書籍の顔ともいうべき「装丁」は、ただのデザインではありません。
その本が持つ世界観を具体的に表現することで、命を吹き込む行為とも言えます。
ただ、デザインを学ぶ学校はあっても、そんな「装丁」を学ぶ学校は多くありません。
デザイナーのアシスタントを務めながら、徒弟制度のような形で学ぶしかない……というのが現状です。
そこで、今回本屋B&Bは、「30年で1万冊の装丁を手がけた」というグラフィック・デザイナー鈴木成一さんをお招きして、その技術を伝える「装丁の学校」を開校します。
本の装丁はどうやって作られるのか――今回は、出版社の協力を得て、編集者と鈴木さんのやりとりを初期段階から公開します。
書籍になる前の原稿を読み、必要に応じてイラストレーターや写真家の方など受講者自身で交渉し発注、装丁を完成に近づけていくことを通じて、来店受講者に実際の本作りに参加していただきます。
さらに、来店受講者の装丁案は、鈴木さん自ら講評。最終日に決定する最優秀作は、実際に刊行する本の装丁に採用することも検討しています。
採用された最優秀作は、該当書籍の奥付にクレジットされる予定です。
来店でも、オンラインでも受講可能。
(オンライン受講の場合は課題提出などはできません。視聴のみの参加となります)
みなさまのご参加をお待ちしております。
【講師プロフィール】
鈴木成一(すずき・せいいち)
1962年北海道生まれ。筑波大学芸術研究科修士課程中退後、1985年よりフリーに。1992年(有)鈴木成一デザイン室を設立。1994年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。エディトリアル・デザインを主として現在に至る。筑波大学人間総合科学研究科、多摩美術大学情報デザイン学科非常勤講師。著書に『装丁を語る。』『デザイン室』(以上、イースト・プレス)、『デザインの手本』(グラフィック社)。
【以下、 講義テーマ一覧】
■第1回 6月24日(月)19:00~21:00 開催済み
「装丁概論」
装丁の基本的な考え方を学びます。また、実際に、小学館の柏原さんと鈴木さんの「公開打ち合わせ」に参加。具体的に作品を読んだ上で、次回のラフ制作に着手します。
記事 鈴木成一と本をつくる#1「装丁において繰り返し使える方法はない」
■第2回 7月10日(水)19:00~21:00 開催済み
「ラフ講評 前編」
来店受講者を2グループに分け、まず最初のグループが実際に制作したラフをプレゼン。鈴木さんが指導します。場合によっては、実際にPCのデータを触りながら、具体的に添削していきます。
記事 鈴木成一と本をつくる#2 「デザイナーには勇気も人徳も必要である」
■第3回 7月11日(木)19:00~21:00 開催済み
「ラフ講評 後編」
第2回同様、残りのグループの来店受講者が実際に制作したラフをプレゼン。鈴木さんが具体的に指導していきます。
記事 鈴木成一と本をつくる#3 「感性を磨け。自分が喜ぶものに触れよ」
■第4回 7月24日(水)19:00~21:00 開催済み
「再提出ラフ講評」
初回のラフ講評を得て、ラフを再提出しプレゼン。鈴木さんが具体的に指導していきます。
■第5回 8月7日(水)19:00~21:00
「最終講評」
前回までの指導を受けた受講生が最終データを作成しプレゼン。最優秀作が決まります。
【受講料】
来店全5回 92,000円(税込) ※来店受講6/16をもって受付終了
配信全5回 25,000円(税込) ※受付終了いたしました
配信(初回のみ) 6,500円(税込) ※受付終了いたしました
配信(第2回~第5回) 20,000円(税込) ※受付終了いたしました
【受講申込】
以下のフォームより、お客さまの情報をご記入ください(来店の応募期限 6/16 12時まで。配信は6/24の18時まで)応募はこちらから
受講者には、追ってお振込先などをご連絡させていただきます。
※受講条件として「志望動機」と「(もしあれば)制作物」をあらかじめ提出いただきます。提出物を講師・事務局で検討の上、受講の可否をご連絡いたします
※講座にかかる諸経費(テキスト費、イラスト費、写真費など)は、ご自身でご負担いただきます
※たくさんのご応募をいただきありがとうございました。来店受講は締切りました
配信での視聴参加は受付中!!
■配信【全5回】視聴参加 →https://bb2024suzukiseiichi01-05.peatix.com/
■配信【初回のみ】視聴参加 →https://bb2024suzukiseiichi01.peatix.com/
■配信【第2回~第3回】→https://bb2024suzukiseiichi01-05.peatix.com/
※受付終了いたしました
【出演者】
鈴木成一
柏原航輔(進行)