日本ホラー小説大賞受賞者のお二人、遠藤徹さん(2003年『姉飼』で受賞)と恒川光太郎さん(2005年『夜市』で受賞)があわせて5冊の本(うち、書き下ろしが4冊)を一挙に上梓します。
遠藤さんの新作は、対立するヤクザの組が、ドスをラケットに持ち替えて繰り広げる『極道ピンポン』、誰もがうらやむスーパー高校生集団〈七福神〉に、いろんなジャンルでなぜか破茶滅茶な戦いを挑む美少女転校生の『七福神戦争』、そしてクリストファー・ノーラン監督の〈バットマン三部作〉を精緻に読み解く評論『バットマンの死 ~ポスト9.11のアメリカ社会とスーパーヒーロー~』という三作。
恒川さんの新作は、突如天空に現れた〈未知なるもの〉=世界で増殖する不定形生物プーニーとの戦いを描いた『滅びの園』、元寇の時代の美しき巫女を描く『異神千夜』など、テーマも時代もバラエティに富んだ二作。
この一挙刊行を記念して、お二人を招き、トークイベントを開催します。
ホラー小説から異世界ファンタジーまで、個性的な表現世界の創作秘話を、お二人にたっぷり語り合っていただきます。
【出演者プロフィール】
遠藤徹(えんどう・とおる)
作家、同志社大学グローバル地域文化学部教授。英米文学・文化研究書として『溶解論』『プラスチックの文化史』『ポスト・ヒューマン・ボディーズ』『ケミカル・メタモルフォーシス』『スーパーマンの誕生』などがある。また近年は作家としても知られ、第10回日本ホラー小説大賞を受賞した『姉飼』のほか、『ネル』『むかでろりん』『壊れた少女を拾ったので』『おがみむし』『戦争大臣』『贄の王』などの小説を上梓している。最新刊は、小説『極道ピンポン』、小説『七福神戦争』(以上、五月書房新社)、評論『バットマンの死 ~ポスト9.11のアメリカ社会とスーパーヒーロー~』(新評論)。
恒川光太郎(つねかわ・こうたろう)
作家。デビュー作「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞、また同作品は直木賞の候補にもなった。その他の作品に、『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』『金色機械』(第67回日本推理作家協会賞受賞)『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー スタープレイヤー』『無貌の神』などがある。最新刊は、小説『滅びの園』、小説『異神千夜』(以上、KADOKAWA)。
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2018/06/17 Sun -
遠藤徹×恒川光太郎
「私たちがホラー小説と異世界ファンタジーを書く理由」
新刊一挙刊行記念
- 09/25 Mon 中島洋×中島ひろみ×手塚眞×森直人
「地方のミニシアターから、映画・アート・文化を考える」
『若き日の映画本』(シアターキノ)刊行記念 - 09/27 Wed 綿野恵太×樋口恭介
「マシな未来を創造するための〈逆張り・ポスト逆張り〉考」
『「逆張り」の研究』(筑摩書房)刊行記念 - 09/28 Thu やついいちろう×トミヤマユキコ
「宮沢章夫を思う脱力の夜」
『きょうはそういう感じじゃない』(河出書房新社)刊行記念 - 09/29 Fri 池田稔×黒川文雄
「ゲーセン、ビデオゲームの灯をともせ」
『ゲーセン戦記』(中央公論新社)
『ビデオゲームの語り部たち 日本のゲーム産業を支えたクリエイターの創造と挑戦』(DU BOOKS)W刊行記念 - 10/01 Sun 青木由弥子×水島英己
「野のうへは なほ光ありしや―戦時下の“抒情”を考える」
『伊東静雄―戦時下の抒情』(土曜美術社出版販売)刊行記念対談 - 10/02 Mon 大島依提亜×木村和平
「『アンダーカレント』の世界観」
映画『アンダーカレント』公開記念 - 10/03 Tue 橋口幸生×田中泰延
「健康に良い言葉、悪い言葉とは?」
『言葉ダイエット』(宣伝会議)5刷記念 - 10/05 Thu 信田さよ子×武田砂鉄
「なかったことにするもんか会議」
『家族と厄災』(生きのびるブックス)
『なんかいやな感じ』(講談社)W刊行記念 - 10/06 Fri うえはらけいた×藤井亮
「“ゾワワ”の神様の正体を藤井さんと考える」
『ゾワワの神様』(祥伝社)刊行記念 - 10/07 Sat 今野晴貴×奥貫妃文×竹信三恵子
「コロナ禍は誰を直撃したのか?
──女性・ケアワーカー・非正規労働者」
『生きのびるための社会保障入門』(堀之内出版)
『女性不況サバイバル』(岩波書店)W刊行記念 - 10/08 Sun 大塚篤司×幡野広志
「医師と患者の新しい関係」
『皮膚科医の病気をめぐる冒険』(新興医学出版社)刊行記念 - 10/09 Mon 川上康則×風間暁
「「生きたい、行きたい」と思える学校にするために」
『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』
(東洋館出版社)刊行記念イベント - 10/11 Wed 柴崎祐二×伏見瞬×パンス
「新しいムーブメントは、リバイバルとともに生まれる」
『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(イースト・プレス)刊行記念 - 10/12 Thu 川野芽生×高田怜央
「文学はつねにすでに翻訳である」
『奇病庭園』(文藝春秋)
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)W刊行記念 - 10/13 Fri 村井理子×酒井順子
「母には振り回されてきたけれど~娘から見た昭和を生きた母親たち」
『実母と義母』(集英社)刊行記念 - 10/14 Sat 岡本仁×オオヤミノル×堀部篤史
「コーヒーブレイクのディスクール」
『ぼくのコーヒー地図』(平凡社)刊行記念 - 10/14 Sat 御代田太一×村上靖彦
「救護施設からのぞく社会」
『よるべない100人のそばに居る。』(河出書房新社)刊行記念 - 10/15 Sun 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩×原カントくん
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
『消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(集英社インターナショナル)
刊行記念 - 10/17 Tue 村上由鶴×長島有里枝
「日常の違和感から始まる」
『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社)刊行記念 - 10/18 Wed 鈴木俊貴×水野太貴
「動物言語学とは何か?」
『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)刊行記念 - 10/20 Fri 高木瑞穂×大泉りか
「異なる視点であぶりだす、“立ちんぼ”と“ホス狂い”の深い闇」
『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)刊行記念 - 10/21 Sat 横道誠×頭木弘樹
「マコトクアドラプルの2DAYS〜旅・民話・地域編〜」
『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)
『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)刊行記念 - 10/22 Sun 横道誠×小川公代
「マコトクアドラプルの2DAYS〜当事者・ケア・世界文学編〜」
『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)
『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)
『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/31 Tue スケザネ×山下紘加
「本の扉をあけて 山下紘加と語る読書の喜び」
『煩悩』(河出書房新社)刊行記念 - 11/01 Wed 羽生有希×中村香住×深海菊絵×松浦優
「フツーの恋愛、性愛ってなに?」
『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念