憂鬱症のペンギンと暮らす売れない短篇小説家に次々起こる不可解な出来事……。
長編小説『ペンギンの憂鬱』の著者でウクライナの作家アンドレイ・クルコフが来日します。
キエフのマイダン広場の近くに住む著者が記した、「マイダン革命」勃発後半年間の記録と考察である新刊『ウクライナ日記――国民的作家が綴った祖国激動の155日』と、小説の世界をめぐって、クルコフ氏とロシア文学者亀山郁夫氏が熱いトークをくりひろげます。
ビール片手にお楽しみください!
アンドレイ・クルコフ(Андрей Курков)
ウクライナの首都キエフ在住のロシア語作家。1961年ロシアのレニングラード(現サンクト・ペテルブルグ)に生まれ、3歳のときに家族でキエフに移る。キエフ外国語教育大学卒業。オデッサでの兵役、新聞や出版社の編集者を務めるかたわら、小説やシナリオを執筆。1996年に発表した『ペンギンの憂鬱』が国際的なベストセラーとなり、クルコフの名を一躍有名にした(邦訳は沼野恭子訳、新潮クレスト・ブックス、2004年)。これまでに13冊の小説と5冊の児童小説を出版。著作は25ヶ国語に翻訳されている。日本では『大統領の最後の恋』(前田和泉訳、新潮クレスト・ブックス、2006年)も紹介されている。現在ウクライナペンクラブ副会長を務める。2014年フランスのレジオンドヌール勲章を受章。
亀山郁夫(かめやま・いくお)
1949(昭和24)年栃木県生れ。名古屋外国語大学長。東京外国語大学ロシア語学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。2002(平成14)年『磔のロシア』で大佛次郎賞、2007年新訳『カラマーゾフの兄弟』で毎日出版文化賞特別賞、2013年『謎とき『悪霊』』で読売文学賞研究・翻訳賞受賞。そのほか、著書に『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』、『ドストエフスキー『悪霊』の衝撃』、『甦るフレーブニコフ』、『ドストエフスキー 共苦する力』など、訳書に『罪と罰』、『悪霊』、『地下室の記録』などがある。
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2015/08/08 Sat -
アンドレイ・クルコフ×亀山郁夫
「マイダン革命、ウクライナ危機とロシア文学
――新刊『ウクライナ日記』(集英社)と、ロングセラー『ペンギンの憂鬱』(新潮クレスト・ブックス)をめぐって」
開催日時 12:00~14:00 (11:30開場)
開催場所 本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 1500yen + 1 drink order
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
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- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
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「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
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「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
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3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
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“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
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「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念