今では誰でもカメラを持ち歩き、日々気になったものを気軽に撮ることができます。昔はブラックボックスとして機能していた、フィルムや現像やプリント作業も、ほとんどデジカメとパソコンに取って代わられました。技術的な神秘性はだいぶ薄くなりました。
写真家ってのはざっくり定義しますと、対象と深く向き合って撮影し、それを作品としていく人たちのことです。でも、それだけでいいんでしょうか?
これだけ誰でも写真が撮れるのに、わざわざ写真家と名乗るのには何か理由があるはずです。それじゃあ一度、写真家の存在意義について同世代でしっかり話し合ってみようというのがこのイベントの趣旨です。
ゲストは山内悠とクロダミサトです。富士山とヌードという明確な被写体をもつ二人と一緒に話すことで見えてくるものがあるはずです。ただキレイだから撮ってみた、というのとは全然違った答えが返ってくるはずです。
ぼく自身は、東日本大震災後に津波に流された写真を洗浄して持ち主に返していく活動を通じて変わっていった、写真に対する考え方も含めて話したいと思います。
写真家はもっと自分のやっていることに対して、ひねっていない素直な言葉で伝えていくべきなんだと、今のぼくは思っています。本当に意味があるならね。
高橋宗正
2013/08/11 Sun -
高橋宗正×山内悠×クロダミサト「写真家の存在意義2013」
- 04/01 Sat 黒川創×沼野恭子×沼野充義
「世界文学とロシア・ウクライナ」
『世界を文学でどう描けるか』(図書出版みぎわ)刊行記念 - 04/08 Sat 横山北斗×雨宮処凛
「学校で教えてほしかった社会保障――ピンチを切り抜けるノウハウを知ろう!」
『15歳からの社会保障』(日本評論社)
『学校では教えてくれない生活保護』(河出書房新社)W刊行記念 - 04/13 Thu 横道誠×廣岡孝弥
〜韓国ドラマファンクラブ活動〜
「自閉スペクトラム症の当事者と韓国文学翻訳者が語る『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』」 - 04/14 Fri 松澤茂信×村田あやこ×今井夕華×八馬智×上原将太
「いつものまちを“別視点”で見る方法」
『マニア流!まちを楽しむ「別視点」入門』(学芸出版社)刊行記念 - 04/15 Sat 鈴木みのり×竹中夏海×和田彩花
「歌って、踊って、演じて、表現するアイドルのための健康とジェンダー」
『エトセトラ VOL.8』(エトセトラブックス)刊行記念 - 04/17 Mon ひらりさ×藤谷千明
「それでもオタク女をやっていく……のか?」
『それでも女をやっていく』(ワニブックス)
『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』(幻冬舎)W刊行記念 - 04/18 Tue 小川公代×伊藤亜紗
「私たちの時代の感受性について考える」
『感受性とジェンダー』(水声社)
『ケアする惑星』(講談社)W刊行記念 - 04/19 Wed 三浦しをん×ジェーン・スー
「我々は『好き』に突き動かされ今日も生きる」
『好きになってしまいました。』(大和書房)
『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』(文藝春秋)刊行記念 - 04/21 Fri イナガキヤスト×塚崎秀雄
「写真で表現者になるには」
『ぼくたちの大切な時間』(KADOKAWA)
『名画から学ぶ 写真の見方・撮り方』(翔泳社)W刊行記念 - 04/22 Sat 村田哲郎×中村沙絵×南宗明
×上保利樹×萩野(文)賢一×大平正道
「今こそたぬきの話をしよう」
『たぬきの本』(共和国)刊行記念 - 04/23 Sun 柊サナカ×村上仁一
「本とカメラと写真と」
『天国からの宅配便 あの人からの贈り物』(双葉社)刊行記念 - 04/24 Mon 関口洋平×河野真太郎
「『イクメン』じゃダメなの? 新自由主義とケア」
『「イクメン」を疑え!』(集英社)刊行記念 - 04/27 Thu 関口竜平×内沼晋太郎
「独立書店を開業した私たちがみる「本屋の未来」〜本屋lighthouseという挑戦」
『ユートピアとしての本屋』(大月書店)刊行記念 - 05/10 Wed 緒方英樹×三上美絵
「ドボクって何だ? かわいい土木・ダイナミック土木偉人」
『大地を拓く』(理工図書)『かわいい土木 見つけ旅』(技術評論社)W刊行記念