音楽家でエッセイストでもある寺尾紗穂さんが編集を担当した『音楽のまわり』が7月に発売されました。
同書は、10人のミュージシャンたちが本書のために自由に書き下ろした、「音楽以外」のエッセイを収録した一冊です。
寺尾さんの友人であり、福岡在住の教育者である鳥羽和久さんの新刊『親子の手帖』が今年3月発売されました。
同書は、現代の親と子の間に横たわるリアルな姿が描かれており、反響を呼んでいます。
この2冊の刊行を記念して、著者のお二人をお招きしたトークイベントを開催いたします。
テーマは、「親と子のそれぞれの人生と、その相克」について。
寺尾さんは、7月に実父である寺尾次郎さん(元シュガー・ベイブ・フランス映画翻訳家)を亡くされたばかり。
独自の人生を歩んだ父を持つ寺尾さんに、親と子の間を深く見つめてきた鳥羽さんが、お話をお聞きします。寺尾さんの新刊のお話も。
【出演者プロフィール】
寺尾紗穂(てらお・さほ)
1981年11月7日東京生まれ。2007年ピアノ弾き語りによるアルバム『御身』『が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。大林宣彦監督作品『転校生 さよならあなた』、安藤桃子監督作品『0.5ミリ』、中村真夕監督作品『ナオトひとりっきり』に主題歌を提供。2017年最新アルバム『たよりないもののために』を発表。タイトル曲のPVは写真家大森克己の初監督作品となり、清冽な世界観で注目を集めた。並行して伊賀航、あだち麗三郎と結成したバンド「冬にわかれて」の始動、坂口恭平バンドへの参加など、活動の幅を広げている。コラボレーションも多く、粘土製作、朗読、ドローイング、舞踏、対談など、ジャンルを超えた共演のほか、近年はFernando Kabusacki、Rachael Dadd、Eric Chenaux、Ryan Driver、Tara Jane Onealなど海外アーティストと演奏する機会も多い。活動はCM音楽制作(ドコモ、森永など多数)やナレーション、エッセイやルポなど多岐にわたる。平凡社ウェブ、本の雑誌ウェブ、高知新聞、北海道新聞、東京新聞などで連載を持ち、朝日新聞書評委員も務める。著書に『評伝 川島芳子』(文春新書)、『原発労働者』(講談社現代新書)、『南洋と私』(リトルモア)、最新刊に『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』(集英社)がある。10人の音楽家に依頼し、編集したエッセイ集『音楽のまわり』を発売中。
http://www.sahoterao.com/
鳥羽和久(とば・かずひさ)
1976年8月21日、福岡県生まれ。学位は文学修士(日本文学・精神分析)。 大学院在学中に中学生40名を集めて学習塾を開業。現在は、株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び航空高校唐人町校校長。18年間にわたり、進学塾・単位制高校としての高い実績を積む一方で、国語塾や無時間割授業、思考を掘り下げるディスカッション授業、生徒が目的地を決める修学旅行など、生徒の「いま」にアクセスし続ける創造的な授業やイベントを展開。常時150名超の小中高生の受験指導と教材作りに奔走する傍らで、既存のレールから外れる子どもたち向けに、緩やかな居場所づくりのための活動を行う。教室の1Fにはとらきつね(本・文具・食品等)とよばれる店があり、店が主催する各種イベントの企画・運営、独自商品の開発、地域活性化プロジェクト等に携わる。 全国各地で保護者向け、教員向けの講演も多数。著書に『旅をする理由』(啄木鳥社)、『親子の手帖』(鳥影社)。
唐人町寺子屋 公式サイト http://tojinmachiterakoya.com/
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2018/09/19 Wed -
寺尾紗穂×鳥羽和久
「さまざまな親と子のかたちについて」
『音楽のまわり』『親子の手帖』(鳥影社)W刊行記念
- 05/18 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念 - 05/19 Mon 永谷亜矢子×嶋浩一郎
「なぜあの観光地は選ばれるのか? 」
『観光"未"立国』(扶桑社)刊行記念 - 05/20 Tue 鈴木成一×大島依提亜×大久保明子
「“良い装丁”ってなんだろう?」
『【全5回】本屋B&B 超実践 装丁の学校 ファイナル』開校記念 - 05/21 Wed 浜島直子×一田憲子
「感情を言葉にすること」
『キドアイラク譚』
『もっと早く言ってよ。』(扶桑社)W刊行記念 - 05/23 Fri 大塚ひかり×春画ール
「歴史から悪意の本質を考える 」
『悪意の日本史』(祥伝社)刊行記念 - 05/24 Sat 森本淳生×鈴木亘×藤山直樹
「人文学から見る落語/落語から見る人文学」
『落語と学問する』(水声社)刊行記念 - 05/25 Sun アキラ・ザ・ハスラー×小沼理
「ぼくたち、今日は明るい話をしよう。」
『売男日記』(loneliness books)復刊記念 - 05/28 Wed 奇妙礼太郎×伊藤亜和『オールウェイズ』(ZINE)『わたしの言ってること、わかりますか。』(光文社)W刊行記念
- 05/29 Thu 中本千晶×早花まこ
「読む“タカラヅカ”の魅力」
『相克のタカラヅカ』(春風社)刊行記念 - 05/30 Fri 堀井美香×今井雄紀×嶋浩一郎
「ラジオの先輩に聞いてみよう! ラジオの魅力と聞く力」 - 05/31 Sat 白石正明×牟田都子
「ケアと校正」
『ケアと編集』(岩波書店)刊行記念 - 06/01 Sun 濱中淳子×伊藤賀一
『大学でどう学ぶか』
『もっと学びたい!と大人になって思ったら』
(筑摩書房)W刊行記念 - 06/02 Mon 秋吉健太×中村貞裕
「“編集力とミーハー力” 。“好き”を仕事にする技術——編集者と経営者、それぞれの視点から」
『原点回帰 山田孝之、新しいコミュニティをつくる』(blueprint)刊行記念 - 06/03 Tue 穂村弘×脇田あすか×木村亮×筒井菜央
「『コトアム』と短歌アンソロジーから広がる”編む”を”読む”楽しさ」
ことばの投稿・閲覧SNSアプリ『コトアム』リリース記念 - 06/04 Wed 矢野利裕×町屋良平
「小説の死後に文学を再設定する」
『「国語」と出会いなおす』(フィルムアート社)刊行記念 - 06/07 Sat 中村佑子×石田月美
「わたしが、わたしのからだを孤独にしないために」連動企画
『なぜこの世界で子どもを持つのか 希望の行方』(集英社)連載スタート記念対談 - 06/08 Sun 藤見よいこ×小宮りさ麻吏奈「間(あわい)に立つひと」『半分姉弟』『線場のひと』(リイド社)W刊行記念
- 06/13 Fri 横道誠×菊池真理子×二村ヒトシ×松本俊彦
「みんなおいでよ、依存症の豊かな世界」 - 06/14 Sat 鴻上尚史×一色洋平×おーちようこ
「演劇のつくり方 〈もっと〉 教えます」
『舞台が幕を開けるまで』(大修館書店)刊行記念 - 06/18 Wed 小笠原鳥類×広瀬大志×黒崎晴臣
「おお、限りなく現代の詩人たち」
『おお、限りなく懐かしい動物たち』(ライトバース出版)刊行記念