アイルランド、それは古来多くの人々を魅了してきたケルトの島、文芸の島。現代日本におけるアイルランド文学研究の第一人者である栩木伸明さん(早稲田大学教授)が、このたび『アイルランドモノ語り』(みすず書房)により第65回読売文学賞(随筆・紀行賞)を受賞しました。この機会に、アイルランドの尽きることのない魅力を存分に語っていただきます。お相手は詩人で明治大学教授の管啓次郎さん。おなじ読売文学賞の第62回受賞者です(インスクリプト刊『斜線の旅』による)。
「モノたちが語る身の上話に耳を傾けているうちに、『アイルランドモノ語り』が生まれた」(栩木伸明)。「旅を書く」という共通のテーマをもつお二人の自由な対話に、ぜひご参加ください。
☆当日は、アイルランドのビールがメニューに加わります!
栩木伸明(とちぎ・のぶあき)
1958年東京生まれ。上智大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学教授。専攻はアイルランド文学・文化。
主な著書に『アイルランド現代詩は語る――オルタナティヴとしての声』(思潮社)、『アイルランドのパブから――声の文化の現在』(日本放送出版協会)、『声色つかいの詩人たち』(みすず書房)、『アイルランド紀行――ジョイスからU2まで』(中公新書)他。訳書にキアラン・カーソン『琥珀捕り』『シャムロック・ティー』『トーイン』(以上東京創元社)、J・M・シング『アラン島』、コラム・マッキャン『ゾリ』(以上みすず書房)、ウィリアム・トレヴァー『聖母の贈り物』『アイルランド・ストーリーズ』(以上国書刊行会)、コルム・トビーン『ブルックリン』(白水社)などがある。
管啓次郎(すが・けいじろう)
1958年生まれ。明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系教授。担当科目は「コンテンツ批評」と「映像文化論」です。明治大学「野生の科学」研究所運営委員。日本学術振興会学術システム研究センター専門研究員。主な著書に『コロンブスの犬』『狼が連れだって走る月』(いずれも河出文庫)、『本は読めないものだから心配するな』『ストレンジオグラフィ』(いずれも左右社)、『斜線の旅』(インスクリプト、読売文学賞)、小池桂一との共著『野生哲学』(講談社現代新書)などがあります。詩集「Agend’Ars」4部作は『時制論』をもって完結しました(左右社)。
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2014/03/13 Thu -
栩木伸明×管啓次郎「栩木伸明が語る、アイルランドの魅力」第65回読売文学賞(随筆・紀行賞)受賞記念
- 07/01 Tue 吉見俊哉×若林幹夫
「建築と出来事」
『このとき、夜のはずれで、サイレンが鳴った』(岩波書店)
『ダイアローグ〈危機〉の時代の長谷川逸子・原広司・伊東豊雄』(millegraph)W刊行記念 - 07/02 Wed 豊﨑由美×木下眞穂
第93回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 07/04 Fri 富川岳×ドミニク・チェン×桜井祐
「懐かしい異界へ。人ならざるものと共に生きる」
『シシになる。──遠野異界探訪記』(亜紀書房)刊行記念 - 07/05 Sat 岡本敬子×岡本仁
「ふたりへの質問エクストラ 」
『私のふたり暮らし』(光文社) - 07/05 Sat 武田砂鉄×石村博子×舛友雄大
「ノンフィクションの現在地」
Presented by 講談社本田靖春ノンフィクション賞 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」 - 07/10 Thu 星田英利×フルーツポンチ村上健志×日下怜奈×トット桑原雅人×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第13回公開収録 - 07/11 Fri 星野文月×竹中万季×野村由芽
「それぞれの日記のなかにある、人との距離や関係性」
『不確かな日々』(ひとりごと出版)
刊行記念 - 07/12 Sat 西尾康之×斎藤環
「『不死』の時代とは?:アーティストと精神科医が語り尽くす」
『不死』(くま書店)刊行記念 - 07/13 Sun 柴田元幸×惠愛由
「あなたをみている」
『体の贈り物』(twilillight) 復刊記念 - 07/13 Sun 服部円×長崎訓子
「身近なネコをよく知り、
イラストにするワークショップ」
『ネコは(ほぼ)液体である』
(KADOKAWA)刊行記念 - 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/15 Tue 松尾潔×丸屋九兵衛
「90年代R&Bとは何だったのか? 」
『松尾潔のメロウなライナーノーツ』(リットーミュージック)刊行記念 - 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念