『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)、『装飾する魂』(平凡社)等の著者で、多摩美術大学・芸術人類学研究所長、ケルト芸術文化研究家の鶴岡真弓さんが、この度アイルランドの至宝『ケルズの書』の決定版/訳書(B・ミーハン・岩波書店刊)を出版されました。
『ケルズの書』刊行を記念し、作家・編集者で日本の宗教美術に詳しい畑中章宏さんをお迎えして、スコットランド・アイルランド・ウェールズを中心とするケルト文化圏と、私たちが住む日本列島の信仰、装飾文化について、当店にてお話していただきます。
ケルト美術の最高傑作、世界で最も美しい本といわれる彩飾福音書写本『ケルズの書』には、組紐文、渦巻文、鳥・動物・植物文、幾何学文が複雑にからみ合いケルト文化・アート・デザインならではの豊饒な装飾世界を形づくっています。
かつては中央・東ヨーロッパまでを覆ったケルト人の宗教観、世界観はどのようなものであったのか。
またそれは近現代にどのように受けつがれてきたのか。
さらにケルトの人々の装飾的思考は、一万キロを越えて、
極東の島国日本にいかに共振しているか――。
「ユーロ=アジア世界」の極西から極東へ。
神々と文様の世界へと皆さまを誘います。
【プロフィール】
鶴岡真弓(つるおか・まゆみ)
多摩美術大学・教授/芸術人類学研究所・所長。
西はアイルランド、スコットランドから、東はウクライナやシベリアまで「ケルト文明」および「ユーロ=アジア世界」を貫く伝統・民族の「生命の装飾・デザイン」交流史を調査・研究。主著に『ケルト/装飾的思考』(ちくま学芸文庫)、『ケルトの歴史』(共著・河出書房新社)、『装飾する魂』(平凡社)、『阿修羅のジュエリー』(イースト・プレス)、『ヨーロッパの装飾文様』(東京美術)など多数。
畑中章宏(はたなか・あきひろ)
作家・編集者。
多摩美術大学芸術人類学研究所特別研究員、日本大学芸術学部写真学科講師。著書に『日本の神様』(イーストプレス)『柳田国男と今和次郎』(平凡社新書)『災害と妖怪』(亜紀書房)『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』(晶文社)『先祖と日本人』(日本評論社)ほかがある。
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2015/02/28 Sat -
鶴岡真弓×畑中章宏「ケルトと日本 その装飾的思考と神々」『ケルズの書』(決定版)刊行記念
- 10/24 Thu 西尾美也×青田麻未
「日常から哲学すること、つくりだすこと」
『装いは内破する』(左右社)
『「ふつうの暮らし」を美学する』(光文社)刊行記念 - 10/28 Mon 小峰ひずみ×雨宮処凛
「今の日本社会を敢えて“悪口”で語ろう」
『悪口論』(百万年書房)
『難民・移民のわたしたち』(河出書房新社)W刊行記念 - 10/30 Wed 阿部幸大×柴田元幸
「柴田ゼミから学術論文へ──読む、訳す、論じる」
『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』(光文社)『英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方』(研究社)W刊行記念 - 10/31 Thu 【ぼる塾】酒寄希望×田辺智加
「『田辺の和室』出張トーク」
『酒寄さんのぼる塾晴天!』(発行:ヨシモトブックス/発売:ワニブックス)刊行記念 - 11/01 Fri 井手康喬×松永光弘
「伝え方の考え方」
『伝え方図鑑』(SBクリエイティブ)刊行記念 - 11/03 Sun 川上康則×鴻上尚史
「正解のない問いを考える時代をどう生きるか」
『教師の流儀』(エンパワメント研究所)刊行記念 - 11/07 Thu 大平一枝×原田ひ香
「愛する定食屋を“書く”という仕事」
『そこに定食屋があるかぎり』(扶桑社)
『あさ酒』(祥伝社)W刊行記念 - 11/08 Fri さいきまこ×石田月美
「性被害から子どもを守るには」
『言えないことをしたのは誰?』(現代書館) - 11/09 Sat 永冨真梨×大和田俊之×高田漣
「あなたの知らないカントリー音楽の世界」
『カントリー・ミュージックの地殻変動──多様な物語り』(河出書房新社)刊行記念 - 11/10 Sun 田房永子×西井開「わたしとぼくの凶暴性と粘着性」 『女40代はおそろしい 夫より稼いでたら、家に居場所がなくなりました』(幻冬舎)刊行記念
- 11/13 Wed キニマンス塚本ニキ×ラブリーサマーちゃん
「世界をちょっとよくする? <ニキ・サマ>トークセッション」
『世界をちょっとよくするために知っておきたい英語100』(学研)刊行記念 - 11/14 Thu AK壱乃×坂田ミギー
「大人になって、ますます楽しい!オタ活の楽しみを語る会」
『交換日記がおわっても』(KADOKAWA)刊行記念 - 11/15 Fri ジェーン・スー×桜林直子
『過去の握力 未来の浮力』出版記念
「となりの雑談」トークイベント - 11/16 Sat 永井玲衣×惠愛由×井上花月
「記憶と記録がもたらすケア」by Candlelight - 11/18 Mon 青木彬× 白石正明
「無くなった右足から考えたケアとアートのこと」
『幻肢痛日記』(河出書房新社)刊行記念 - 11/19 Tue 仙波希望×卯城竜太×松田修
「広島、都市とアート、もしくは平和とスラムを問う」
『ありふれた〈平和都市〉の解体——広島をめぐる空間論的探求』(以文社)刊行記念 - 11/21 Thu 吉川公ニ×森真紀×住谷知厚
「伝える広報から伝わる広報へ 広報の心とは何か。」
『広報の心』(理工図書)刊行記念 - 11/22 Fri チョ・イェウン×三宅香帆
「新感覚ホラー小説を通じて見る、日韓の文学現在地」
『カクテル、ラブ、ゾンビ』(かんき出版)刊行記念 - 11/23 Sat 一穂ミチ×高瀬隼子
「これからの恋愛のかたち」
『恋とか愛とかやさしさなら』(小学館)
『新しい恋愛』(講談社)W刊行記念 - 12/05 Thu 和嶋慎治×志村つくね「僕の作詞作法——バンド生活三十五年によせて」『無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集』(百年舎)刊行記念
- 12/14 Sat きださおり×梨×松澤茂信×小野寺正人 「What shall we do here? この場所で何するナイト」