式会社アーバン・トランスレーション設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.設立に参加。現在、オープンソース技術のコンサルティング・教育が主業務の株式会社リナックスカフェ代表。声と語りのダウンロードサイト「ラジオデイズ」の代表も務める。2011年より立教大学大学院特任教授。
主な著書に『路地裏の資本主義』『路地裏人生論』『グローバリズムという病』『「消費をやめる」銭湯経済のすすめ』『小商いのすすめ』『移行期的混乱 経済成長神話の終わり』『株式会社という病』『経済成長という病』ほか。
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