ヒップホップ・ガイド本の定番としておなじみ『 文化系のためのヒップホップ入門』 の第3弾が12月23日に発売となります。
2014年までをとりあげた『2』に続くこの『3』では、 2015年から2018年までの4年間のシーンを振り返るほか、 オバマ政権下のアメリカを現地で体験した研究者・ 有光道生さんをお迎えして、 当時のアメリカ社会とヒップホップの関係を語りあう鼎談も収録。 関連CDも64枚をご紹介しています。
その刊行を記念して、スペシャル・ トークイヴェントを開催します。
ゲストにお迎えする吉田雅史さんは、「ゲンロン」 佐々木敦さんの批評再生塾第1期総代に選ばれた気鋭の批評家であ ると同時に、ビートメイカー/MC、また翻訳家としても活躍中。
当日は、いまのヒップホップ・ シーンを代表するプロデューサーたちのビートの構造と特徴、 ビートメイキングの手法を分析、紹介していきますので、 ご期待ください。
【プロフィール】
吉田雅史(よしだ・まさし)
1975年生まれ。批評家/ビートメイカー/MC。〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉初代総代。MA$A$HI名義で8th wonderなどのグループでも音楽活動を展開。『ゲンロンβ』 『ele-king』『ユリイカ』『クライテリア』 などで執筆活動展開中。主著に『ラップは何を映しているのか』( 大和田俊之氏、磯部涼氏との共著、毎日新聞出版、2017)。 訳書に『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』(ジョーダン・ ファーガソン著、DU BOOKS、2018)。ビートメイカーとしての近作は、 Meiso『轆轤』(二2017)プロデュース、Fake? とのユニットによる『ForMula』(2018)など。
長谷川町蔵(はせがわ・まちぞう)
1968年生まれ。ティーン・ギャング(ツッパリ)全盛時代に、 東京のダーティー・サウス、町田市で生まれ育つ。 90年代末からライター活動を開始。映画、音楽、 文学からゴシップまで、 クロスオーバーなジャンルでハスリングし続けている。著書に『 インナー・シティ・ブルース』(スペースシャワーネットワーク、 2019)、『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』(洋泉社、2017)、『 あたしたちの未来はきっと』(タバブックス、2017)、 共著に『ヤング・アダルトUSA』(DU BOOKS、2015)ほか。
大和田俊之(おおわだ・としゆき)
1970年生まれ。レペゼン神奈川。 クリップスとブラッズならぬバイカー・ギャング(暴走族) で荒れ狂う日本のウェッサイ、湘南地方で育つ。ドクター(文学) 。慶應義塾大学法学部プロフェッサー。2011年、『 アメリカ音楽史──ミンストレル・ショウ、 ブルースからヒップホップまで』(講談社選書メチエ、 第33回サントリー学芸賞受賞)をドロップ。共著に『 私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか―― 日本ポピュラー音楽の洋楽受容史』(花伝社、2019)、『 村上春樹の100曲』(立東舎、2018)、『 ラップは何を映しているのか』(毎日新聞出版、2017) がある。
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