古くから「演劇の街」であると同時に「音楽の街」でもある下北沢。
演奏するライブハウスとともに、下北沢には海外のファンがわざわざレコードを買いに来るレコード店がたくさんあります。
『フラッシュディスクランチ』(1982年オープン)、『ディスクユニオン下北沢店』(1985年オープン)という老舗から、『ノアルイズレコード』『Jazzy Sport Shimokitazawa』、『Best sound records』、『シティ・カントリー・シティ』、『ハミングバード』、『Record Station』、『新宿レコード』、『エラレコード下北沢』など、狭いエリアにレコード店が密集しています。
全世界的にもアナログ・レコードが増産の兆しを見せつつある今、新たにレコード店をオープンする店も相次いでおり、さながら下北沢は「レコード屋激戦区」となっています。
そこで、その実情がどうなっているのか……今回は、下北沢に店舗を構えるレコード店のみなさまをお迎えして、B&Bでトークイベントを開催します。
お迎えするのは、下北沢に2002年に出店した『JET SET』の制作卸部マネージャー・中村義響さん、2016年出店した『GENERAL RECORD STORE』店長の和田拓海さん。聞き手は、本と同じアナログな記憶媒体のレコードもこよなく愛するB&Bの内沼晋太郎が務めます。
レコード屋激戦区である下北沢で「レコードを売るということ」がどういうことなのか、レコード ・ビジネスを取り巻く状況について、主に新作をメインに扱う『JET SET』の中村さんと、中古店の 『GENERAL RECORD STORE』和田さんがそれぞれの視点からの市況分析や将来像を解説、同じくアナログな媒体である本を扱うB&Bの「本」と「レコード」を扱うのはどのように違うのか、などについても幅広くお話しいただく予定です。
音楽ファン、レコードファン、お店を出したい人は必聴の内容です。
お楽しみに!
【出演者プロフィール】
中村義響(なかむら・ぎきょう)
1980年生まれ東京都出身。レコードショップ 『JET SET』に勤務。2001年に輸入レコードショップ『ZEST』のアルバイトとしてレコード屋業界に入り、2007年からJET SETを運営する有限会社フューチュラマに入社。下北沢店の店舗マネージャーを経て、現在はアナログ盤の企画・制作・流通を行う制作卸部のマネージャーを務める。その他、レビューやライナーノーツなど音楽に関する雑文も少々。
https://www.jetsetrecords.net/
和田拓海(わだ・たくみ)
1991年大阪生まれ。2016年FTF株式会社に入社。2018年3月より『GENERAL RECORD STORE』の店長を務める。現在は店頭業務全般の他に、店内でのインストアイベントや外部のイベント出店の企画なども担当。
https://generalrecordstore.com/
内沼晋太郎(うちぬま・しんたろう)
1980年生まれ。一橋大学商学部卒、ブック・コーディネーター/クリエイティブ・ディレクター。本にまつわるあらゆるプロジェクトの企画やディレクションを行う「NUMABOOKS」代表。2012年、新刊書店『本屋B&B』を、株式会社博報堂ケトルと協業で東京・下北沢に開業。著書に『これからの本屋読本』(NHK出版)などがある。
http://numabooks.com/
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2018/12/11 Tue -
中村義響×和田拓海×内沼晋太郎
「下北沢でレコードと本を売るということ~アナログ媒体ビジネスのこれから」
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念