
『フランケンシュタイン』は、近代の科学的唯物論に対抗するヘルメス〈知〉の復権であり、精神的魔術の文学である――
マッド・サイエンティストといわれてきたフランケンシュタイン博士とは、じつは錬金術を愛する、アグリッパ的自然魔術の継承者であった。彼の錬金術・魔術はヘルメス思想の伝統に深く根ざしている。
『フランケンシュタイン』と錬金術・魔術、ヘルメス思想との深いつながりを、膨大な資料と論証を用いて初めて解明した本『「フランケンシュタイン」とヘルメス思想——自然魔術・崇高・ゴシック』が刊行されました。本書は、日本では未紹介のアグリッパ『隠秘哲学について』から薔薇十字主義にいたるまで、『フランケンシュタイン』にまつわるさまざまな魔術的な表象・思潮を丹念に拾いあげながら、フランケンシュタイン博士の人体創造の全貌を明らかにしています。
さらに本書は、欧米の現代エソテリシズム研究を日本で初めて概観・紹介しており、エソテリシズムと文学の関係についても知ることができます。
・錬金術・魔術、神秘主義の視点から『フランケンシュタイン』やロマン主義を見ると何がわかるのか?
・エソテリシズム、ヘルメス思想はどう繋がるのか?
・現代のエソテリシズムの研究はどんな状況なのか?
このようなファウスト的学知をめぐる問題にお答えするため、著者の田中千惠子さん、その恩師である学魔 高山宏さんをお迎えして、縦横自在に『フランケンシュタイン』や文学をエソテリックに語りあっていただきます。同時に、現代欧米で盛んに行なわれているエソテリシズム研究の刺激的な現場についても紹介していただきます。
田中千惠子(たなか・ちえこ)
首都大学東京大学院博士後期課程修了。非常勤講師等を経て、ロマン主義文学・現代文学とエソテリシズム思想との関係を研究。主要論文に、‘‘Frankenstein and Hermetism’’、「メアリ・シェリー、孤独な魂の飛翔——The Fields of Fancy におけるプラトン主義的探求」などがある。
高山宏(たかやま・ひろし)
英文学者・批評家・翻訳家。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京都立大学教授、首都大学東京都市教養学部教授、明治大学国際日本学部教授を経て、大妻女子大学比較文化学部教授。マニエリスムから精神史に至るまで、文学・芸術・思想・表象をめぐる分野横断的研究は他の追随を許さない。著書に『アリス狩り』『世紀末異貌』『超人高山宏のつくりかた』『近代文化史入門』、訳書に、バーバラ・M・スタフォード『ヴィジュアル・アナロジー』、エリザベス・シューエル『ノンセンスの領域』、ウィリアム・ウィルフォード『道化と笏杖』など。
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2016/03/26 Sat -
田中千惠子×高山宏
「はじめて語られる異貌のフランケンシュタイン像」
『「フランケンシュタイン」とヘルメス思想――自然魔術・崇高・ゴシック』
(水声社)刊行記念
- 10/01 Thu 島村恭則×藤井修平
「恐怖が生まれるとき」
『恐怖の民俗学』(SBクリエィティブ)刊行記念 - 10/02 Fri 安堂ホセ『獣走』刊行記念
「フィールド、ボディ、さらに内側で発熱するもの」
対談ゲスト:みたらし加奈 - 10/03 Sat ダヨオ
「ダヨオ先生が語る!『せんせいの金曜日』放課後トーク」 - 10/04 Sun 岸本佐知子×惠愛由
「この奇妙なかがやきと」
『はいつくばって』(新潮社)刊行記念 - 10/07 Wed 丸山泰弘×ダースレイダー
「犯罪学者とラッパーが考える、「その人らしく生きる」こと」
『丸ちゃん教授のツミナハナシ』(現代人文社)
『セルフ透析はじめました』(KADOKAWA)W刊行記念 - 10/11 Sun 織田桂×田中和雄
「茨木のり子さんを想う夜 〜
飾らない生活、心に詩をたずさえて」
『茨木のり子全日記I』
『詩が教えてくれたこと』W刊行記念 - 10/12 Mon 蝉谷めぐ実×渡辺祐真
「歴史を描く技術 小説の場合、評論の場合〜」
『見えるか保己一』(KADOKAWA)
『空海読んだら、人生変わった』(大和書房)刊行記念 - 10/16 Fri 柴田愛子×藤沢あかり
「自分の中の『変』を見過ごさないこと」
『愛子さんのなんか変だな?』(暮しの手帖社) - 10/17 Sat 立原透耶×ファン・モガ
「猫が導くSFの愛と連帯」
『日中韓SFアンソロジー[1] 猫SF』(皓星社)
刊行記念キックオフトーク! - 10/18 Sun 平井靖史×古田徹也
「未完了の時間を生きるために」
『はじめてのベルクソン 時間をひらく哲学』(講談社)刊行記念 - 10/20 Tue モモコグミカンパニー×坂田光×めぞん吉野おいなり君×ラニーノーズ洲崎×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第32回公開収録 - 10/21 Wed 阿部幸大×大島育宙
「感想を“分析”し、分析を“言葉”にする——人文学とエンタメ批評の交差点」
『まったく新しいテクスト分析の教科書』(光文社)『なぜあなたの感想はふつうなのか』(大和書房)W刊行記念 - 10/22 Thu 河合太郎×林雄司
「ヤバい住所はなぜ生まれるのか?」
『ヤバい日本の住所』(幻冬舎)刊行記念 - 10/24 Sat 児玉雨子×モモコグミカンパニー モモコグミカンパニー 連続トークイベント 「肩書きのない話 全3回」
- 10/25 Sun 三木那由他×温又柔
「ことばにならない経験をどう語るか」
『私を語るための言葉』(講談社)刊行記念 - 10/26 Mon 横道誠×だいまりこ×白石正明
「生きづらさを笑いながらときほぐす!」
『自分の弱さを研究してみた。』(教育評論社)
『自助グループの哲学対話』(実生社)W刊行記念 - 10/28 Wed アミタヴ・ゴーシュ×結城正美
「文学は気候変動を描くことができるか」
アミタヴ・ゴーシュ氏来日&『銃ノ島』(KADOKAWA)刊行記念 - 10/29 Thu 鈴木幸子×蜷川有紀
「特別対談:芸術の都の表と裏〜ウィーン世紀末アートとサロン文化を語る」 - 10/30 Fri 磯野真穂×加藤喜之
「宗教という象徴」
『社会が壊れるその前に―メアリ・ダグラスの人類学―』(新潮社)刊行記念 - 10/31 Sat ピストジャム×モモコグミカンパニー モモコグミカンパニー 連続トークイベント 「肩書きのない話 全3回」
- 11/02 Mon 宮田珠己×大平一枝
「“くよくよ派”と“まだまだ派”が語る、加齢と体の関係」
『衰えません、死ぬまでは。』(幻冬舎)刊行記念 - 11/06 Fri 【延期開催】藁谷周太郎×横山陸渡×トミヤマユキコ
「漫画の作者・編集者・研究者から読む“よすみ”
〜Podcast番組『よすみの様子見』特別出張版〜」
『別冊よすみ 第二集』『ジャングルジムの眺め』(SORAJIMA)W刊行記念 - 11/07 Sat 伊藤亜和×モモコグミカンパニー モモコグミカンパニー 連続トークイベント 「肩書きのない話 全3回」
- 11/16 Mon ふくだぺろ×藤井光
「暴力を映すことは可能か」
『平等主義暴力―ポスト狩猟採集民トゥワとのマルチモーダル人類学』(春風社)刊行記念