『奇跡のリンゴ』木村秋則さんの一番弟子・佐伯康人さんと、『コトノネ』編集長の里見喜久夫さんの対談です。
『コトノネ』は、障害者の「経済的自立」をテーマに、2012年1月に創刊した季刊誌です。
「社会をたのしくする障害者メディア」を掲げ、働く障害者のこと、施設でつくられる良品、福祉の世界で活躍している人たちを紹介しています。
10号からシリーズでご紹介しているのが、「農福連携」(農業×福祉)。
農業は「百姓」という言葉があるように、たくさんの種類の仕事があり、それゆえ、さまざまな人が働きやすい「障害者と相性がいい」仕事なのです。担い手が少なくなっている日本の農業の救世主になるのでは…と期待されています。
愛媛・松山で、障害者といっしょに農業を営む佐伯康人さんは『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんに教えを受け、自然栽培に取り組む農福連携の第一人者。
農薬や肥料、除草剤を一切使わない佐伯さんの野菜づくりは、微生物の力を借り、田畑の土を「森の土のように」することで、野菜自身の力を引きだす栽培方法。従来の農法よりも、手間がかかりますが、それが反対に、障害者の仕事を生み出すことにつながっています。
当日は佐伯さんのつくる野菜を実際に召し上がっていただきます。
これまで食べたことのない、力強い野菜の味に驚くこと間違いなしです!
また、『コトノネ』10号で紹介した日本海倶楽部(石川県能登町)のクラフトビールもご提供いたします。
新鮮な野菜とクラフトビールを片手に、障害者のこと、自然栽培のことを知る2時間。
ぜひご参加ください!
【プロフィール】
・佐伯康人(さえき・やすと)
農業生産法人 ネイティブ・サン 代表、パーソナルアシスタント青空 代表、NPOユニバーサルクリエート 代表理事。
メジャーデビューまでした元ロックスター。脳性まひの三つ子を授かったことで障がい者と向き合うように。自社で障がい児童デイサービス事業等を立ち上げると共に、 農業法人やNPO法人も設立。 「奇跡のりんご」の木村秋則さんとの出会いより、無農薬無肥料農業での障がい者雇用の実現に邁進、 障がい者の自立支援を手掛けている。
・里見喜久夫(さとみ・きくお)
季刊誌 『コトノネ』発行人/編集長
2012年に、株式会社はたらくよろこびデザイン室を設立。障害者の経済的自立をテーマにした季刊誌『コトノネ』の発行に関わり、編集長を務める。2008年にドイツW杯を記念して、選手のいない写真集『‘06 GERMANY』を出版。絵本は『ボクは、なんにもならない』(2008年、美術出版社)、『ボクも、川になって』(2010年、ダイヤモンド社)、『もんばんアリと、月』(2012年、長崎出版)など。日本ペンクラブ会員。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2014/09/12 Fri -
佐伯康人×里見喜久夫「ごちそう野菜ができるまで 〜自然栽培と、障害者」『コトノネ』11号刊行記念
- 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/15 Tue 松尾潔×丸屋九兵衛
「90年代R&Bとは何だったのか? 」
『松尾潔のメロウなライナーノーツ』(リットーミュージック)刊行記念 - 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/19 Sat 滝口悠生×佐々木敦
「ことばの即興力
ーーいかに書き進めていくか?」
『「書くこと」の哲学 ことばの再履修』
(講談社)刊行&重版記念 - 07/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『怪談』を3ヶ月かけてじっくりと読む - 07/21 Mon 沢山遼×山本浩貴×岩渕貞哉
「岡﨑乾二郎、そしてモダニズムをいま、考える」
『美術手帖 2025年7月号 特集「岡﨑乾二郎」』(美術出版社)刊行記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 07/31 Thu 奥田知志×永井玲衣
「わたしたちの社会はさみしいのか?」
『わたしがいる あなたがいる なんとかなる 「希望のまち」のつくりかた』(西日本新聞社)刊行記念 - 08/03 Sun 今野晴貴×内田良 「残業代、請求できます!部活、なくなります!激変する学校教育の今」『教育現場における「定額働かせ放題」の終焉』(堀之内出版)刊行記念
- 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/06 Wed 金子玲介×長井短
「同時代を生きる、書き手たち」
『流星と吐き気』(講談社)刊行記念 - 08/07 Thu 旦木瑞穂×古田雄介
「親の介護 する? しない?」
『しなくていい介護』(朝日新聞出版)刊行記念 - 08/09 Sat 桜林直子×植本一子
「少しだけ、違う視点を手に入れる」
『つまり“生きづらい”ってなんなのさ?』(光文社)
『ここは安心安全な場所』W刊行記念 - 08/10 Sun 高田漣×いとうせいこう
「サンプリングする小説、オルタナティブな文学」
『街の彼方の空遠く』(河出書房新社)刊行記念 - 08/11 Mon 豊﨑由美×宇野和美
第94回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/30 Sat コナリミサト×武田真治
「スナックバブル in B&B」
『凪のお暇』(秋田書店)完結・12巻刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念