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密室で繰り広げられる暴行、監禁、医療放置――。巨大化する組織に翻弄される非正規滞在者の声を伝え、日本の入管制度の問題点に迫る『ルポ 入管 ─絶望の外国人収容施設』が筑摩書房より刊行されました。
2014年、カメルーン人男性が医師の診察を受けられず、東日本入管センター内で死亡。2018年、同センターでインド人男性が自殺。翌年、大村入管ではハンストによりナイジェリア人男性が餓死しました。また、今年の10月には名古屋入管で収容中だった40代のインドネシア男性が亡くなりました。いったい、入管施設で何が起きているのでしょうか。
東京五輪や外国人労働者の受け入れ拡大に合わせて、在留資格のない外国人の取り締まりが強化され、次々に入管施設に収容されています。本書では、2019年に出入国在留管理庁へと格上げされ、ますます大きな権力を振るう「入管」の実態に迫ります。
ゲストには、著者の平野雄吾さんと、国士舘大学教授の鈴木江理子さんをお招きします。また、クルド人難民デニズさんにもご出演いただく予定です。デニズさんは、東日本入国管理センター(茨城県牛久市)に収容されていた際、入管職員によって暴行を受け、現在、国に対して損害賠償を求める訴えを起こしています。
トークでは、本書で綴られている内容を中心に、ブラックボックスと化している入管の中で起きている問題や、移民・難民に対する排外主義的言説が蔓延する現状についての考えをお話いただきます。日本の移民/外国人政策や外国人労働者政策全般について、これまでにどのような政策が取られてきたのか、そして、今後どのように変わっていくべきなのかについて考えていく機会になれば嬉しいです。
【出演者プロフィール】
平野雄吾(ひらの・ゆうご)
1981年東京都生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了後、2006年共同通信記者。前橋、神戸、福島、仙台の各支社局、外信部、カイロ支局、特別報道室などを経て2020年8月からエルサレム支局長。著書に『労働再審②越境する労働と〈移民〉』(共著)、『東日本大震災復興への道―神戸からの提言 震災復興・原発震災提言シリーズ1』(共著)、『ルポ入管―絶望の外国人収容施設』など。
鈴木江理子(すずき・えりこ)
1965年愛知県生まれ。国士舘大学文学部教授。博士(社会学)。NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)副代表理事、認定NPO法人多文化共生センター東京理事等を兼任。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。民間シンクタンク等を経て、2010年に国士舘大学に着任し、2015年より現職。『日本で働く非正規滞在者』(明石書店)で平成21年度沖永賞を受賞したほか、『非正規滞在者と在留特別許可』(日本評論社)、『東日本大震災と外国人移住者たち』(明石書店)、『開かれた移民社会へ』(藤原書店)、『新版 外国人労働者受け入れを問う』(岩波ブックレット)など共編著書も多数ある。
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