「リボンの騎⼠」「ベルサイユのばら」…そして、いわゆる花の24 年組(萩尾望都、⽵宮惠⼦、⼤島⼸⼦、⼭岸凉⼦など)作家の活躍といった流れで語られることの多い少⼥まんが史の世界ですが、男子の目線で捉えると、⻑⾕川町⼦、みつはしちかこ、さくらももこ等の作品も、多様な切り口で語れるかも!?
そこで本企画は、たとえば⾳楽における「はっぴいえんど史観」や「渋⾕系〜フリーソウル」のように、少⼥まんがの歴史を、自由なボーイズトークで読み替えてみようというチャレンジングな企画です。
ご登壇いただくのはフリー編集者/⽂筆家の仲俣暁生さん、体験作家/私設図書館「少⼥まんが館」共同館主の中野純さん、ライター/編集者の南陀楼綾繁さんのお三方。
仲俣さんはマンガ評論について、中野さんは少女まんがをテーマにした著書をそれぞれ年内に刊⾏予定で、また10月24日から町⽥市⺠⽂学館ことばらんどで開催される「みつはしちかこ展」(https://bit.ly/2woI1un)に関わっていらっしゃいます。
⼆⼈と親しく、また少⼥まんがにも⼀家⾔ある南陀楼さんを交えた鼎談は、きっと息の合った楽しいものになるはずです。どうぞ御期待ください!
※タイトルにある「サリー」とは、チッチとサリーで⼈気を博したみつはし作品「⼩さな恋のものがたり」の、背が⾼くハンサムな村上聡にちなんでいます。
【出演者プロフィール】
仲俣暁生(なかまた・あきお)
1964年東京生まれ。編集者、⽂筆家、ウェブメディア「マガジン航」編集発行⼈。著書に『ポスト・ムラカミの日本文学』(朝日出版社)、『極西文学論』(晶文社)、『〈ことば〉の仕事』(原書房)、『再起動(リブート)せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン)ほか、編著に『編集進化論』(フィルムアート社)ほかがある。
中野純(なかの・じゅん)
1961年東京生まれ。体験作家/私設図書館「少⼥まんが館」共同館主。「闇」に関わる著作を数多く発表する一方、夜の山や街を歩く「闇歩きガイド」としても活動。著書に『闇を歩く』(知恵の森文庫)、『東京「夜」散歩』(講談社)、『「闇学」入門』(集英社新書)、『庶民に愛された地獄信仰の謎』(講談社+α新書)ほかがある。
南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)
1967年島根県出雲市生まれ。ライター、編集者。古本、新刊、図書館、ミニコミなど、本に関することならなんでも追いかける。1997年から2005年まで、編集スタッフとして「本とコンピュータ」編集室に在籍。谷中・千駄木・根津で一箱古本市を開催する「不忍ブックストリート」代表。「一箱本送り隊」呼びかけ人。近著に『本好き女子のお悩み相談室』(ちくま文庫)、『蒐める人』(皓星社)がある。
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2018/10/15 Mon -
仲俣暁生×中野純×南陀楼綾繁
「サリーだって語りたい!
…男⼦が見た少⼥まんがの歴史と変遷」
〜町田市民文学館ことばらんど「みつはしちかこ展」連動トークショー〜
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念