鈴村和成さんの最新刊『テロの文学史 三島由紀夫にはじまる』が、太田出版より好評発売中です。
本書は、三島由紀夫VSミシェル・ウエルベック、『人斬り』VS『大菩薩峠』、三島VS川端康成、三島VS村上春樹、桐野夏生、髙村薫、車谷長吉、三島VS町田康、辻仁成、阿部和重、中村文則、上田岳弘、三島VS村上龍、三島由紀夫と11・25の秘鑰、三島VS大江健三郎、松浦寿輝など、テロを描いた作家との対比によって、三島由紀夫の〈輪廻転生〉の行方をこれらの作家たちに探った一冊。
今回B&Bでは『テロの文学史 三島由紀夫にはじまる』刊行を記念して、イベントを開催します。
対談のお相手に迎えるのは、詩人の野村喜和夫さん。
「テロと三島と60年代」をテーマに、テロとは何か、三島由紀夫の問題、60年代の問題、三島の60年代、石原吉郎の60年代、さらには、野村喜和夫さんの60年代、鈴村和成さんの60年代など広く語っていただきます。
どうぞお楽しみに。
鈴村和成(すずむら・かずなり)
1944年名古屋市生まれ。東京大学仏文科卒。同修士課程修了。横浜市立大学教授を経て、同名誉教授。文芸評論家、フランス文学者、紀行作家、詩人。『バルト テクストの快楽』(講談社)、『ランボー、砂漠を行く アフリカ書簡の謎』(岩波書店)、『愛について プルースト、デュラスと』(紀伊國屋書店)、『金子光晴、ランボーと会う マレー・ジャワ紀行』(弘文堂)、『村上春樹とネコの話』(彩流社)、『ランボー全集 個人新訳』(みすず書房)など。
野村喜和夫(のむら・きわお)
1951年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。戦後世代を代表する詩人のひとりとして現代詩の尖端を走り続けるとともに、小説・批評・翻訳なども手がける。詩集に『風の配分』(水声社)、『ニューインスピレーション』(書肆山田)、『ヌードな日』(思潮社)、『久美泥日誌』(書肆山田)など。評論に『移動と律動と眩暈と』(書肆山田)、『萩原朔太郎』(中央公論新社)、『証言と抒情 詩人石原吉郎と私たち』(白水社)など。
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