こちらを表示中:

松田修×金川晋吾
「個々だけの話」
『尼人』(イースト・プレス)
『いなくなっていない父』(晶文社)W刊行記念

松田修×金川晋吾
「個々だけの話」
『尼人』(イースト・プレス)
『いなくなっていない父』(晶文社)W刊行記念

  • リアルタイム配信
  • 現地参加

※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(1ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。

イベントのご予約はこちらから!

4月20日、アーティスト・松田修さんの新刊『尼人』が発売されました。

東京藝術大学に入り大学院まで出て、作品も高い評価を得るようになっているのに、本人がいくら説明しても、母親はいまだ息子のことを正真正銘、詐欺師だと思っています。この本は、そんな母親に向けて、また分断と貧富の差が広がる世界に向けて、渾身の思いを込め書いた貧民蜂起のためのスラム芸術論です。はたして、現代美術を詐欺だというおかんを作者は説得できるのでしょうか!?

そして、時を同じくして、写真家・金川晋吾さんの新刊『いなくなっていない父』が発売されました。

『father』(青幻舎)にて「失踪する父」とされた男は、「その後は失踪していない」――不在の父を撮影する写真家として知られるようになった金川さんは、「いる父」と向き合うことで何が浮かび上がってくるのでしょうか。同書は、時に不気味に、時に息苦しく、時にユーモラスに目の前に現れる親子の姿をファインダーとテキストを通して描く、ドキュメンタリーノベルです。

この2冊の刊行を記念してトークイベントを開催します。

出演は、著者のおふたりである松田さんと金川さん。

おふたりそれぞれのコメントをご紹介します。

■松田さん
個人として活動する僕と金川さん。そして、僕らの家族ひとりひとり、友達ひとりひとり、作品の協力者、先生やセンパイ、コーハイひとりひとり。そんな個人の話から、どんな構造や思想が見えてくるか。作品制作において、個人である被写体の背景を誰よりも丁寧に思考してきたように感じる、金川さんとしかできない話がしたいです。

■金川さん
松田くんは「自分は『おかん』をある種のメタファーとして利用(なんなら搾取もあると思う)して、その背後にある社会構造や苦しみや怒りを描いているつもりだから、じつは「個人」を描いているのかわからないところがあるんです」と話してくれたことがあって、それを聞いたときに僕は「なるほど」と思ったけれども、「奴隷の椅子」を見たり「尼人」を読んだときの印象としては、そういう松田くんの語り方にむしろある種の「配慮」というか、もっと言うと「優しさ」のようなものを感じました。

松田くんとは、まずは作品における「自分」や「個人」というものの取り扱い方について話がしたいと思っています。自分や自分の身近な人の個別的で具体的な経験をどのように作品において語るか、それはつまりどのように抽象化するかということなんだと思うのですが、そこらへんのことからお話したいです。

みなさまのご参加をお待ちしております。

【出演者プロフィール】
松田修(まつだ・おさむ)

1979年生まれ。兵庫県尼崎市出身。2009年、東京藝術大学大学院美術研究科修了。社会に潜む問題や現象、風俗をモチーフに、映像、立体、絵画とジャンルを問わず様々な技法や素材を駆使し、社会に沈潜する多様な問題を浮上させる作品を制作している。主な個展に「こんなはずじゃない」(無人島プロダクション、2020年)。主なグループ展に「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、2022年)、「居場所はどこにある?」(東京藝術大学大学美術館陳列館、2021年)。著書に『公の時代』(朝日出版社、卯城竜太との共著)がある。

金川晋吾(かながわ・しんご)
写真家。1981年京都府生まれ。神戸大学発達科学部卒業。 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)、2023年『長い間』(ナナルイ)、『いなくなっていない父』(晶文社)、『集合、解散!』(植本一子、滝口悠生との共著)を刊行。また現在、長崎のカトリック文化や平和祈念像、自身の信仰をテーマにした『祈りと長崎(仮)』(書肆九十九)を刊行に向けて準備中。近年の主な展覧会、2018年「長い間」横浜市民ギャラリーあざみ野、2022年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館など。

______________________________________

【配信参加について】
・開演時間の30分前よりオンライン開場いたします
・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからご視聴いただけます
・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください
・リアルタイム配信と見逃し視聴(一部イベントを除く)でお楽しみいただけます。見逃し視聴につきましては、準備が出来次第、Peatixのメッセージ機能よりご案内いたします
・視聴は登録制です。1名分のチケットで複数人がご登録されている場合は、ご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください
・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご了承ください

【来店参加について】
・開演時間の30分前より開場/受付開始いたします
・最大100名まで入る会場を貸切とした上で、参加人数を絞り、ゆとりを持って設営しております
・係員及びスタッフの指示・注意に従ってください。万が一、指示に従っていただけない場合、イベントの中断・中止や、特定のお客様にご参加をお断りする場合がございます
・店頭にアルコール消毒液をご用意しておりますので、ご入店の際は、手指の消毒にご協力お願いいたします
・非接触型体温計による検温を実施いたします。37.5℃を上回った場合は、イベントへの参加をお控えください
・来店チケットをご購入された方も、配信でご覧いただけます。当日体調などに不安がある方は配信視聴をご利用ください。配信でのご視聴につきましては、【配信参加について】をご確認ください
・車椅子やベビーカーでお越しの方は、当日スムーズにご案内するため、店舗スタッフにお声掛けいただくか、お手数ですが事前にご利用の旨をお知らせの上ご予約下さい。 なお会場はエレベーター備え付けの建物ですので、安心してお越しください
・イベントご来場にあたりご不明な点がございましたら、下記の<お問い合わせ先>までお気軽にご連絡ください

【書籍付きチケットについて】
・イベント関連書籍を、イベント配信チケットとセットで販売いたします
・ご記入いただいた住所は、書籍発送以外の目的には使用いたしません
・お客様のお名前を入れる「為書き」はございません。ご了承ください
・商品到着までお時間をいただく場合がございます。また発送は、本屋B&Bよりお送りさせていただきます
・長期不在・住所不明等により書籍が返送された場合、保管期間内であれば、着払いにて発送させていただきます。保管期間は、イベント開催日から3ヶ月といたします
・海外発送は行っておりません

【キャンセルについて】
・ご購入直後にイベント配信用のURLが送信される都合上、お客様都合によるキャンセルは承っておりません。何卒ご了承ください

______________________________________

【本イベントに関するお問い合わせ】
イベントに関するお問い合わせはこちらをご確認ください
知りたい回答が見つからない、解決しない場合など、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください

<お問い合わせ先>
event (at) bookandbeer.com
 ※(at)を@に変換して送信してください

______________________________________

イベントのご予約はこちらから!

出演者松田修
金川晋吾

出版社イースト・プレス
晶文社

開催日時19:30~21:30 (19:00オンライン開場)

開催場所本屋B&B
世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F
+オンライン配信

入場料【来店参加(数量限定・1ドリンク付き)】2,750円(税込)
【配信参加】1,650円(税込)
【サイン入り書籍つき配信参加】1,650円+書籍『尼人』1,980円(いずれも税込)※イベント後発送
【サインなし書籍つき配信参加】1,650円+書籍『尼人』1,980円(いずれも税込)※イベント後発送
【サイン入り書籍つき配信参加】1,650円+書籍『いなくなっていない父』1,870円(いずれも税込)※イベント後発送
【サインなし書籍つき配信参加】1,650円+書籍『いなくなっていない父』1,870円(いずれも税込)※イベント後発送
【サイン入り書籍つき配信参加】1,650円+書籍『尼人』1,980円+書籍『いなくなっていない父』1,870円+配送手数料520円(いずれも税込)※イベント後発送
【サインなし書籍つき配信参加】1,650円+書籍『尼人』1,980円+書籍『いなくなっていない父』1,870円+配送手数料520円(いずれも税込)※イベント後発送