※当初ご出演予定だった石内都さんが、体調不良により当日のご出演がなくなりました。イベントは、梯さんお一人でのトークと、質疑応答となります。恐れ入りますが、ご了承ください。
梯久美子さんによる『狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ』が新潮社より好評発売中です。
本書は、戦後文学史に残る伝説的夫婦・島尾敏雄・ミホの真実に、未発表原稿や日記、手紙などの膨大な新資料によって迫り、不朽の名作『死の棘』に隠された事実を掘り起こし、妻・ミホの生涯を辿った、渾身の決定的評伝。
今回B&Bでは、『狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ』刊行を記念してイベントを開催します。
お相手にお迎えするのは、写真家の石内都さん。
石内さんが、メキシコの画家フリーダ・カーロの遺品を撮影した写真集が、2016年、日本でも出版されました。
遺されたモノや言葉によってその人の人生をたどり、作品化したという共通点が、石内さんと梯さんお二人の仕事にはあります。
そして、ミホさんとフリーダには、夫が著名な芸術家であり、その夫との愛に傷つきながらみずからの表現を模索したという共通点があります。
もともと、梯さんと石内さんの出会いは、広島で被爆した女性たちの遺品を石内さんが撮影した「ひろしま」のシリーズだったとのこと。
2010年1月、梯さんは広島の原爆資料館での石内さんの遺品撮影に立ち会ったそうですが、それは彼女自身の、作家としての生き方に大きな影響を与えた出来事だったと梯さんは語ります。
今回は、女性が女性を描くことについてや、遺されたモノや言葉によって時間を超えて死者と出会うことの意味などについて、語り合っていただきます。
どうぞお楽しみに!
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