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2021年5月、澤口たまみさんによる『クラムボンはかぷかぷわらったよ』が発売されました。
岩手の野原を歩きながら、宮沢賢治作品を読み解いてきたエッセイストの澤口たまみさん。
同書では「クラムボン」をはじめとする賢治の謎めいた言葉の意味に迫っていきます。賢治による30のおはなしに、ユニークな読み解きを添えた読み応えたっぷりの1冊です。
同書の刊行を記念し、トークイベントを開催します。
出演は澤口たまみさんにくわえ、茨城県つくば市でえほんやなずなを営む藤田一美さんをゲストにお迎えします。
宮澤賢治は、自らの作品を即興演奏とともに朗読したいと考えていました。
賢治の作品は、ラップのように韻を踏んだり、オノマトペや方言が多用されています。これは、声に出して読んでみたときの効果を期待しているものだと、澤口さんは考えています。
今回は、賢治の作品でも方言の多い「鹿踊りのはじまり」について、コントラバスの伴奏をつけながら、澤口たまみさんによるネイティブな発音、さらに藤田一美さんが京言葉での朗読に挑戦します。
どうぞお楽しみに!
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【出演者プロフィール】
澤口たまみ(さわぐち・たまみ)
エッセイスト・絵本作家。1960年、盛岡市生まれ。1990年「虫のつぶやき聞こえたよ」(白水社)で日本エッセイストクラブ賞、2017年「わたしのこねこ」(絵・あずみ虫、福音館書店)で産経児童出版文化賞美術賞。
「新版 宮澤賢治 愛のうた」(夕書房)では、それまで聖人とされてきた宮澤賢治の恋を読み解いている。賢治作品を即興演奏とともに朗読する「宮澤賢治 朗誦伴奏CD」を自主制作している。岩手県在住。
藤田一美(ふじた・かずみ)
1961年京都市生まれ。専業主婦、市民活動役員・理事、つくば子ども劇場事務局長をへて2016年10月えほんやなずな開業。店主。NPO法人「絵本で子育て」センター絵本講師・紙芝居文化の会会員。藤田さんとえほんやなずなの来歴は、『街灯りとしての本屋 11書店に聞く、お店のはじめ方・つづけ方』(雷鳥社)へ。
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