才能勝負でしょ? 「その人だから」でしょ?
と思われることも少なくない広告クリエイティブの仕事。
でも、そのいっぽうで、広告界には専門のスクールが充実していて、そこから優秀なクリエイターが生まれ出てもいます。
いったい、「クリエイティブ」はどこまで教えることができるのでしょうか。
もっといえば、「教えられないもの」はなんなのでしょうか。
そして、なにをどう学べば、いい仕事ができるようになるのでしょうか。
このトークショウでは、そんな「クリエイターの学び・教育」をテーマに、「北陸新幹線開業キャンペーン」や「サントリーボス」「バザールでござーる」などのヒット広告で知られるホッチキスの水口克夫さんと、「マルちゃん正麺」や「ガス・パッ・チョ!」などの広告で知られるコピーライターの谷山雅計さんに語ってもらいます。
新しいアートディレクションの教科書『アートディレクションの「型」。──デザインを伝わるものにする30のルール』(水口さん)、コピーライティングの教本『広告コピーってこう書くんだ!相談室(袋とじつき)』(谷山さん)をそれぞれ上梓されているだけでなく、大学や専門講座、後輩、事務所のスタッフなど、これまでたくさんの若者たちを指導してきたお二人ならではの本音トーク。どうぞお楽しみに。
【プロフィール】
水口克夫(みずぐちかつお)
ホッチキス代表取締役社長、アートディレクター
1964年、金沢市生まれ。金沢美術工芸大学卒。電通入社後、アートディレクターとしてさまざまな分野のプロジェクトにたずさわったのち、2003年にシンガタ設立に参加。2012年には独立してホッチキスを設立。NEC「バザールでござーる」シリーズやJR東日本「北陸新幹線開業キャンペーン」、サントリー「ボス」「響」、全日空、明光義塾など数多くのヒット広告の制作やブランディングを手がけている。著書に『アートディレクションの「型」。──デザインを伝わるものにする30のルール』『バザールでござーるの小冒険』(佐藤雅彦、内野真澄と共著)、『ぞうぼうし パオ』(小西利行と共著)がある。
谷山雅計(たにやままさかず)
コピーライター、クリエイティブディレクター
1961年、大阪府生まれ。東京大学教養学部教養学科アメリカ科卒。84年に博報堂に入社。その後、97年に谷山広告を設立。現在まで、一貫して広告コピーを書きつづけている。おもな仕事に、東洋水産「マルちゃん正麺」、東京ガス「ガス・パッ・チョ!」、資生堂/TSUBAKI「日本の女性は、美しい。」「UNO FOGBAR」、新潮文庫「Yonda?」、日本テレビ「日テレ営業中」、日産自動車「セレナ」など。TCC賞、朝日広告賞、毎日広告賞、新聞協会広告賞など受賞多数。著書に『広告コピーってこう書くんだ!読本』『広告コピーってこう書くんだ!相談室(袋とじつき)』がある。
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