文化批評とともにアイドル評論をリードし、アイドルのプロデュースまでおこなう濱野智史さん、
熱心なAKBファンとして有名な大学教員・本郷和人さんをお招きして、本書刊行記念のトークセッションをおこないます。
著者の香月孝史さんは東京大学大学院博士課程を単位取得退学し、博士論文を執筆しながらフリーで活躍しているライターで、
アイドルの現場に通い、アイドル批評を読み込んで本書をまとめました。
本セッションではまず、5月25日に起こった握手会での傷害事件、6月7日におこなわれる第6回AKB総選挙の結果などをふまえて、
AKBの「現場」と「制度」に関してお三方にお考えを語っていただきます。
そのうえで、現代のアイドル像、SNSや「現場」とアイドルのパーソナリティの関係性、ファンの役割、といった論点から、
ブームではなく文化になったアイドルの可能性と、アイドル文化を取り巻く諸問題を議論していただきます。
濱野さんと本郷さんのAKB総選挙評を、USTなどの動画ではなく「現場」で聞いていただく貴重な機会だとも思います。
ご関心がある方はぜひともご来場ください。
濱野智史
情報環境研究者&駆け出しアイドルプロデューサー。著書に『アーキテクチャの生態系』(NTT出版)、『前田敦子はキリストを超えた』(ちくま新書)など。
本郷和人
東京大学教員。専攻は日本中世史。著書に『戦いの日本史』(角川学芸出版)など多数。熱心なAKBファンとして知られる。
香月孝史
東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。フリーライター。
論文に「スターシステムと文化の「高級」性の根拠――歌舞伎の社会的地位を事例として」(「社会学評論」第61巻第4号)など。
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