アメリカ事情に精通する大和田俊之、長年ラップの現場に身を置いてきた磯部涼、批評家とラッパー/ビートメイカーを往復する吉田雅史、三人のラップ論者が、日米のラップの変遷を語りつくすラップミュージック概論『ラップは何を映しているのか——「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで』の刊行を記念し、トークイベントを開催します。
ゲストにはblock.fm「INSIDE OUT」のMCなどでも知られる音楽ライターの渡辺志保さん。ヒップホップ・カルチャーの歴史を縦軸に、「トランプ後の世界」と「日本語ラップ」の現状認識を横軸に、ラップの潮流を通して、私たちの現在を浮かび上がらせる本書の議論をさらに展開しつつ、ラップとセレブカルチャーとの関わりや、女性ラッパーの最新事情等、新たなトピックをたっぷり加えていただきます。
ぜひ気軽にご来場ください。
【出演者プロフィール】
大和田俊之
専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽研究。慶應義塾大学法学部教授。博士( 文学)。著書に『アメリカ音楽史.ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで』( 講談社、第33 回サントリー学芸賞)、長谷川町蔵との共著『文化系のためのヒップホップ入門』(アルテスパブリッシング)など。
磯部涼
音楽ライター。主に日本のマイナー音楽と社会の関わりについて執筆。日本のヒップホップ・カルチャー、及びラップ・ミュージックに関するテキストも多数あり、その一部は著作『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』( 太田出版)と『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト)に収録されている。
吉田雅史
批評家/ビートメイカー/ラッパー。〈ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾〉初代総代。『ele-king』や『ユリイカ』誌などで音楽批評中心に活動。『ゲンロンβ』にヒップホップ論を連載中。ビートメイカー/ラッパーとしては8th wonderでの活動のほか、直近ではMA$A$HI名義でMeisoのアルバム『轆轤』をプロデュース。
渡辺志保
音楽ライター。おもにヒップホップやブラックミュージックなどに関わる文筆の執筆や歌詞対訳のほか、block.fm「INSIDE OUT」などでのラジオMC、司会業などにも携わる。これまでにインタヴューしたアーティストは、A$APロッキー、ニッキー・ミナージュ、ケンドリック・ラマー、ジェイデン・スミスら。
イベントのご予約はこちらから!
2017/04/19 Wed -
大和田俊之×磯部涼×吉田雅史×渡辺志保
「ラップは何に欲情しているのか」
『ラップは何を映しているのか——「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで』刊行記念
- 06/27 Mon 鳥羽和久「『推し』の文化論ライブ」
- 06/29 Wed 佐々木ののか×青山ゆみこ
「推しと雑談ー私をケアしてくれる本、だけどケアってなんだろう?」
『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』(亜紀書房)刊行記念 - 06/29 Wed オスカール・ナカザト×武田千香×福嶋伸洋
「異郷へのサウダージ!?ブラジル文学への招待」
『ニホンジン』(水声社)刊行記念 - 06/30 Thu 島塚絵里×ラウラ・コピロウ
「フィンランドらしい暮らしの楽しみ方」
『フィンランドで気づいた小さな幸せ365日』(パイインターナショナル)刊行記念 - 07/01 Fri 太田秀樹×金田有浩
「いまなぜ “歌謡曲” なのか? その答えは『黄金の6年間』にあり!」
『黄金の6年間 1978-1983 〜素晴らしきエンタメ青春時代』(日経BP)刊行記念 - 07/02 Sat 山崎泰寛×本橋仁×勝原基貴×熊谷亮平×吉江俊
「クリティカル・ワードでめぐる現代建築トーク」
『クリティカル・ワード 現代建築』(フィルムアート社)刊行記念 - 07/03 Sun 松波太郎×青木淳悟×太田靖久×金川晋吾×鴻池留衣×藤田直哉×町屋良平×水原涼
「カルチャーセンターのあとで」
『カルチャーセンター』(書肆侃侃房)刊行記念 - 07/04 Mon シルクロード×明石ガクト×嶋浩一郎
「YouTubeと広告の未来を語ろう」
『YouTube Works Awards Japan 2022』開催記念 - 07/05 Tue 奥野克巳×伊藤雄馬
「森の民に心を奪われることは、現代人にとって何を意味するか?」
『一億年の森の思考法』(教育評論社)刊行記念 - 07/06 Wed 村井理子×東えりか
「本はいつもそばにいる」
『本を読んだら散歩に行こう』(集英社)刊行記念 - 07/07 Thu 福尾匠×鈴木一平
「日記は韻文か」
『日記〈私家版〉』刊行記念 - 07/08 Fri スージー鈴木×川添愛
「桑田佳祐の〝ことば〟を大解剖!」
『桑田佳祐論』(新潮社)刊行記念 - 07/09 Sat 島田雅彦×松浦寿輝×永方佑樹
「憑依する土地――詩の身体」
CŌEM「GeoPossession 声のトポス」スペシャルトークイベント(「現代詩手帖」連動企画) - 07/10 Sun 邵丹×柴田元幸
「1970年代の日本語を求めて」
『翻訳を産む文学、文学を産む翻訳:藤本和子、村上春樹、SF小説家と複数の訳者たち』
(松柏社)刊行記念 - 07/13 Wed 小山田浩子×陳詩遠×二見さわや歌×友田とん
「小説家・物理学者・お菓子屋が明かすそれぞれの<準備>の話」
『代わりに読む人0 創刊準備号』(代わりに読む人)刊行記念 - 07/15 Fri tofubeats×imdkm×有村崚×杉生健
「トーフビーツの出席裁判」
『トーフビーツの難聴日記』(ぴあ)刊行記念 - 07/16 Sat 安達茉莉子×me and you「わたしとあなたが満ち足りるために」『毛布 - あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)刊行記念
- 07/17 Sun 志賀信夫×渡辺寛人
「貧困を理論的に考えることについて」
『貧困理論入門』(堀之内出版)刊行記念 - 07/18 Mon 柴田元幸×鈴木博文×直枝政広
「黙ってレコードを聴く会をじっさいにやってみます」
『鑑識レコード倶楽部』(アルテスパブリッシング)刊行記念 - 07/23 Sat 「おかげさまで10周年! 本屋B&Bから愛と感謝のオールナイトパーティー 12時間ぶっ通しリレー放談」
B&B 10TH ANNIVERSARY - 07/28 Thu 石橋毅史×和氣正幸×内沼晋太郎
「『韓国の本屋』を通して語る『日本の本屋』のこれから」
『韓国の「街の本屋」の生存探究』(クオン)刊行記念 - 07/31 Sun 渡辺祐真/スケザネ×小津夜景
「言葉の世界をひらく」
『物語のカギ「読む」が10倍楽しくなる38のヒント』
(笠間書院)刊行記念