日本全国に醤油蔵は1000以上あり、地域の食文化に適した醤油が蔵の数だけ存在します。九州出身の方に、「どうして九州の醤油は甘いの?」と尋ねると、逆に「なぜ関東の醤油は辛いの?」と質問が返ってくるはずです。
「醤油は、地域の味の決め手の一つ。目の前の人たちがおいしいと言う醤油を造るため、その時代の職人たちの試行錯誤の積み重ねがあって、現代の味わいになっている」のだと「醤油職人」代表の高橋万太郎さんは言います。
「醤油職人」とは、高橋さんが400以上の醤油蔵を訪ね歩きながらセレクトした、90種類以上の醤油を100mlのボトルで販売する”醤油のセレクトショップ”です。
今回は、その中から45の醤油蔵とのエピソードを書いた本『にっぽん醤油蔵めぐり』(東海教育研究所)の出版を記念したトークイベントを開催します。
出演は、著者の高橋万太郎さんと、ゲストには実家の醤油蔵で40年ぶりに自社醸造を復活させ、醤油界に新しい風を吹かせた革命児、福岡県のミツル醤油醸造元から、城慶典(じょう・よしのり)さんを迎えます。聞き役は博報堂ケトルの日野昌暢が務めます。
醤油は日本の基礎調味料なのに、その多様性を知る人はほとんどいません。でも、使う機会の多い調味料だからこそ、知れば知るほどお料理や食事が楽しくなること間違いなし! 醤油の多様性より面白いという、いろんな作り手さんの醤油愛溢れる裏話も紹介します。
イベントではそのほか、タイプ別醤油のオススメの使い方の紹介や、味比べもできる即売会も準備しています。
お料理、食文化、発酵に興味のに興味のある方にオススメの今回のイベントは、美味しいもの大好きな皆さんの食生活をきっと豊かにしてくれるはず。たくさんのご参加、お待ちしております!
【出演者プロフィール】
高橋万太郎(たかはし・まんたろう)
職人醤油 代表。1980年群馬県生まれ。立命館大学卒業後、(株)キーエンスにて精密光学機器の営業に従事。独立して(株)伝統デザイン工房を設立し、一升瓶での販売が一般的だった蔵元仕込みの醤油を100mlの小瓶で販売する「職人醤油」を運営。これまでに全国の400以上の醤油蔵を訪問した。前橋にある本店のほか、東京・銀座松屋にも店舗をもち、インターネット通販も手がける。
https://www.s-shoyu.com/
城慶典(じょう・よしのり)
ミツル醤油醸造元。高校生の時に自社での醤油醸造の復活を志す。大学卒業までの間に伝統的技法で造られている7つの醤油蔵で研修等を経て、2010年より、九州産の材料にこだわり、木桶による自社での醤油仕込みをスタート。城さんが作る醤油には全国にファン多数。
http://www.mitsuru-shoyu.com/
日野昌暢(ひの・まさのぶ)
博報堂ケトル プロデューサー 1975年福岡市生まれ。九州芸術工科大学大学院を修了後、博報堂に入社。2014年から博報堂ケトルに加入。群馬県高崎市の古き旨き街の飲食店を紹介し、後継者の募集もすることで話題となった「絶メシリスト」でACC TOKYO CREATIVE AWARD 2019でグランプリを受賞。ほか、地域からの情報発信をテーマに様々なプロモーションを手がける。
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※前売り券が売り切れの場合、追加販売の可能性がございます。追加販売のお知らせは発売の1日前にはホームページ上で告知をいたしますので、逐次ご確認ください。
2019/05/29 Wed -
高橋万太郎×城慶典×日野昌暢
「なぜ九州の醤油は甘いのか?」
『にっぽん醤油蔵めぐり』(東海教育研究所)刊行記念
- 10/03 Tue 橋口幸生×田中泰延
「健康に良い言葉、悪い言葉とは?」
『言葉ダイエット』(宣伝会議)5刷記念 - 10/05 Thu 信田さよ子×武田砂鉄
「なかったことにするもんか会議」
『家族と厄災』(生きのびるブックス)
『なんかいやな感じ』(講談社)W刊行記念 - 10/06 Fri うえはらけいた×藤井亮
「“ゾワワ”の神様の正体を藤井さんと考える」
『ゾワワの神様』(祥伝社)刊行記念 - 10/07 Sat 今野晴貴×奥貫妃文×竹信三恵子
「コロナ禍は誰を直撃したのか?
──女性・ケアワーカー・非正規労働者」
『生きのびるための社会保障入門』(堀之内出版)
『女性不況サバイバル』(岩波書店)W刊行記念 - 10/08 Sun 大塚篤司×幡野広志
「医師と患者の新しい関係」
『皮膚科医の病気をめぐる冒険』(新興医学出版社)刊行記念 - 10/09 Mon 川上康則×風間暁
「「生きたい、行きたい」と思える学校にするために」
『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』
(東洋館出版社)刊行記念イベント - 10/11 Wed 柴崎祐二×伏見瞬×パンス
「新しいムーブメントは、リバイバルとともに生まれる」
『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす』(イースト・プレス)刊行記念 - 10/12 Thu 川野芽生×高田怜央
「文学はつねにすでに翻訳である」
『奇病庭園』(文藝春秋)
『SAPERE ROMANTIKA』(paper company)W刊行記念 - 10/13 Fri 村井理子×酒井順子
「母には振り回されてきたけれど~娘から見た昭和を生きた母親たち」
『実母と義母』(集英社)刊行記念 - 10/14 Sat 岡本仁×オオヤミノル×堀部篤史
「コーヒーブレイクのディスクール」
『ぼくのコーヒー地図』(平凡社)刊行記念 - 10/14 Sat 御代田太一×村上靖彦
「救護施設からのぞく社会」
『よるべない100人のそばに居る。』(河出書房新社)刊行記念 - 10/15 Sun 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩×原カントくん
「“消齢化”社会ってなんだ!?年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる」
『消齢化社会 年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(集英社インターナショナル)
刊行記念 - 10/17 Tue 村上由鶴×長島有里枝
「日常の違和感から始まる」
『アートとフェミニズムは誰のもの?』(光文社)刊行記念 - 10/18 Wed 鈴木俊貴×水野太貴
「動物言語学とは何か?」
『動物たちは何をしゃべっているのか?』(集英社)刊行記念 - 10/20 Fri 高木瑞穂×大泉りか
「異なる視点であぶりだす、“立ちんぼ”と“ホス狂い”の深い闇」
『ルポ 新宿歌舞伎町 路上売春』(鉄人社)刊行記念 - 10/21 Sat 横道誠×頭木弘樹
「マコトクアドラプルの2DAYS〜旅・民話・地域編〜」
『グリム兄弟とその学問的後継者たち―神話に魂を奪われて』(ミネルヴァ書房)
『解離と嗜癖──孤独な文学研究者の日本紀行』(教育評論社)刊行記念 - 10/22 Sun 横道誠×小川公代
「マコトクアドラプルの2DAYS〜当事者・ケア・世界文学編〜」
『発達障害の子の勉強・学校・心のケア――当事者の私がいま伝えたいこと』(大和書房)
『村上春樹研究──サンプリング、翻訳、アダプテーション、批評、研究の世界文学』(文学通信)
『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念 - 10/26 Thu 渡名喜庸哲×西谷修
「フーコー、ドゥルーズ、デリダ以後を読む——変容する『いま』を哲学するということ」
『現代フランス哲学』(筑摩書房)刊行記念 - 10/28 Sat 和田靜香×小泉今日子
「これから、ひとりでどう暮らそう?」
『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』(左右社)刊行記念 - 10/31 Tue スケザネ×山下紘加
「本の扉をあけて 山下紘加と語る読書の喜び」
『煩悩』(河出書房新社)刊行記念 - 11/01 Wed 羽生有希×中村香住×深海菊絵×松浦優
「フツーの恋愛、性愛ってなに?」
『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念 - 11/02 Thu 藤井翔太×宮崎智之×吉川浩満
「なぜあなたはすでに哲学者なのか」
『アメリカ哲学入門』(勁草書房)刊行記念 - 11/19 Sun 伊藤桃×がみ
「てっけん!第4回」 - 11/29 Wed 加藤優一×御手洗龍×山道拓人×飯石藍
「銭湯と建築がひらく、都市の公共性」
『銭湯から広げるまちづくり
小杉湯に学ぶ場と人のつなぎ方』(学芸出版社)刊行記念