2014年7月に閉店した下北沢の書店「フィクショネス」。店主で作家でもある藤谷治さんが開催していた「文学の教室」が、B&Bに場所を移して復活し、今年からは一つの文学作品を数ヶ月かけて読み解いていく教室へとリニューアルしました。
2019年最後の回となる今回は番外編として昨年同様ゲストに瀧井朝世さん、田中和生さん、仲俣暁生さんをお呼びしました!
いつもは一つの作品、作家をテーマに藤谷さんの解説と参加者とのトークで構成していますが、年末の番外編である今回は、ゲストの皆さんと2019年の文芸作品を振り返ります。また2019年の文学界はさまざまな作品が生まれただけでなく、それ以上にmetooやハラスメント、ヘイトなど社会的な問題と直接問題を共有した一年となりました。みなさんにはそんな文学の中や外のお話をざっくばらんにお話いただきます。
見逃していたあなたのための名作があるかもしれません!
どんな人でも楽しく文学の話ができる、一見さん歓迎、知識不要、偉い人不在の、日本一シキイの低い文学講座、どうぞお楽しみに!
【出演者プロフィール】
藤谷治(ふじたに・おさむ)
1963年東京都生まれ。2003年『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』でデビュー。日本大学藝術学部映画学科卒業。08年『いつか棺桶はやってくる』が三島由紀夫賞候補に、14年には『世界でいちばん美しい』で第31回織田作之助賞を受賞。著書に、『燃えよ、あんず』『猫がかわいくなかったら』『綾峰音楽堂殺人事件』など。
瀧井朝世(たきい・あさよ)
1970年生まれ。著書に『偏愛読書トライアングル』『あの人とあの本の話』など。岩崎書店〈恋の絵本〉シリーズ監修。TBS系「王様のブランチ」ブックコーナーではブレーンをつとめる。横浜みなとみらいのBUKATSUDO「贅沢な読書会」モデレーター。
田中和生(たなか・かずお)
1974年富山県生まれ。慶應義塾大学経済学部および文学部卒業。在学時から『三田文学』の編集に携わり、2000年に「欠落を生きる――江藤淳論」を発表、第7回三田文学新人賞(評論部門)を受賞。2007年より法政大学文学部の専任講師を務め、2009年には准教授、2015年に教授。現在に至る。教育活動と並行して、毎日新聞で文芸時評を担当。文芸評論家としても活躍中。
仲俣暁生(なかまた・あきお)
1964年東京生まれ。「マガジン航」編集発行人。大正大学表現学部客員教授。現代文学に関する著書として『ポスト・ムラカミの日本文学』(朝日出版社)、『極西文学論-Westway to the World』(晶文社)等のほか、舞城王太郎との共著『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』(バジリコ)がある。
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