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斎藤真理子
「韓国現代文学入門~その2 IMF経済危機と韓国文学」

斎藤真理子
「韓国現代文学入門~その2 IMF経済危機と韓国文学」

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新しい韓国文学がこんなにも面白く、またパワフルなのはなぜなのか。ブームの牽引者でもある斎藤真理子さんが、日本との関わりとともに読み解き、その魅力を語る人気講座の第二弾!

韓国の歴史において、1997年のIMF経済危機というのは非常に大きな出来事です。国家の財政が破綻してしまうかもしれない……、もしかしたら今の日本の状況はそれに近いのかもしれません。晶文社から刊行されている「韓国文学のオクリモノ」シリーズ6冊のうち、4冊までがこのIMF経済危機に大なり小なり関係があります。

今回は、その4冊、パク・ミンギュ『三美スーパースターズ最後のファンクラブ』(斎藤真理子訳)、ファン・ジョンウン『誰でもない』(斎藤真理子訳)、キム・エラン『走れ、オヤジ殿』(古川綾子訳)、キム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』(すんみ訳)を取り上げます。

ファン・ジョンウンさんは『誰でもない』の日本の読者へのメッセージで、「韓国は比較的早く金融危機から抜け出しましたが、その後ずっと後遺症をわずらっています。過去20年間の日常と非日常のいたるところで人々は、自らが『何でもない人』とされる瞬間を味わい、他人が『何でもない人』として扱われる瞬間を見てきました」と書いています。

人々の働き方と生き方が変わってしまう様子を、その後の世界を生きる姿を、作家はどう描いてきたか。四人四様の作品世界に迫ります。

最初の1冊だけ男性作家で、あとは女性作家によるもの。上から順番に直接にテーマに強く関わります。受講される方は、これらのうちどれか1冊読んできていただければ、楽しめます。もちろん読んでなくても、必ず面白いお話になります!

【出演者プロフィール】
斎藤真理子(さいとう・まりこ)
1980年に大学のサークルで朝鮮語の勉強を始め、91~92年にちょこっとソウルに語学留学。韓流ブームには完全に乗り遅れてました。ながーいブランクのあと、『カステラ』(パク・ミンギュ著、ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)で第1回日本翻訳大賞。訳書『こびとが打ち上げた小さなボール』(チョ・セヒ、河出書房新社)『誰でもない』(ファン・ジョンウン、晶文社)『フィフティ・ピープル』(チョン・セラン、亜紀書房)、『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ、筑摩書房)など。最新刊は『回復する人間』(ハン・ガン、白水社)。韓国を楽しみ・味わい・語らう雑誌『中くらいの友だち』(韓くに手帖舎・皓星社)創刊メンバー。

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【重要なお知らせ】
10月1日からの消費税率の引き上げに伴い、チケット価格を変更いたします。

9月30日までにチケット購入の場合…
前売1500円+ドリンク500円(共に税込)→2000円
当日2000円+ドリンク500円(共に税込)→2500円

10月1日以降にチケット購入の場合…
前売1500円+ドリンク500円(共に税別)→2200円
当日2000円+ドリンク500円(共に税別)→2750円

くわしくはこちらのページをご覧ください。

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出演者斎藤真理子

出版社晶文社
晶文社
晶文社
晶文社

開催日時

15:00~17:00 (14:30開場)

開催場所

本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F

入場料

■前売1,500yen + 1 drink order(税別)
■当日店頭2,000yen + 1 drink order(税別)