アメリカ・ボストン及びドイツ・デュッセルドルフで写真表現を学んだ、京都在住のアーティスト鈴木崇さん初の写真集「kontrapunkt」が、ドイツ・フランクフルトのTRADEMARK PUBLISHING社から刊行されました。
「kontrapunkt」とは、音楽や映画の分野に用いられる「対位法」を意味する言葉。写真集ではその言葉通り、別の目的で撮影された2つの異なるイメージが絡み合いながら展開されています。
一つのイメージは、日用品であるスポンジを構築的に配して、見るという行為に対する問いを提起する作品《BAU》、もう一つのイメージは、自身がこれまで撮りためてきた写真の中から、作品《BAU》で試みていた別のコンセプトである「フォルムの探求」と共鳴するかのようなスナップショットを引用したものです。
今回のトークイベントは、写真雑誌IMAのエディトリアルディレクター・太田睦子さんによるインタビュー形式によって「写真を見る行為とはどういうことなのか」を探究している鈴木崇に、オーディエンス代表として太田さんが率直な疑問を投げかけながら、その制作の根源に迫ります。
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