飴屋法水さん作の戯曲「ブルーシート」が、2014年、第58回岸田國士戯曲賞を受賞しました。
この作品は、飴屋さんが福島県立いわき総合高校合宿所に住み込み、東日本大震災に見舞われた高校生一人一人と丁寧に向き合う中で生まれたもの。会話の断片やモノローグを重ねることで過去の記憶と現実の日々とを鮮やかに掬い取り、“震災後の日常”を描いた新たな表現として注目を集めました。
4月19日には、ドキュメンタリー児童劇「教室」を併録した『ブルーシート』が白水社から刊行されたことで、上演を見逃した方の元にも広く届けられています。
そこでB&Bでは、本書刊行を記念したイベントを開催。
お相手にお迎えするのは、作家の古川日出男さん。
古川さんは、2013年3月11日のできごとをきっかけに朗読劇『銀河鉄道の夜』の旅をスタートし、東北各地や西日本を巡り公演しているほか、小説『馬たちよ、それでも光は無垢で』『ドッグマザー』、戯曲『冬眠する熊に添い寝してごらん』などの作品を通して、震災以降、言葉を追求し続けています。
公の場でのお二人の対談は今回が初。
書店の一角を幕で仕切ることで作られるのは、「本」と「人」との親密な空間。
言葉を扱うお二人と、みなさんとで過ごす2時間を、どうぞお楽しみに。
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