2017年3月に発刊した詩誌『て、わた し』。
日本の詩と世界の詩を対バンのように並べて紹介することで、詩の発することのできる声の広さと、世界各地で書かれる詩の違いを伝えようとしています。
今回、第2号刊行を記念して、トークイベントを開催します。
第2号の書き手からは「明日戦争がはじまる」で市井の声を奏でた宮尾節子さん、国際的に活躍する堀田季何さん、在日2.5世コリアンを超え、声の世界で表現を続ける静勲さん。
さらに、第1号の冒頭で声について語った石渡紀美さんと、第1号第2号を通し海外の詩人の声を伝えてきた小泉純一さんをお迎えします。
『て、わた し』について、そして参加したみなさんの詩についてお話できればと思います。
【出演者プロフィール】
宮尾節子(みやお・せつこ)
詩人。高知県出身。飯能市在住。既刊詩集『くじらの日』『かぐや姫の開封』『妖精戦争』『ドストエフスキーの青空』『恋文病』。新刊詩集『明日戦争がはじまる』(オンデマンド版)『宮尾節子アンソロジー 明日戦争がはじまる』『牛乳岳』(電子書籍)など。2014年初頭にSNSで公開した詩『明日戦争がはじまる』で各種メディアで話題になる。ツイッター連詩「pw連詩組」主宰。各所で朗読・トーク・コラボなど出演。第10回ラ・メール賞を受賞(1993年)。
堀田季何(ほった・きか)
俳人/歌人/詩人。幼少時より多言語多形式で詩作。俳誌『澤』・歌誌『短歌』各同人。俳句にて芝不器男俳句新人賞奨励賞、澤新人賞、短歌にて日本歌人クラブ東京ブロック優良 歌集賞、石川啄木賞、中部短歌会新人賞。単著に句集『Arabia』(Qindeel)、歌集『惑亂 』(書肆侃侃房)。
ツイッター:vienna_cat55
静勲(せいくん)
ラッパー/詩人。ラッパーFUNI、随筆、詩、は静勲で活動。神奈川県川崎南部生まれ。2002年NONFIXで放送した『在日親子』が、「第19回ATP賞2002」のドキュメンタリー部門で最優秀賞受賞。日本テレビ「世代密林~ジェネレーションジャングル」出演。ラップデュオ「KP」のFUNIとして東芝EMIよりメジャーデビュー。雑誌ニューズウィーク初の日韓同時表紙を飾る。2004年NHKハングル講座出演。映画『HARUKO』の主題歌提供。2005年静勲名義で、エッセイ、詩、講談を書き始める。2006年東京芸術座、舞台『GO』において主題歌の提供、及び役者デビューし、全国行脚。2007年声と言葉のバトルトーナメント、SSWSにおいてグランドチャンピオン受賞。2010年ビートメイカーOCTOPODと、ラッパーINHAとMEWTANT HOMOSAPIENCE結成。2016年アメリカ、ロシア、アフリカ大陸からの放浪から帰国。ミュータントホモ・サピエンスのアルバム『KAWASAKI』リリース。雑誌『サイゾー』においてライター磯部涼の連載「川崎」に特集される。2017年雑誌『ele-king~特集:2016年ベスト・アルバム30~』に掲載。
Instagram:funi22
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Mewtant Homosapience
http://mew.hippy.jp/
小泉純一(こいずみ・じゅんいち)
翻訳者。アメリカ詩の翻訳や研究に従事。パレスチナ系アメリカ作家に関心を持ち、ネオミ・シーハブ・ナイの自伝的小説『ハビービー』(北星堂書店 2008年)の翻訳や、彼女やスヘール・ハマッドを扱った研究書『アメリカに響くパレスチナの声』(水声社、2011年)がある。
石渡紀美(いしわた・きみ)
1972年米国生、東京育ち、埼玉在住。1998年ポエトリーリーディング開始。2017年ポエトリースラムジャパン2017東京大会A優勝。プリシラレーベルより『石渡紀美詩集1999-2009 上 つぎの十年・ 下 あたらしいおんがく』『十三か月』を刊行。
山口勲(やまぐち・いさお)
詩人/『て、わた し』発行人。1983年生、慶應義塾大学卒、2009年より千葉県千葉市で朗読会「千葉詩亭」を大島健夫氏と共催。2017年『て、わた し』創刊。
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2017/09/10 Sun -
宮尾節子×堀田季何×静勲×小泉純一×石渡紀美×山口勲
「世界にてわたす詩、詩にてわたす声」
『て、わた し』第2号刊行記念
- 05/18 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念 - 05/19 Mon 永谷亜矢子×嶋浩一郎
「なぜあの観光地は選ばれるのか? 」
『観光"未"立国』(扶桑社)刊行記念 - 05/20 Tue 鈴木成一×大島依提亜×大久保明子
「“良い装丁”ってなんだろう?」
『【全5回】本屋B&B 超実践 装丁の学校 ファイナル』開校記念 - 05/21 Wed 浜島直子×一田憲子
「感情を言葉にすること」
『キドアイラク譚』
『もっと早く言ってよ。』(扶桑社)W刊行記念 - 05/23 Fri 大塚ひかり×春画ール
「歴史から悪意の本質を考える 」
『悪意の日本史』(祥伝社)刊行記念 - 05/24 Sat 森本淳生×鈴木亘×藤山直樹
「人文学から見る落語/落語から見る人文学」
『落語と学問する』(水声社)刊行記念 - 05/25 Sun アキラ・ザ・ハスラー×小沼理
「ぼくたち、今日は明るい話をしよう。」
『売男日記』(loneliness books)復刊記念 - 05/28 Wed 奇妙礼太郎×伊藤亜和『オールウェイズ』(ZINE)『わたしの言ってること、わかりますか。』(光文社)W刊行記念
- 05/29 Thu 中本千晶×早花まこ
「読む“タカラヅカ”の魅力」
『相克のタカラヅカ』(春風社)刊行記念 - 05/30 Fri 堀井美香×今井雄紀×嶋浩一郎
「ラジオの先輩に聞いてみよう! ラジオの魅力と聞く力」 - 05/31 Sat 白石正明×牟田都子
「ケアと校正」
『ケアと編集』(岩波書店)刊行記念 - 06/01 Sun 濱中淳子×伊藤賀一
『大学でどう学ぶか』
『もっと学びたい!と大人になって思ったら』
(筑摩書房)W刊行記念 - 06/02 Mon 秋吉健太×中村貞裕
「“編集力とミーハー力” 。“好き”を仕事にする技術——編集者と経営者、それぞれの視点から」
『原点回帰 山田孝之、新しいコミュニティをつくる』(blueprint)刊行記念 - 06/03 Tue 穂村弘×脇田あすか×木村亮×筒井菜央
「『コトアム』と短歌アンソロジーから広がる”編む”を”読む”楽しさ」
ことばの投稿・閲覧SNSアプリ『コトアム』リリース記念 - 06/04 Wed 矢野利裕×町屋良平
「小説の死後に文学を再設定する」
『「国語」と出会いなおす』(フィルムアート社)刊行記念 - 06/07 Sat 中村佑子×石田月美
「わたしが、わたしのからだを孤独にしないために」連動企画
『なぜこの世界で子どもを持つのか 希望の行方』(集英社)連載スタート記念対談 - 06/08 Sun 藤見よいこ×小宮りさ麻吏奈「間(あわい)に立つひと」『半分姉弟』『線場のひと』(リイド社)W刊行記念
- 06/13 Fri 横道誠×菊池真理子×二村ヒトシ×松本俊彦
「みんなおいでよ、依存症の豊かな世界」 - 06/14 Sat 鴻上尚史×一色洋平×おーちようこ
「演劇のつくり方 〈もっと〉 教えます」
『舞台が幕を開けるまで』(大修館書店)刊行記念 - 06/18 Wed 小笠原鳥類×広瀬大志×黒崎晴臣
「おお、限りなく現代の詩人たち」
『おお、限りなく懐かしい動物たち』(ライトバース出版)刊行記念