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野崎歓×平野啓一郎「翻訳がきりひらく新しい文学」『翻訳教育』(河出書房新社)刊行記念

野崎歓×平野啓一郎「翻訳がきりひらく新しい文学」『翻訳教育』(河出書房新社)刊行記念



ミシェル・ウエルベック、ジャン=フィリップ・トゥーサン、バルザック、ネルヴァル、スタンダールなど、名だたるフランス文学の翻訳者としてご活躍中の野崎歓さんの最新作『翻訳教育』が、1月21日に河出書房新社から発売されました。

本書は、鴎外やネルヴァルらを引きながら「翻訳」という営為の本質に迫り、言葉・文学・世界を思索する極上のエッセーです。

そこでこのたびB&Bでは、『翻訳教育』刊行を記念してトークショーを開催いたします!

対談のお相手としてお迎えするのは、デビュー作『日蝕』からフランスを舞台にした作品を多く発表し続け、一昨年には光文社古典新訳文庫にてワイルドの『サロメ』を新訳するなど、文学のみならずフランス文化に精通している、小説家の平野啓一郎さん。

鴎外はもちろんのこと、クラシックや交響曲などへの言及も多い本書執筆の際には、「平野さんのお顔が何度も脳裏をよぎっていた」と語る野崎さん。

かたや平野さんは、ウェルベックを始めとして、野崎さんの翻訳作品に以前から親しんでおり、「特に著書『決壊』執筆時には、野崎さん訳の『素粒子』に影響を受けた」と語ります。

しかし、お二人の共演は今回が初めてとのこと。

フランス文学を「翻訳」し続ける野崎さんと、フランスを文学に描き、その作品もまたフランス語に「翻訳」され続けている平野さんによる語りは、互いが互いを訳しあう中から立ち上がる我々人間の営み―「翻訳」について、あらたな気づきを与えてくれることでしょう。


出演者野崎歓
平野啓一郎

出版社河出書房新社

開催日時

20:00~22:00 (19:30開場)

開催場所

本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F

入場料

1500yen + 1 drink order