出版社と本屋の間に入り、本の流通や支払いを代行する販売会社、通称「取次」。この取次を中心に、現在の出版流通は成り立っています。
出版、メディア論の専門家であり、『書棚と平台―出版流通というメディア』、『書物の環境論』などの著作がある柴野京子さんをお招きし、出版流通の核である取次の仕組みと歴史について語っていただきます。
お相手を勤めさせていただくのは、元取次社員。ファンから参加者になるための、「人」と「本屋」インタビュー誌『HAB』を3月に創刊した松井祐輔。
本はどうやって本屋まで届けられているのか。取次の仕組みを知る事で、本屋がもっと身近になるかもしれません。リトルプレスの仕入や販売、あるいは本屋開業に近づく事も!?
一日限りの特別講義。お楽しみください。
柴野京子(しばのきょうこ)
上智大学文学部新聞学科助教
1962年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版取次会社勤務ののち、東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学。社会情報学修士。東京大学大学院人文社会系研究科附属次世代人文学開発センター特任助教を経て2012年より現職。NPO法人本の学校理事、日本出版学会理事。
松井祐輔(まついゆうすけ)
1984年生まれ。出版取次会社勤務ののち、2013年7月に退職。2014年3月に「人」と「本屋」のインタビュー誌『HAB』を創刊。第1号のテーマは「新潟」。2014年4月、東京虎ノ門にあるコミュニティスペース「リトルトーキョー」内に、1坪本屋「小屋BOOKS」をオープン。
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2014/05/04 Sun -
柴野京子×松井祐輔「「本」が「本屋」に届くまで 〜取次の歴史と仕事を知る2時間」
- 04/01 Sat 黒川創×沼野恭子×沼野充義
「世界文学とロシア・ウクライナ」
『世界を文学でどう描けるか』(図書出版みぎわ)刊行記念 - 04/08 Sat 横山北斗×雨宮処凛
「学校で教えてほしかった社会保障――ピンチを切り抜けるノウハウを知ろう!」
『15歳からの社会保障』(日本評論社)
『学校では教えてくれない生活保護』(河出書房新社)W刊行記念 - 04/13 Thu 横道誠×廣岡孝弥
〜韓国ドラマファンクラブ活動〜
「自閉スペクトラム症の当事者と韓国文学翻訳者が語る『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』」 - 04/14 Fri 松澤茂信×村田あやこ×今井夕華×八馬智×上原将太
「いつものまちを“別視点”で見る方法」
『マニア流!まちを楽しむ「別視点」入門』(学芸出版社)刊行記念 - 04/15 Sat 鈴木みのり×竹中夏海×和田彩花
「歌って、踊って、演じて、表現するアイドルのための健康とジェンダー」
『エトセトラ VOL.8』(エトセトラブックス)刊行記念 - 04/17 Mon ひらりさ×藤谷千明
「それでもオタク女をやっていく……のか?」
『それでも女をやっていく』(ワニブックス)
『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』(幻冬舎)W刊行記念 - 04/18 Tue 小川公代×伊藤亜紗
「私たちの時代の感受性について考える」
『感受性とジェンダー』(水声社)
『ケアする惑星』(講談社)W刊行記念 - 04/19 Wed 三浦しをん×ジェーン・スー
「我々は『好き』に突き動かされ今日も生きる」
『好きになってしまいました。』(大和書房)
『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』(文藝春秋)刊行記念 - 04/21 Fri イナガキヤスト×塚崎秀雄
「写真で表現者になるには」
『ぼくたちの大切な時間』(KADOKAWA)
『名画から学ぶ 写真の見方・撮り方』(翔泳社)W刊行記念 - 04/22 Sat 村田哲郎×中村沙絵×南宗明
×上保利樹×萩野(文)賢一×大平正道
「今こそたぬきの話をしよう」
『たぬきの本』(共和国)刊行記念 - 04/23 Sun 柊サナカ×村上仁一
「本とカメラと写真と」
『天国からの宅配便 あの人からの贈り物』(双葉社)刊行記念 - 04/24 Mon 関口洋平×河野真太郎
「『イクメン』じゃダメなの? 新自由主義とケア」
『「イクメン」を疑え!』(集英社)刊行記念 - 04/27 Thu 関口竜平×内沼晋太郎
「独立書店を開業した私たちがみる「本屋の未来」〜本屋lighthouseという挑戦」
『ユートピアとしての本屋』(大月書店)刊行記念 - 05/10 Wed 緒方英樹×三上美絵
「ドボクって何だ? かわいい土木・ダイナミック土木偉人」
『大地を拓く』(理工図書)『かわいい土木 見つけ旅』(技術評論社)W刊行記念