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初台と下北沢で「本の読める店 fuzkue(フヅクエ)」を営む店主・阿久津隆さんの新著『本の読める場所を求めて』が、朝日出版社より7月16日に刊行されました。
本と光さえあればどこでも読めるはずなのに、家でもカフェでも図書館でも……どこでだって読めるわけではない。「本の読める場所」を求めてさまよった結果、「本の読める店」を自らつくってしまう。そんな“まわり道”で阿久津さんがしぶとく考えた「読む、とは?」「読める場所、とは?」が本書には記されています。
かたや、話題作『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』シリーズで200人超の文筆家・著名人の文体を模写した菊池良さんは、芥川賞84年間の全150作を読むために勤めていた会社を辞めてまで(!)近作『芥川賞ぜんぶ読む』を書きあげました。
本や読書や本屋について、人は古今東西さまざまに語り続けてきましたが、「本を読む最高の環境ってなんだろう?」とか、「芥川賞受賞作の主人公は基本、日本人」とか、まだ語られていない、なぜか語られてこなかった「盲点」は意外とある気がします。それを見つけられるのも、「読む」や「場所」をしつこく求め続けてきたからこそ。今回はそんなお二人が「本/読む/場所」について語り合います。オンラインでのトークイベントです。
ぜひご参加ください!
【出演者プロフィール】
阿久津隆(あくつ・たかし)
1985年、栃木県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、金融機関に入社。3年間営業として働いた後、2011年に岡山にてカフェを立ち上げ、3年間店主として一生懸命働く。2014年10月、東京・初台に「fuzkue(フヅクエ)」をオープン。2020年4月には2号店を下北沢にオープン。著書に『読書の日記』『読書の日記 本づくり/スープとパン/重力の虹』(ともにNUMABOOKS)。https://fuzkue.com/
菊池良(きくち・りょう)
1987年生まれ。フリーランスの企画・執筆業。学生時代に公開したWebサイト「世界一即戦力な男」がヒットし、書籍化・Webドラマ化される。株式会社LIGからヤフー株式会社へ転職し、現在はフリーランスで活動。著書に『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』『芥川賞ぜんぶ読む』(ともに宝島社)など。
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