幼い頃から「インド」ときくと胸がときめいた——
38年前、当時写真家として歩み始めた鬼海弘雄は、カメラを1台とリュックサックを背負い憧れの大地へ向かいました。たくさんの子供たちが駆け回り、まるで映画の1カットのような光景と動物たちの気ままな動きや鳴き声、質素であるけれど、人々の表情豊かな暮らしぶりに心が揺さぶられました。何の変哲も無い街や村を繰り返し訪れ、流れる時間に身を浸す。
カメラが自分に魔法をかけ「写真」に化かされてきたせいで「何かを探す」旅は続けられたのだろう、と写真家はいいます。
今作は、初めての旅から最新未発表作を含んだIndiaシリーズの集大成です。鬼海さんの眼が見つめた彼の地の光景をスライドでご覧いただきながら、皆さんからの質問を交え、インドの空気、写真への思いを語っていただきます。
※当日は、写真集をお買い上げの方にサイン会と、鬼海さんが特別に作ったポストカードもプレゼントさせていただきます。
鬼海弘雄(きかい ひろお)
1945年、山形県寒河江市生まれ。1973年から浅草で写真を撮り始め、1979年に初渡印。以降インドやアナトリア(トルコ)の撮影を重ねる。ほか代表作として、浅草を舞台にその人の醸し出す強烈な存在感と向き合うポートレイト「PERSONA」、街を歩き人々の営みの匂いを写し出す、街の肖像「東京迷路(ラビリンス)」のシリーズがある。写真を通じて人間の存在の根源的なあり方を捉えようとしている。
国内外で高い評価をうけ、土門拳賞、伊奈信男賞、APA賞特選、日本写真家協会年度賞など受賞多数。収蔵美術館に、ICP(国際写真センター・アメリカ)、ヒューストン美術館(アメリカ)、国際新ギャラリー(ドイツ)ほか多数
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2017/07/16 Sun -
鬼海弘雄
「India 長い旅を終えて」
『India 1979-2016』(クレヴィス)刊行記念
- 09/12 Thu Bonちゃん先生×マッシ
「#フワッとやみつきホイップ派 と #ジュワッとやみつきトースト派 が集う夜」
supported by アヲハタ - 09/13 Fri ピストジャム×あわよくばファビアン×辻(ニッポンの社長)×GAG福井俊太郎×ライス田所仁×男性ブランコ平井まさあき
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」
第五回公開収録 - 09/14 Sat 木村龍之介×茂木健一郎
「「今」だから面白い!AI時代のシェイクスピア入門」
『14歳のためのシェイクスピア』(大和書房)刊行記念 - 09/16 Mon 横道誠×藤澤千春
「回復のために本を書き、本をつくる」
『アダルトチルドレンの教科書』(晶文社)刊行記念 - 09/17 Tue 新保信長×平松洋子
「大阪どまんなかの食堂で生まれ、外食だけで育った男の話」
『食堂生まれ、外食育ち』(ベストセラーズ)刊行記念 - 09/18 Wed 小林功二×カイシトモヤ
「デザイナーの個性が生まれるとき。」
『デザインの守破離 自分だけのデザインでひとつ上へ行く』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 09/20 Fri 岩木みさき×高橋万太郎×日野昌暢
「味噌×醤油~発酵大国にっぽんの底力~」
『にっぽん味噌蔵めぐり』(東海教育研究所)刊行記念 - 09/23 Mon VIDEOTAPEMUSIC×甫木元空
「饒舌な風景」
『Revisit』(カクバリズム)重版記念 - 09/25 Wed アンダーソン夏代×三浦哲哉
「自分の台所をいかに作り、いかに愛するか〜アメリカ南部と日本の台所から」
『アメリカ南部の台所から』(アノニマ・スタジオ)刊行記念
『自炊者になるための26週』(朝日出版社)重版記念 - 09/26 Thu 河島伸子×中村伊知哉×徳力基彦
「グローバル化・デジタル化が進むコンテンツビジネス、日本の機会と挑戦」
『クリエイティブ・ジャパン戦略』(白桃書房)刊行記念 - 09/28 Sat 伊藤亜和×山口
「下北沢とコアファンと女友達」
『存在の耐えられない愛おしさ』(KADOKAWA)刊行記念 - 09/29 Sun 桜林直子×東畑開人
「【連続対談シリーズ】 つまり、“生きづらい”ってなんなのさ vol.3 〜臨床心理士からはどう見えているのか教えてよ〜」 - 10/03 Thu 松本一弥×及川智洋×青木理×藤森研
「“伝説のジャーナリスト”、外岡秀俊から私たちは何を学ぶべきか」 - 10/04 Fri くどうれいん×古賀及子
「生活にとって日記とはなにか」
『日記の練習』(NHK出版)刊行記念 - 10/07 Mon 松本俊彦×横道誠
「トシとマコトの公開対談ーヘイ、B&B!」
『酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話』(太田出版)刊行記念