「戦争の夢をみた。制服をカーキ色に髪は短く切られ私たちの多くは 南の国のジャングルへ」
(「いちご戦争」今日マチ子作)
戦争といって何を想像するかは、世代というか、想像力の在り方によってまったく違います。
自分の住む場所に爆撃機がやってくるとか、そういう戦争は、もうあり得ないわけで、みんな何をもって戦争と考えるのでしょうか。
『cocoon』や『アノネ』、最新作『いちご戦争』で「少女と戦争」を主題に叙情的に作品を描き続ける漫画家今日マチ子と、その著書『ラーメン と愛国』で食を通して戦争を捉えるライターの速水健朗とモデレーターとしてフジテレビの福原伸治の3人で「戦争」とその表現と想像力について語ります。
今日 マチ子
漫画家。東京都出身。
東京藝術大学美術学部卒。セツ・モードセミナー卒。
2006.2007.2010.2013年、「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門で審査委員会推薦作品に選出。
2014年「第18回手塚治虫文化賞新生賞」受賞。代表作に『cocoon』『アノネ、』(秋田書店)、『みかこさん』(講談 社)、『みつあみの 神様」(集英社)など。近著に『いちご戦争』(河出書房新社)。
@machikomemo
速水 健朗
ライター・編集者。石川県金沢市出身。 パソコン雑誌の編集を経て、2001年よりフリーランスとして、雑誌や書籍の企画、編集、執筆などを行う。主な分野は、メディア論、20世紀消費社会研 究、都市論、ポピュラー音楽など。新聞、雑誌での連載を始め、テレビやラジオのコメンテーターとしても活躍。著書に『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』(朝日新書)、『1995年』(ちくま新書)など多数。
@gotanda6
福原 伸治
株式会社フジテレビジョン報道局局次長。テレビプロデューサー・ディレクター、webマガジンの編集長も務める。主な制作番組に『アインシュタイ ン』『ウゴウゴルーガ』『新・週刊フジテレビ批評』など。前衛的な番組を多数演出する一方で、テレビとネット、新メディアを繋ぐキーマンとしても暗躍する。
@shinjifukuhara
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