大島成己「haptic green/緑の触覚」シリーズは、ひとつの風景を数百枚にわたって分割撮影し、それらを繋ぎ合わせて制作されています。「無数の視線が織り込まれたありふれた風景」の写真は、未知なる視覚体験へと鑑賞者を誘い、デシタル写真の新しい可能性を提起しています。
今回は、作家・大島成己本人と、これまで「美術手帖」「IMA」などで大島成己の作品紹介を執筆してきた写真評論家・ライターのタカザワケンジの初対談。写真、レイヤー、フォーカス、視線、自然、不自然、視覚認知、触覚、などなどをキーワードにトークを展開していきます。是非、ご期待ください!
大島成己(美術家)
1963年大阪生まれ。美術家。2001~03年にデュッセルドルフ芸術アカデミー、 トーマス・ルフ教室在籍。映像における色彩性と触覚性を巡る写真制作を展開。
ロッテルダム建築ビエンナーレ(2003年)、第9回ヴェネチアビエンナーレ国際建築展(2004年)、 『APPEARANCE:写真表現と現代空間の深層』(2007年/代官山ヒルサイド)、パリフォト「Statement Japon」(2008年)などに出展。
タカザワケンジ(写真評論家、ライター)
1968年群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。会社員を経て、97年からフリー。「アサヒカメラ」「写真画報」「芸術新潮」「IMA」などの雑誌に評論、インタビュー、ルポを寄稿。単行本では中島らも対談集『なれずもの』の写真撮影および編集協力。高梨豊著『ライカな眼』、富谷昌子写真集『津軽』の編集。『Study of PHOTO -名作が生まれるとき』(ビー・エヌ・エヌ新社)日本語版監修など。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。