「もしも、あの時、~していたら」……。誰しも一度や二度は、そう思ったことがあるはず。
何か決断を迫られたときに、AではなくBを選んでいたなら、Zだったかもしれない……。そうした思考法を、もっともっと拡張していったなら、どのような可能性がひらけてくるでしょうか?
82年生まれの社会学者・赤上裕幸さんが、そんなテーマに真正面から挑み、まとめ上げたのが『「もしもあの時」の社会学:歴史にifがあったなら』。
SFのP.Kディック、歴史学のファーガソン、哲学のベンヤミン、社会学の大澤真幸――。こうした人たちの思考を取り上げ、「歴史のif」の可能性を探究した、チャレンジングな一冊です。
この書の刊行を記念し、話題書『人間の解剖はサルの解剖のための鍵』を今夏、刊行した吉川浩満さんをお招きし、「歴史のif」をめぐって、あれこれ語り合う120分。
哲学から科学、芸術まで幅広く関心の対象としてきた吉川さんと、82年生まれの気鋭の社会学者である赤上さん。
『猿の惑星』などSFから、ハードな思想・学問まで縦横無尽のトークが繰り広げられること、請け合いです。
ぜひ、お越し下さい!
【出演者プロフィール】
赤上裕幸(あかがみ・ひろゆき)
1982年生まれ。京都大学大学院教育学研究科教育科学専攻博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、防衛大学校人文社会科学群公共政策学科准教授。メディア史、社会学を専攻。『ポスト活字の考古学――「活映」のメディア史1911-1958』(柏書房)、『歴史のゆらぎと再編(岩波講座 現代 第5巻)』(共著、岩波書店)、『近代日本のメディア議員――〈政治のメディア化〉の歴史社会学』(共著、創元社)などがある。
吉川浩満(よしかわ・ひろみつ)
1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。国書刊行会、ヤフーを経て、文筆業。関心領域は哲学・科学・芸術、犬・猫・鳥、卓球、ロック、映画、単車など。著書に『理不尽な進化――遺伝子と運のあいだ』(朝日出版社)、『脳がわかれば心がわかるか――脳科学リテラシー養成講座』(山本貴光との共著、太田出版)、『問題がモンダイなのだ』(山本貴光との共著、ちくまプリマ―新書)、『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』(河出書房新社)などがある。
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2018/11/26 Mon -
赤上裕幸×吉川浩満
「『もうひとつの世界』をつかむ思考とは?」
『「もしもあの時」の社会学~歴史にifがあったなら』(筑摩書房)刊行記念
- 11/21 Thu 吉川公ニ×森真紀×住谷知厚
「伝える広報から伝わる広報へ 広報の心とは何か。」
『広報の心』(理工図書)刊行記念 - 11/22 Fri チョ・イェウン×三宅香帆
「新感覚ホラー小説を通じて見る、日韓の文学現在地」
『カクテル、ラブ、ゾンビ』(かんき出版)刊行記念 - 11/23 Sat 一穂ミチ×高瀬隼子
「これからの恋愛のかたち」
『恋とか愛とかやさしさなら』(小学館)
『新しい恋愛』(講談社)W刊行記念 - 11/24 Sun チョン・ジヘ×原田里美×内沼晋太郎
「好きなことを続けていく方法」
『私的な書店─たったひとりのための本屋─』(葉々社)刊行記念 - 11/25 Mon ソ・イジェ×原田いず×大田ステファニー歓人
「読むことと見ることの間で かつて映画を学んでいた日韓の小説家が語る、世界の切りとり方」
『0%に向かって』(左右社)刊行記念 - 11/28 Thu TaiTan×内沼晋太郎
「『人生を編集する』ってなんだろう」
「EDiT」2025年版手帳発売記念 - 11/29 Fri 金原ひとみ×小川哲×スケザネ
「文学は世界をひっくり返せるか」
新文芸誌『GOAT』(小学館)刊行記念 - 11/30 Sat パク・ヘウル×ファン・モガ×inch magazine
「新たなる韓国SFの世界」
『この星を離れた種族』(inch magazine)『地上適応困難症』W刊行記念 - 11/30 Sat 岡野八代×重田園江
「ちいさなケアのみつけ方 いま改めて考えるケアの倫理」 - 12/01 Sun 宮崎智之×高橋久美子
「美しいエッセイについて」
『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』(筑摩書房)重版記念 - 12/02 Mon 吉本ばなな×又吉直樹×バイク川崎バイク×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」
第七回公開収録 - 12/04 Wed 小池昌代×三角みづ紀×岡本啓
「わたしたちが放課後によみたい詩 」
『放課後によむ詩集』(理論社)刊行記念 - 12/05 Thu 和嶋慎治×志村つくね
「僕の作詞作法─バンド生活三十五年によせて」
『無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集』
(百年舎)刊行記念 - 12/06 Fri
絵津鼓×大原扁理
「Wデビュー10周年記念 漫画家と作家が語る、お金と仕事とこれからのこと」
『IRUKA 3』(forbit)
『シン・ファイヤー』(百万年書房)W刊行記念 - 12/07 Sat 堀元見×水野太貴
「ゆる言語学ラジオ本大賞2024 発表会」 - 12/08 Sun 菊地成孔×相田冬二
「映画を奏でるということ」
『クチから出まかせ』(集英社)
『あなたがいるから』(Bleu et Rose)W刊行記念 - 12/09 Mon 横田増生×平山亜佐子「女と男の潜入取材(化け込み)語り尽くし!」『潜入取材、全手法 調査、記録、ファクトチェック、執筆に訴訟対策まで』(KADOKAWA)重版記念
- 12/10 Tue ー『編むことは力』翻訳刊行記念 ー
佐久間裕美子×super-KIKI
「ものづくり(糸・布・針)から考える持続可能な社会運動」 - 12/12 Thu 池上晴之×ムロケン×ウイリアム・ヘイムス「ザ・ラスト・ワルツ見聞録&ロビー・ロバートソンの実像」『ザ・バンド 来たるべきロック』(左右社)刊行記念
- 12/14 Sat きださおり×梨×松澤茂信×小野寺正人
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 12/15 Sun 藤田雄介×武田清明×権藤智之
「建具談義 Vol.2:建具と構法・部品・流通」
『建具の手がかり』(学芸出版社)刊行記念 - 12/16 Mon 中川淳一郎×ヨッピー×山崎幸治「2024年『都道府県魅力度ランキング』最下位記念! SAGA語り」
- 12/21 Sat 豊﨑由美×広瀬大志
×小島日和×向坂くじら×張文經
×のもとしゅうへい×故永しほる
×小笠原鳥類×平川綾真智
「現代詩フェスティバル 詩の未来へ」
『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない! 萌える現代詩入門』
(思潮社)刊行記念 - 01/09 Thu 鳥羽和久×古賀及子
「子どもと私の“観察”のしかた 」
『「学び」がわからなくなったときに読む本』(あさま社)『好きな食べ物がみつからない』(ポプラ社)W刊行記念 - 01/12 Sun 田中さとみ×藤原安紀子×山本浩貴×佐藤文香
「アニメの予告編を眺めるように/詩を書いている」
『sleeping cloth スリー ピング クロス』(左右社)刊行記念