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東千茅×辻村伸雄×片山博文
「宇宙の宴としての里山生活
――「現代民話」と「現代神話」の交響」
『つち式 二〇一七』刊行記念

東千茅×辻村伸雄×片山博文
「宇宙の宴としての里山生活
――「現代民話」と「現代神話」の交響」
『つち式 二〇一七』刊行記念


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【推薦コメント】
奥野克巳さん(人類学者/立教大学)

「土との日常を生きる『つち式』が、科学・文学・アート等を宇宙尺で呑み込んで流動=生成するビッグヒストリーと出会うとき、わたしたちは見たことのない光景が現れる瞬間に立ち会うことになるはずだ。」
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四年前、一匹のホモ・サピエンスが、


里山に生息しはじめた。



雑誌『つち式』は、主宰 東千茅が奈良県に移り住み、稲・大豆・鶏たちと共に生きることをとおして書いた「ライフマガジン」です。
食糧自給、耕さない農耕、異種共生――〈生きる〉ということのこの上ない悦びを土の上から物語る本誌は、さながら農耕民による「現代の民話」といえます。


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今回は、ビッグヒストリーの研究者である辻村伸雄さんと片山博文さんをお招きし、トークイベントを開催します。

ビッグヒストリーとは、宇宙の誕生から現在、さらにその終焉までという、壮大な文脈で人間存在を探求する、文字どおり「大きな歴史」学です。
宇宙物理学から地質学、生物学、人類学、考古学、歴史学などにいたるまでの知見を総合し、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」(ゴーギャン)を語ろうとするビッグヒストリーは、「現代の神話」といえるでしょう。

ビッグヒストリーがあきらかにするのは、わたしたちが〈存在する〉ことのかけがえなさに他なりません。
そもそも東が里山生活を始め、『つち式』を書いたのも、自分が〈存在する〉というただならぬ事態、その引力に否応なく誘惑されてのことでした。

このトークイベントでは、ミクロな視点をもつ「現代民話」とマクロな視点をもつ「現代神話」が交差する地点から、里山生活や農業について語り合いたいと思います。


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この、生命たちが生き交わす、祝宴のごとき地球に、


わたしたちが存在することをともに歓びたい。


宇宙の宴が、あらたな文化が、いま始まる。



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【出演者プロフィール】
東 千茅(あづま・ちがや)
1991年生まれ。雑誌『つち式』主宰。2015年、大阪から奈良県宇陀市に移り住み、ほなみちゃん(稲)・ひだぎゅう(大豆)・ニック(鶏)たちと共に里山生活を謳歌している。2018年、雑誌『つち式 二〇一七』を発刊。

辻村伸雄(つじむら・のぶお)
1982年生まれ。ビッグヒストリー研究者。桜美林ビッグヒストリー・プロジェクト相談役・ウェブマスター。国際ビッグヒストリー学会理事。ビッグヒストリーを一つの起点として、新たな世界観、関係性、文化芸術の相互触発的噴出、百花繚乱=「宇宙的な宴」を起こしたいと考えている。近著に「肉と口と狩りのビッグヒストリー――その起源から終焉まで」『たぐい』vol. 1(亜紀書房)。片山博文との共著に「歌う惑星――初音ミクのビッグ・ヒストリー的意味」『別冊ele-king 初音ミク10周年』(P-VINE)など。

片山博文(かたやま・ひろふみ)
1963年生まれ。桜美林大学リベラルアーツ学群教授。専門は環境経済学。近年は、ビッグヒストリーと農業の研究・教育に取組む。2016年、日本で初めてビッグヒストリーの授業を桜美林大学で始め、「桜美林ビッグヒストリー・プロジェクト」(http://obhp.org/)を辻村伸雄らとともに立ち上げる。現在、コモンズを宇宙的視点から構築する「宇宙的コモンズ論」を構想中。主な著書に『自由市場とコモンズ――環境財政論序説』(時潮社)、『北極をめぐる気候変動の政治学――反所有的コモンズ論の試み』(文眞堂)など。


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出演者東千茅
辻村伸雄
片山博文

出版社亜紀書房

開催日時

19:00~21:00 (18:30開場)

開催場所

本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F

入場料

■前売1,500yen + 1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order