『「本屋」は死なない』(新潮社)、『口笛を吹きながら本を売る』(晶文社)で、本屋で働くさまざまな人々の声を文字にしてきた石橋毅史さんが、この度『まっ直ぐに本を売る ラディカルな出版「直取引」の方法』(苦楽堂)を上梓されました。
「最小規模の出版社を始める人が「書店との直取引の方法」を獲得するための、いわば教科書となることを目指している」
と書かれたこの本は、卸売(取次)を介さず、書店との直取引を中心に出版を続けてきた出版社「トランスビュー」の実情に迫ったノンフィクション。
直取引の手法を紹介する「トランスビュー方式」、「実務とコスト」。
他の出版社の本の流通を請け負う「取引代行」。
配本に頼らず書店からの注文に満数で回答する「注文出荷制」。
現場の取材だけでなく、「取引代行」で協業する出版社や、これから出版社を起業しようとしている人、直取引に積極的な書店まで。さまざまな角度からの視点を織り込みつつ、直取引の運営コストの実数や書店との契約書までが詳細に記述されているこの本は、まさに出版社や本屋のための「教科書」です。
今回はこの本について、石橋さんにじっくりお話を伺う機会を設けました。
さまざまな書店、出版社の現場を取材されている石橋さんに、みなさまの質問をぶつけながら、これからの本の作りかた、売り方について一緒に議論していきます。
もちろん、質問なしで他の方の意見を聞きながら楽しむ、というのもOK。
思い思いの方法で、どうぞお楽しみください。
※当イベントでは、石橋毅史さんへの事前質問を募集します(任意)。『まっ直ぐに本を売る』のこと、あるいは本屋のこと、なんでも構いません。ご予約頂いた方へはイベント前に別途ご案内を差し上げます。
石橋毅史
出版業界専門誌「新文化」編集長を経てフリーに。著書に『「本屋」は死なない』(新潮社)、『口笛を吹きながら本を売る』(晶文社)、『まっ直ぐに本を売る』(苦楽堂)など。
(司会)松井祐輔
出版取次会社を経て、「人」と「本屋」のインタビュー誌『HAB』を創刊。最新号のテーマは「本と流通」。本屋「H.A.Bookstore」店主。『これからの本屋』(書肆汽水域)ほか、本の取次も行う。
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2016/07/08 Fri -
石橋毅史
「直取引のこと、本屋のこと、石橋さんにまっ直ぐに聞いてみよう!」
『まっ直ぐに本を売る ラディカルな出版「直取引」の方法』(苦楽堂)刊行記念
- 04/03 Thu 木村祥一郎×藤原隆充
「遠まわりをした老舗家業の働き方」
『ちいさな会社のおおらかな経営』(主婦の友社)刊行記念 - 04/04 Fri 北村浩子×マライ・メントライン
「“日本語は難しい”と日本人は言うけれど? 」
『日本語教師、外国人に日本語を学ぶ』(小学館)刊行記念 - 04/05 Sat 清田隆之×大島育宙「正しさの一歩外で考える、「俺たち」と「恋愛」の現在地」『戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ』(太田出版)刊行記念
- 04/06 Sun 栗田隆子×武田砂鉄「「働けない人」と「働けた人」で考える──わたしたちの社会と労働のいびつな関係」『「働けない」をとことん考えてみた。』(平凡社)刊行記念
- 04/07 Mon 藤原ヒロシ×皆川壮一郎×嶋浩一郎
「無駄と余白と奥行きと」 - 04/09 Wed 藤澤ゆき×石田真澄×野村由芽
「手を動かしながら生きていく」
『わたしを編む つくる力を、手のうちに YUKI FUJISAWA制作日記』刊行記念 - 04/10 Thu 藤津亮太×前島賢
「頼まれなくたって、語ってやる!」
『富野由悠季論』(筑摩書房)刊行記念 - 04/11 Fri 宮崎晃吉×川口瞬×内沼晋太郎
「これからの小さな出版と、本の届け方」
『最小文化複合施設』(HAGISO)出版記念 - 04/12 Sat きださおり× 明円卓 × 藤井颯太郎
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 04/13 Sun 安達茉莉子×長島有里枝
「リアルライフでフェミニズムを生きるわたしたち」
『あなたのフェミはどこから?』(平凡社)刊行記念 - 04/15 Tue 西寺郷太×高橋芳朗「J-POP丸語り」『J-POP丸かじり』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念
- 04/17 Thu ゲッツ板谷×新保信長×原カントくん
「自分のことってどう書けばいいのか? 」
『ともだち』(徳間書店)刊行記念 - 04/18 Fri 土佐有明×石川浩司×蔦木俊二
「イカ天とバンドを続けることとあの頃の話」
『イカ天とバンドブーム論』(DU BOOKS)刊行記念 - 04/20 Sun フィクショネス 文学の教室
『金閣寺』『美しい星』を
3ヶ月かけてじっくりと読む - 04/20 Sun 金川晋吾×柴崎友香×小田原のどか
「80年目、爆心地・長崎の写真と言葉」
『祈り/長崎』(書肆九十九)刊行記念 - 04/21 Mon 甲谷 一×佐藤浩二
「プロデザイナーが考える
“ロゴデザイン”のちょっと深い裏話」
『カンタンでちょっぴり深いロゴづくり』
(エムディエヌコーポレーション)刊行記念 - 04/23 Wed 鈴木涼美×紗倉まな×原カントくん
「動物になりきれない、愛しい人間たちの“欲望”」
『ノー・アニマルズ』(ホーム社)刊行記念 - 04/25 Fri とれたてクラブ×ゆっきゅん×潟見陽「こういう物語をずっと待ってた」『なかよしビッチ生活』(エトセトラブックス)刊行記念
- 04/26 Sat 少年アヤ×なま×野口理恵
「なにでもないわたしでいられますように」
『わたくしがYES』『USO 6』『生きる力が湧いてくる』トリプル刊行記念 - 04/30 Wed 古舘佑太郎×又吉直樹
「旅と文」
『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』(幻冬舎)刊行記念 - 05/18 Sun ひうらさとる×小川奈緒
「50代からの軽やかな”旅”と”伝え方”」
『58歳、旅の湯かげん いいかげん』
『伝え上手になりたい』(扶桑社)W刊行記念