コピーライターの渡辺潤平さんが、
今年、はじめての著書『広告コピーの筋力トレーニング』を上梓しました。
自身のこれまでの経験をふまえ、
「よいコピーを書けるようになるための道のりに、近道はない。
日々の仕事を通して確実に成長し、
自分にしか書けないコピーを生み出すための筋力“コピ筋”を鍛えよう!」
と、コピーライターの成長について考えた一冊です。
この「自分にしか書けないコピー」について深く掘り下げた章、
「コピーの人格を育てよう。」で、
渡辺さんは、もっとも尊敬するコピーライター秋山晶さんについて
「畏れ多くも秋山さんのコピーの真髄は、そこに秋山さんが『いる』点にあるのではないか、
僕は勝手にそう解釈しています。」
と語っています。
「秋山さんだから描ける言葉の世界。僕だから描ける言葉の世界。あなただから描ける言葉の世界。その『人格』を掴むことこそ、コピーライターの絶対条件であるし、自らの『人格』を掴めればこそ、コピーを書くという行為において、さらにもう一段高いところにある地平線を見つめることができるんじゃないか————」
本イベントでは、秋山晶さんをゲストにお迎えし、
「コピーにおける『人格』」をひとつの手がかりに、「いま、コピーがおかれている状況」など、コピーについて、2時間たっぷりお話を伺っていきます。
秋山晶(あきやま・しょう)
コピーライター。ライトパブリシテイ代表取締役 CEO。1936年東京生まれ。立教大学経済学部卒業。講談社宣伝部を経て、64年にライトパブリシテイ入社。キユーピー、キヤノン、パイオニア、JR東日本、キリンラガービールなど数々の広告を手掛ける。東京ADC賞グランプリ、TCC最高賞、ACC賞グランプリ、日本宣伝賞など多数受賞。
渡辺潤平(わたなべ・じゅんぺい)
コピーライター。1977年千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、2000年博報堂入社。2006年、groundへ参加の後、2007年に渡辺潤平社設立。主な仕事に千葉ロッテマリーンズ「挑発ポスター」シリーズ、日経電子版「田中電子版」、進研ゼミ、ユニクロ、三菱地所グループなど。カンヌ国際広告祭メディア部門ブロンズ、TCC新人賞、日経広告賞部門最優秀賞、読売広告大賞部門最優秀賞など受賞。
http://www.watanabejunpei.jp
聞き手:松永光弘(まつなが・みつひろ)
ブックプランナー、編集者。『しかけ人たちの企画術』(小山薫堂ほか)、『広告コピーってこう書くんだ!読本』(谷山雅計)、『ひとつ上のプレゼン。』(眞木準)、『広告も変わったねぇ。』(天野祐吉)など、広告やクリエイティブジャンルを中心に多数の書籍を企画・編集。小山薫堂氏が学長の「東京企画構想学舎」の立ち上げや、横尾忠則氏や養老孟司氏、富野由悠季氏ら13人を招いた「じぶん学」の企画プロデュースなど、多領域で活動。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2015/05/26 Tue -
秋山晶×渡辺潤平「ふたりの“コピーは僕だ。”」 『広告コピーの筋力トレーニング』(グラフィック社)刊行記念
- 10/03 Tue 橋口幸生×田中泰延
「健康に良い言葉、悪い言葉とは?」
『言葉ダイエット』(宣伝会議)5刷記念 - 10/05 Thu 信田さよ子×武田砂鉄
「なかったことにするもんか会議」
『家族と厄災』(生きのびるブックス)
『なんかいやな感じ』(講談社)W刊行記念 - 10/06 Fri うえはらけいた×藤井亮
「“ゾワワ”の神様の正体を藤井さんと考える」
『ゾワワの神様』(祥伝社)刊行記念 - 10/07 Sat 今野晴貴×奥貫妃文×竹信三恵子
「コロナ禍は誰を直撃したのか?
──女性・ケアワーカー・非正規労働者」
『生きのびるための社会保障入門』(堀之内出版)
『女性不況サバイバル』(岩波書店)W刊行記念 - 10/08 Sun 大塚篤司×幡野広志
「医師と患者の新しい関係」
『皮膚科医の病気をめぐる冒険』(新興医学出版社)刊行記念 - 10/09 Mon 川上康則×風間暁
「「生きたい、行きたい」と思える学校にするために」
『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』
(東洋館出版社)刊行記念イベント - 10/11 Wed 柴崎祐二×伏見瞬×パンス
「新しいムーブメントは、リバイバルとともに生まれる」
『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(イースト・プレス)刊行記念 - 10/12 Thu 川野芽生×高田怜央
「文学はつねにすでに翻訳である」
『奇病庭園』(文藝春秋)
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)W刊行記念 - 10/13 Fri 村井理子×酒井順子
「母には振り回されてきたけれど~娘から見た昭和を生きた母親たち」
『実母と義母』(集英社)刊行記念 - 10/14 Sat 岡本仁×オオヤミノル×堀部篤史
「コーヒーブレイクのディスクール」
『ぼくのコーヒー地図』(平凡社)刊行記念 - 10/14 Sat 御代田太一×村上靖彦
「救護施設からのぞく社会」
『よるべない100人のそばに居る。』(河出書房新社)刊行記念 - 10/15 Sun 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩×原カントくん
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
『消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(集英社インターナショナル)
刊行記念 - 10/17 Tue 村上由鶴×長島有里枝
「日常の違和感から始まる」
『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社)刊行記念 - 10/18 Wed 鈴木俊貴×水野太貴
「動物言語学とは何か?」
『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)刊行記念 - 10/20 Fri 高木瑞穂×大泉りか
「異なる視点であぶりだす、“立ちんぼ”と“ホス狂い”の深い闇」
『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)刊行記念 - 10/21 Sat 横道誠×頭木弘樹
「マコトクアドラプルの2DAYS〜旅・民話・地域編〜」
『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)
『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)刊行記念 - 10/22 Sun 横道誠×小川公代
「マコトクアドラプルの2DAYS〜当事者・ケア・世界文学編〜」
『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)
『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)
『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/26 Thu 渡名喜庸哲×西谷修
「フーコー、ドゥルーズ、デリダ以後を読む——変容する『いま』を哲学するということ」
『現代フランス哲学』(筑摩書房)刊行記念 - 10/28 Sat 和田靜香×小泉今日子
「これから、ひとりでどう暮らそう?」
『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』(左右社)刊行記念 - 10/31 Tue スケザネ×山下紘加
「本の扉をあけて 山下紘加と語る読書の喜び」
『煩悩』(河出書房新社)刊行記念 - 11/01 Wed 羽生有希×中村香住×深海菊絵×松浦優
「フツーの恋愛、性愛ってなに?」
『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念 - 11/02 Thu 藤井翔太×宮崎智之×吉川浩満
「なぜあなたはすでに哲学者なのか」
『アメリカ哲学入門』(勁草書房)刊行記念 - 11/19 Sun 伊藤桃×がみ
「てっけん!第4回」 - 11/29 Wed 加藤優一×御手洗龍×山道拓人×飯石藍
「銭湯と建築がひらく、都市の公共性」
『銭湯から広げるまちづくり
小杉湯に学ぶ場と人のつなぎ方』(学芸出版社)刊行記念