生息数が年々減少し、今や絶滅危惧種に指定されているニホンウナギ。
けれど、「美味しいものは美味しいし、できるのなら食べ続けたい!」というのが私たち消費者の本音ではないでしょうか。
2019年7月に岩波書店より刊行された『結局、ウナギは食べていいのか問題』は、「これからもウナギを食べてもいいのか」という悩みに対し、適切な判断をするためのヒントを与えてくれる書物です。
著者である海部健三さんはウナギ保全の専門家であり、イベントではウナギを取り巻く素朴な疑問に対し、最新の知見に基づいて答えていただきます。
ゲストには八重洲にある老舗鰻屋「鰻 はし本」四代目店主・橋本正平さんをお迎えします。
橋本さんはバックバッカーとしてアメリカ・アジア各国を渡り歩き、DJをはじめとした音楽活動を経て、プロの蒲焼き職人となったという異色の経歴の持ち主です。
「うなぎの未来の相談会」という活動もされているお二人に、「ウナギのこれから」について存分にお話しいただきます。
ぜひご参加ください!
【出演者プロフィール】
海部健三(かいふ・けんぞう)
1973年東京都生まれ。中央大学法学部准教授・中央大学研究開発機構ウナギ保全研究ユニット長。1998年に一橋大学社会学部を卒業後、社会人生活を経て2011年に東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程を修了し、博士(農学)の学位を取得。東京大学大学院農学生命科学研究科特任助教、中央大学法学部助教を経て、2016年より現職。専門は保全生態学。主な著書は『わたしのウナギ研究』(さ・え・ら書房、2013)、『ウナギの保全生態学』(共立出版、2016)。
橋本正平(はしもと・しょうへい)
1979年東京都生まれ。八重洲「鰻 はし本」四代目店主。高校卒業後、音楽活動やバックパッカーを経て24歳で「鰻 はし本」に入社。
現在は中小の鰻生産者と鰻の新しい価値付け(ブランディング)や、鰻資源の保全に対して何ができるのかなどに、鰻/川魚料理師として取り組んでいる。
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