スペシャルゲストとして青葉市子さんの出演が決まりました!
昨年秋に刊行されたよしもとばななさんの小説『鳥たち』は、アメリカのアリゾナで共同生活を送っていた家族を失い、天涯孤独で身を寄せ合う、大学生「まこ」と、パン職人の「嵯峨」の物語。
作中には、メキシコ・インディオ古謡『チョンタルの詩』からの引用が印象的に登場し、著者の「本」への尊敬も込められた物語になっています。「すばる」初出時にこの作品を読んだという詩人の管啓次郎さんは、自然とのつながりを力強く表現する詩だけでなく、旅についての散文も精力的に発表されており、アリゾナの地についての文章が収録されている『狼が連れだって走る月』(河出文庫)には、ばななさんが序文を寄せています。
このたび、『鳥たち』の刊行を記念して、お二人の対談が実現しました。本について、文学について、旅について。自由にお話いただく2時間です。
『鳥たち』特設サイト
http://renzaburo.jp/toritachi/
よしもとばなな
1964年生まれ。作家。87年、「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。88年、「ムーンライト・シャドウ」で第16回泉鏡花文学賞、89年、『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。他の著書に『アムリタ』『デッドエンドの思い出』『不倫と南米』『スナックちどり』『さきちゃんたちの夜』『花のベッドでひるねして』『サーカスナイト』など。共著に『小さないじわるを消すだけで』など。
諸作品は海外30数カ国で翻訳出版され、国内外問わず多くのファンに支持されている。
管啓次郎
1958年生まれ。詩人、比較文学者。明治大学理工学部教授(コンテンツ批評、映像文化論)。アメリカ先住民思想を論じた著書として『野生哲学』(小池桂一の書き下ろし漫画を収録)がある。その他の主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』『ホノルル、ブラジル』『斜線の旅』『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』、最新刊に『ハワイ、蘭嶼』などがある。詩集『Agend’Ars』四部作は『時制論』をもって完結。英仏西語からの翻訳多数。ASLE-japan文学・環境学会代表。
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2015/02/11 Wed -
よしもとばなな×管啓次郎 「鳥のささやき、本のはばたき」『鳥たち』(集英社)刊行記念
- 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/19 Sat 滝口悠生×佐々木敦
「ことばの即興力
ーーいかに書き進めていくか?」
『「書くこと」の哲学 ことばの再履修』
(講談社)刊行&重版記念 - 07/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『怪談』を3ヶ月かけてじっくりと読む - 07/21 Mon 沢山遼×山本浩貴×岩渕貞哉
「岡﨑乾二郎、そしてモダニズムをいま、考える」
『美術手帖 2025年7月号 特集「岡﨑乾二郎」』(美術出版社)刊行記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 07/31 Thu 奥田知志×永井玲衣
「わたしたちの社会はさみしいのか?」
『わたしがいる あなたがいる なんとかなる 「希望のまち」のつくりかた』(西日本新聞社)刊行記念 - 08/03 Sun 今野晴貴×内田良 「残業代、請求できます!部活、なくなります!激変する学校教育の今」『教育現場における「定額働かせ放題」の終焉』(堀之内出版)刊行記念
- 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/06 Wed 金子玲介×長井短
「同時代を生きる、書き手たち」
『流星と吐き気』(講談社)刊行記念 - 08/07 Thu 旦木瑞穂×古田雄介
「親の介護 する? しない?」
『しなくていい介護』(朝日新聞出版)刊行記念 - 08/09 Sat 桜林直子×植本一子
「少しだけ、違う視点を手に入れる」
『つまり“生きづらい”ってなんなのさ?』(光文社)
『ここは安心安全な場所』W刊行記念 - 08/10 Sun 高田漣×いとうせいこう
「サンプリングする小説、オルタナティブな文学」
『街の彼方の空遠く』(河出書房新社)刊行記念 - 08/11 Mon 豊﨑由美×宇野和美
第94回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/18 Mon 青山美智子×新井見枝香
「スイート&ビター。だから人生は美味」
『チョコレート・ピース』(マガジンハウス)刊行記念 - 08/28 Thu フウ×稲垣えみ子
「とりあえず行って住んでみた 〜ヨルダンとフランスで生活体験」
『ヨルダンの本屋に住んでみた』(産業編集センター)刊行記念 - 08/30 Sat コナリミサト×武田真治
「スナックバブル in B&B」
『凪のお暇』(秋田書店)完結・12巻刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念