韓国、香港、中国、タイ、インドネシア……そしてイラン、パレスチナまで。アジア中を飛び回り、日本の文化と社会の問題をつねにアジアという文脈の中で考えてきた四方田犬彦。
旅と滞在の折々に執筆された四半世紀にわたる思索と探求を集成した『アジア全方位』の刊行を記念し、トークイベントを開催いたします。
四方田さんは2013年10月から2ヵ月間、台湾に滞在して帰って来たばかり。そこで目にしたのは、若い人たちの間に根強い女神信仰でした。そんな台湾の文化、宗教に関する報告の話から、韓国との違い、日本との比較の話なども交えて、アジア的な知恵とは何かを導き出し、われわれ人間がこれからどうやって生きていくべきか、そのためのヒントを語っていただきます。多くのアジアの社会は植民地化を通して、日本よりもはるかにヨーロッパを知っています。日本は周辺の、そのまた周辺にすぎないということの自覚から、すべての認識を変えなければなりません。
四方田犬彦(よもた・いぬひこ)
東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。明治学院大学教授として長らく映画史の教鞭をとり、現在は文筆に専念。映像と言語、都市論を中心に批評活動を行い、著書は120冊余りに及ぶ。主なものとして『ルイス・ブニュエル』(作品社)、『日本の漫画への感謝』(潮出版社)、『大島渚と日本』(筑摩書房)が、アジア関連のものとして『ソウルの風景』(岩波書店)、『ブルース・リー』(晶文社)、『怪奇映画天国アジア』(白水社)などがある
2014/01/11 Sat -
四方田犬彦 「日本もアジアの端っこ アジアは星の数だけある」『アジア全方位 papers1990-2013』(晶文社)刊行記念
- 01/29 Sun 堀静香×こだま
「なぜ、暮らしを書くのか?」
『せいいっぱいの悪口』(百万年書房)刊行記念 - 02/01 Wed 【参加無料】角田光代×︎田中卓×安並まりや
「『気持ちよく生きるヒントを角田さんと本屋で考えてみる』ウェルビーイングトーク」
presented by Hakuhodo DY Matrix - 02/02 Thu 西田亮介×丹羽充×谷憲一
「『監査文化の人類学』をどう読むか」
『監査文化の人類学』(水声社)刊行記念 - 02/03 Fri 朝日順子×藤本国彦
「ビートルズはインドで何と出会ったのか?」
『インドとビートルズ』(青土社)刊行記念 - 02/04 Sat 高島鈴
「一人称からはじめる蜂起」読書会/第2回
『布団の中から蜂起せよ』(人文書院)刊行記念 - 02/06 Mon 高野光太郎×篠原かをり
「ウォンバット研究者、数奇な人生を語る」
『ウォンバットのうんちはなぜ、四角いのか?』(晶文社)刊行記念 - 02/07 Tue 杉山恒太郎×山口周×河尻享一
「杉山恒太郎、広告ビジネスの現在、過去、未来を語る」
『広告の仕事』(光文社)『世界を変えたブランド広告』(日経BP)W刊行記念 - 02/09 Thu 妹尾昌俊×工藤祥子×堀潤
「先生を、死なせない。——教育現場の過労死等を防ぐために」
『先生を、死なせない。』(教育開発研究所)刊行記念 - 02/10 Fri 髭男爵ひぐち君×萩原弘基×栁佐織
「髭男爵ひぐち君の語る日本ワインサロン×塩山洋酒醸造×LIFE with WINE」
『髭男爵ひぐち君の語る日本ワインサロン』(三栄書房)刊行記念 - 02/15 Wed 新井高子×清岡智比古×小島敬太
×管啓次郎×田野倉康一×坪井秀人
「「朔太郎と歩く」詩と歌の夕べ」
『朔太郎と歩く』(明治大学総合芸術系)刊行記念 - 02/16 Thu 太田靖久×友田とん×碇雪恵×竹田信弥
「ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む〜3人のアフタースクール〜」
『ふたりのアフタースクール〜ZINEを作って届けて、楽しく巻き込む』(双子のライオン堂)刊行記念 - 02/17 Fri 庄子寛之×西岡壱誠
「これからの時代を生きる子に必要な力」
『子どもが伸びる「待ち上手」な親の習慣』
『それでも僕は東大に合格したかった』
『東大独学』トリプル刊行記念 - 02/18 Sat 豊﨑由美×若島正
第80回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 02/21 Tue 平岩壮悟×大林寛×中村将大
「ヴァージル・アブロー『ダイアローグ』のよみかた」
『ダイアローグ』(アダチプレス)刊行記念 - 02/22 Wed 金澤寿和×福田直木
「ライトメロウなプレミアムAORの夜」
『AORライトメロウ プレミアム 02 ゴールデン・エラ 1976-1983』(シンコーミュージック・エンタテイメント)刊行記念 - 02/25 Sat 西寺郷太×伊賀大介×原カントくん
「復活!『いごかんトリオ』(伊賀大介・西寺郷太・原カントくん)1990年代の音楽、ファッション、そして下北沢を語る」
『90’s ナインティーズ』(文藝春秋)刊行記念