作家のプロ・アマや年齢、ジャンルを問わず、ただ「すごい」写真だけを集めた『この写真がすごい2』(朝日出版社)。
裸、葬式、よっぱらい、巨大ダコ……作家の大竹昭子さんが「なんだか気になる」写真を70枚選び、その一枚一枚のどこに惹かれるのか、その理由は何なのかを考え短い言葉を添える。
写真との新たな出会いへと誘う、ユニークで斬新な写真の入門書。大好評『この写真がすごい』シリーズの第二弾です。
トークのお相手は建築家の乾久美子さん。
乾さんは半年以上かけて学生と日本全国をまわり、「生きられた場所」としての風景を18,000事例の写真に撮影。
それを「サービス」という観点のもと、「やまびこ」「プリクラフレーム」「照明いらず」「ゆったり使用中」といった全く新しい見方で分類し(その数150!)『小さな風景からの学び』という展覧会(TOTOギャラリー・間)と書籍(TOTO出版)にまとめられました。
ともに「写真からの発見」をテーマにした本を著した二人が、互いの書籍の中から「すごい」「気になる」と感じた写真を応酬し、その何に惹かれたのかを話します。
見たものを写真にすることの面白さ、写真から読み取れる世界のあり方、文筆家/建築家の視点による写真の魅力の違いなど、ジャンルを飛び越えながら「写真の謎」を語り合います。
写真好きはもちろん、建築に興味がある方も、写真を見る眼が広がるこの機会にぜひご参加ください!
大竹昭子(おおたけ・あきこ)
1950年東京都生まれ。作家。小説、エッセイ、評論などジャンルを横断して執筆し、自ら写真も撮る。写真関係の著書に『眼の狩人』(新潮社/ちくま文庫)『彼らが写真を手にした切実さを』(平凡社)『この写真がすごい2008』(朝日出版社)『ニューヨーク1980』(赤々舍)、小説に『図鑑少年』(小学館/中公文庫)『随時見学可』(みすず書房)『ソキョートーキョー』(ポプラ社)など。
乾久美子(いぬい・くみこ)
1969年大阪府生まれ。1992年東京藝術大学美術学部建築科卒業。1996年イエール大学大学院建築学部修了。1996〜2000年青木淳建築計画事務所勤務を経て、2000年乾久美子建築設計事務所を設立。2011年東京藝術大学美術学部建築科准教授就任。主な建築作品に、「Dior Ginza」(2004)、「アパートメントI」(2007)、「フラワーショップH」(2009)、「KYOAICOMMONS」(2011)など。現在は東北で小・中学校の計画が進行中。
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2014/07/09 Wed -
大竹昭子×乾久美子 「この写真が〈気になる〉理由」 『この写真がすごい2』(朝日出版社)刊行記念
- 07/01 Tue 吉見俊哉×若林幹夫
「建築と出来事」
『このとき、夜のはずれで、サイレンが鳴った』(岩波書店)
『ダイアローグ〈危機〉の時代の長谷川逸子・原広司・伊東豊雄』(millegraph)W刊行記念 - 07/02 Wed 豊﨑由美×木下眞穂
第93回「読んでいいとも! ガイブンの輪」 - 07/04 Fri 富川岳×ドミニク・チェン×桜井祐
「懐かしい異界へ。人ならざるものと共に生きる」
『シシになる。──遠野異界探訪記』(亜紀書房)刊行記念 - 07/05 Sat 岡本敬子×岡本仁
「ふたりへの質問エクストラ 」
『私のふたり暮らし』(光文社) - 07/05 Sat 武田砂鉄×石村博子×舛友雄大
「ノンフィクションの現在地」
Presented by 講談社本田靖春ノンフィクション賞 - 07/06 Sun あきやあさみ×竹村優子
「服と仕事と私~制服化スタイリストと編集者の場合」 - 07/10 Thu 星田英利×フルーツポンチ村上健志×日下怜奈×トット桑原雅人×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第13回公開収録 - 07/11 Fri 星野文月×竹中万季×野村由芽
「それぞれの日記のなかにある、人との距離や関係性」
『不確かな日々』(ひとりごと出版)
刊行記念 - 07/12 Sat 西尾康之×斎藤環
「『不死』の時代とは?:アーティストと精神科医が語り尽くす」
『不死』(くま書店)刊行記念 - 07/13 Sun 柴田元幸×惠愛由
「あなたをみている」
『体の贈り物』(twilillight) 復刊記念 - 07/13 Sun 服部円×長崎訓子
「身近なネコをよく知り、
イラストにするワークショップ」
『ネコは(ほぼ)液体である』
(KADOKAWA)刊行記念 - 07/14 Mon 【全6回】連続講座 鈴木涼美「夜の読書室」Vol.3
- 07/15 Tue 松尾潔×丸屋九兵衛
「90年代R&Bとは何だったのか? 」
『松尾潔のメロウなライナーノーツ』(リットーミュージック)刊行記念 - 07/16 Wed 三宅陽一郎×清木 昌
「ゲームデザイン、人工知能、数学――レトロゲームから未来まで」
『数学がゲームを動かす!』
(日本評論社)刊行記念 - 07/18 Fri 阿部恭子×インベカヲリ★
「家族という密室で何が起きているのか」
『近親性交―語られざる家族の闇』(小学館)刊行&重版記念 - 07/22 Tue 周司あきら×杉田俊介
「語られにくいミサンドリー(男性嫌悪)から『男』の話をしよう」
『ラディカル・マスキュリズム』(大月書店)
『男性学入門』(光文社)W刊行記念 - 07/23 Wed 椎名基樹×せきしろ
「バカサイトークライブ」 - 07/24 Thu 米澤渉×ひろのぶと株式会社
「踊る阿呆たちの本づくり」
『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)
刊行記念 - 07/26 Sat 水上文×清水晶子
「ここにも、そこにも、どこにでも:日本語圏と英語圏のクィアポリティクスを辿って」
『クィアのカナダ旅行記』(柏書房)刊行記念 - 07/27 Sun 太田充胤×山本ジャスティン伊等×山本浩貴
「こんなにも踊りたい、私たちの魂について」
『踊るのは新しい体』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/28 Mon 金原ひとみ×朝吹真理子×山中瑶子
「韓国と出会って考えたこと」
新文芸誌『GOAT meets』(小学館)刊行記念 - 07/29 Tue 枝優花×平井珠生
「ラジオでしゃべるって、こんなにむずかしくて、たのしい。」 - 07/30 Wed 梶原阿貴×高橋伴明
「家族とジェンダーと革命」
『爆弾犯の娘』(ブックマン社)
刊行記念 - 08/04 Mon 古賀及子×菊地朱雅子×北野太一×油利可奈
「生活を(書き)続けるために」
『巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある』(幻冬舎)
『おかわりは急に嫌 私と『富士日記』』(素粒社)
『よくわからないまま輝き続ける世界と 気がつくための日記集』(大和書房)刊行記念 - 08/13 Wed 小島雄一郎×吉田将英
「拗らせたおじさん二人が考える『選べない』時代の生き方」
『「選べない」はなぜ起こる?』(サンマーク出版)刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念