3月20日、ごま書房新社より『もし文豪たちが現代の文房具を試しに使ってみたら』(福島槙子、寺井広樹)という書籍が発売されました。
この本のタイトルを見て、多くの人が「おや?」と思ったのではないでしょうか。
そう、何を隠そうこの本はあのベストセラー『もしそば』こと『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』をパク……いや、同書にインスパイアされてオマージュしたパロディ本だったのです!
そして、これを見た『もしそば』著者の神田桂一さん&菊池良さんの取った行動とは──!?
タイトルも見た目も『もしそば』にそっくりな『もし文』。ですが、実は内容は全くパロディではありません。むしろこれまでにない、新しい形の文房具解説書になっています。
もともと、『もしそば』も、文体模写という特殊な技法を使いながら新しい世界観を作り上げた作品。それぞれの文豪たちにインスパイアされているからこそ生まれたものなのです。
今回は、『もしそば』著者の神田桂一さん&菊池良さんが、『もし文』著者の福島槙子さん&寺井広樹さんに対して“どこをどうパロディしたのか”問いただすとともに、それぞれが考えるパロディの哲学について語っていただきます。
【出演者プロフィール】
神田桂一(かんだ・けいいち)
ライター・編集者。週刊誌の記者を経てお笑い雑誌の編集部へ。それも辞め今度はニコニコ動画のニュース部門で記者。以後フリー。『ケトル』『POPEYE』なんかで書きつつ、初の著書『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社)が続編と合わせて累計15万部のベストセラーに。中国好きで、北京・上海・広州・成都によく出没する。
菊池良(きくち・りょう)
ライター。2017年に出した書籍『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(共著・神田桂一)が15万部のスマッシュヒット。そのほかの著書に『世界一即戦力な男』がある。
Twitter:@kossetsu
福島槙子(ふくしま・まきこ)
文具の魅力を発信する活動のほか、メディアやイベント出演、コラム執筆を通して文具のある便利で楽しい生活を提案。これまでに NHK 総合『4時も!シブ5時』、TBS『王様のブランチ』などTV出演多数。 文具売場企画、オリジナル⽂具のプロデュースも行う。著書に『まい にち ねこ文具』(P ヴァイン)。ウェブマガジン「毎⽇、⽂房具。」編集長。
公式ブログ:https://lineblog.me/fukushimamakiko/
ウェブマガジン「毎⽇、⽂房具。」:https://ma-bun.com/
Twitter:https://twitter.com/maki_td
寺井広樹(てらい・ひろき)
試し書きコレクターとして世界 108 カ国、約4万枚の試し書きを 収集。3人組ガールズバンド the peggies と『I 御中〜 文房具屋さんにあった試し書きだけで歌をつくってみました。~』を制作し、配信日の 11 ⽉ 22日を「試し書きの⽇」に制定。『「試し書き」から⾒えた世界』(ごま書房新社)ほか著書多数。TV、雑誌などメディア出演多数。
世界タメシガキ博覧会:http://tameshigaki.org/
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2018/05/25 Fri -
神田桂一×菊池良×福島槙子×寺井広樹
「パロディとパクリの境界線──『もしそば』と『もし文』に見るパロディ哲学」
『もし文豪たちが現代の文房具を試しに使ってみたら』(ごま書房新社)刊行記念
- 10/15 Wed 森見登美彦×照山朋代
「ちょっと変わった本をつくっているので制作風景をお届け&森見さんの最近の徒然」
『宝島』(ミモザブックス)刊行決定記念 - 10/17 Fri 浦出美緒×ヴィヴィアン佐藤
「“死”と“死の恐怖”とは何か」
『死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。』(SBクリエイティブ)刊行記念 - 10/18 Sat 杉田俊介×頭木弘樹
「〈痛み〉を理解するための言葉」
『鬱病日記』(晶文社)
『痛いところから見えるもの』(文藝春秋)W刊行記念 - 10/19 Sun フィクショネス 文学の教室
『侍女の物語』を2ヶ月かけてじっくりと読む - 10/19 Sun 読書会
水上文さんと読む松浦理英子「今度は異性愛」 - 10/21 Tue 香山哲
「9/2サイン会・10/21トークイベント」
『スノードーム』(生きのびるブックス)刊行記念 - 10/23 Thu 鳥羽和久×滝口悠生
「子どもといて、子どもを書き、子どもになること」
『それがやさしさじゃ困る』(赤々舎)『光る夏』(晶文社)『たのしい保育園』(河出書房新社)刊行記念 - 10/25 Sat 鄭執×関根謙
「物語は変容する~中国東北マジックリアリズムの世界と青春文学」
『ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林』(アストラハウス)第11回日本翻訳大賞受賞記念 - 10/26 Sun 加藤泉×牧信太郎
「加藤泉の制作と生活ーー特集後記的雑談」
『美術手帖 2025年10号・特集「加藤泉」』(美術出版社)刊行記念 - 10/27 Mon 花田優一×小林邦宏×原カントくん
「旅するカルチャートーク『たびかるジャンクション』公開収録」 - 10/29 Wed 高橋國光×マンスーン×吉田棒一
「平成インターネットと令和文学」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)重版記念 - 10/30 Thu 志良堂正史×古田雄介
「小さな歴史を書くこと、読むこと」
『他人の手帳は「密」の味: 禁断の読書論』(小学館)刊行記念 - 10/31 Fri 宮部浩幸×加藤耕一
「リレーとしての建築を語る」
『リレーとしての建築 リノベーションの実践と思想』(学芸出版社)刊行記念 - 11/01 Sat 齋藤陽道×春日晴樹×天沼陽子×橋本一郎
「石神井ろう学校のハルとはるが語る、ろう者の世界。」
『つながりのことば学』(NHK出版)
『はるの空と風』(ジアース教育新社)W刊行記念 - 11/03 Mon 竹端寛×ジェーン・スー
「ケアするってどういうこと?」
『福祉は誰のため?』(筑摩書房)
『介護未満の父に起きたこと』(新潮社)W刊行記念 - 11/04 Tue 田中輝美×木下斉×日野昌暢
「"地方創生"を問い直す! 関係人口と稼ぐまちの理論家が語る、持続可能な地域モデルとは」
『関係人口の時代』(中央公論新社)刊行記念 - 11/05 Wed 鳥羽和久×ジェーン・スー
「自分と他人の境界線、 そのあいまいさをどう扱う?」
『それがやさしさじゃ困る』(赤々舎)『介護未満の父に起きたこと』(新潮社)W刊行記念 - 11/07 Fri 俵万智×小川公代×スケザネ
「言葉が救いになるとき」
『ゆっくり歩く』(医学書院)刊行記念 - 11/08 Sat ライセンス藤原一裕×フルーツポンチ村上健志×赤嶺総理×ゲスト×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第17回公開収録 - 11/10 Mon 中前結花×古賀史健
「書き手は“休まず、毎日書き続ける”しかないのか?」
『ミシンは触らないの』(hayaoki books)刊行記念 - 11/13 Thu 古谷敏×やくみつる
「“ウルトラマンになった男” 60年目の胸の内」
『60年目のスペシウム光線』(小学館)刊行記念 - 11/15 Sat 細馬宏通×ヤマダトモコ×宮本大人
「マンガはうたう 声にむずむずする身体」
『マンガはうたう』(青土社)刊行記念 - 11/17 Mon 絶対に終電を逃さない女×中井治郎
「体力が欲しい! ~虚弱側から見た世界」
『虚弱に生きる』(扶桑社)刊行記念 - 11/18 Tue 栗原康×角幡唯介
「探検としてのアナキズム」
『アナキズムQ&A』(筑摩書房)『43歳頂点論』(新潮社)W刊行記念 - 11/22 Sat 高橋久美子×アフロ
「音と言葉の響き合うところ」
『いい音がする文章』(ダイヤモンド社)
『東京失格』(実業之日本社)W刊行記念 - 11/30 Sun ひろたあきら×みきちゃん(ぽるぽるふぁみりー)
「絵本つくっちゃった!」
『おとしちゃったぞう』(303BOOKS)刊行記念 - 12/01 Mon 島本理生×鈴木涼美×原カントくん
「恋愛で全てを捨てられない私たちVol.2」 - 12/20 Sat 第94回「読んでいいとも!ガイブンの輪
年末特別企画
オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球 vol.14