窓のまわりには、光や風などの自然のふるまい、そこに寄り添う人間のふるまいが集中します。
『WindowScape 3』は日本の手仕事の現場における、もの、人、自然、街を相互に連関させる、「働く窓」について調査した、窓研究の「WindowScape」シリーズの第三弾です。
今回、本書の刊行を記念して、「窓とものづくり」の関係から日本の文化や風土を見つめ直してみるというイベントを開催します。
伝統的な日本建築において、窓はどのように機能してきたのでしょうか?
その中で人々の日々の暮らしや、仕事観はどう変化してきたのでしょうか?
とくに、伝統産業や、食品加工、商いの場において、窓がはたしてきた役割=「窓の仕事」を通して見えてくるものは何なのでしょうか。
エコロジカルな社会の到来により、手仕事によるものづくりや、人と自然とのつながりが見直されている今こそ、考えておきたいテーマです。
建築関係者はもちろん、ローカルデザインや、コミュニティデザイン、民藝や地方の伝統産業について関心のある方も、ぜひご参加ください。
■プロフィール:
塚本由晴
東京工業大学大学院教授、博士 (工学)。
1965年神奈川県生まれ。
1987年、東京工業大学工学部建築学科卒業。
1987~88年、パリ建築大学ベルビル校(U.P.8)、1994年、東京工業大学大学院博士課程修了。1992貝島桃代とアトリエ・ワン設立。ハーヴァード大学GSD、UCLA、コーネル大学、デルフト工科大学、デンマーク王立アカデミー、コロンビア大学など海外大学での客員教授を歴任。2012年、RIBA国際フェローシップ。著書多数。
能作文徳
1982年 富山県高岡市生まれ
2005年 東京工業大学建築学科卒業
2007年 東京工業大学大学院建築学専攻修士課程修了
2008年 Njiric+Arhitekti勤務
2010年 能作文徳建築設計事務所設立
2012年 東京工業大学大学院建築学専攻博士課程修了
2012年- 東京工業大学大学院建築学系助教
鞍田崇
明治大学理工学部専任准教授。1970年兵庫県生まれ。1994年京都大学文学部哲学科卒業、2001年同大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。総合地球環境学研究所(地球研)を経て、2014年より現職。著書に『〈民藝〉のレッスン つたなさの技法』(編著、フィルムアート社)、『人間科学としての地球環境学』(共著、京都通信社)、『民藝のインティマシー』(明治大学出版会)、『フードスケープ』(共著、アノニマスタジオ)など。
イベントのご予約はこちらから!
2017/04/04 Tue -
塚本由晴×能作文徳×鞍田崇
「窓とものづくりから、日本の風土を見直そう」
『WindowScape 3 窓の仕事学』(フィルムアート社)刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念