「記者」と聞いて、最初に思いつくのは現場を走り回る「事件記者」の姿かもしれません。
事件担当は頻繁にドラマにとも取り上げられる花形持ち場である反面、遺族や被害者を取り囲む姿に批判の声も少なくありません。足利事件などの冤罪事件も起きています。ネットに報道の舞台が広がった今、事件をどう報じていったらいいのか。取材現場にも戸惑いがあります。
朝日新聞では、3年前からデジタルだけの連載として「きょうも傍聴席にいます。」という企画を始めました。
社会部には裁判専属の「司法記者」がいます。168の法廷がある東京地裁・高裁で一日中、裁判を傍聴しています。なぜ事件が起きてしまったのか。
「傍聴席にいます。」では、法廷で語られる被告人本人の言葉や生い立ちなどをもとに、司法記者の視点で、真相に迫ります。そこには、育児や介護など身近な悩みに苦しむ、ごく普通の人たちの姿がありました。
ネット時代に事件をどう伝えるか。司法記者と司法記者経験者を迎え、試行錯誤する現場の今をお伝えします。
【出演者プロフィール】
稲垣えみ子
(いながき・えみこ)
元朝日新聞記者。1965年、愛知県生まれ。87年朝日新聞社入社。大阪社会部、週刊朝日編集部、論説委員などを経て、昨年秋から編集委員として「ザ・コラム」を担当。そこで綴った原発事故を契機とした超節電生活(ちなみに最新の電気代は166円)とアフロヘアで話題に。今年一月に早期退職し、定職につかず欲を捨て楽しく閉じていく人生を模索中。6月17日に初の書き下ろし本「魂の退社 会社を辞めるということ。」(東洋経済新報社)を刊行予定。
三橋麻子(みつはし・あさこ)
朝日新聞社会部次長・司法クラブキャップ。1972年、東京都生まれ。慶応義塾大卒業。1995年、朝日新聞社入社。社会部で大阪府警捜査一課、東京地検特捜部、宮内庁、調査報道などを担当し、池田小児童殺傷事件、ライブドア事件などを取材。2010年から2013年まで『AERA』で大阪地検特捜部の証拠改ざん事件等を取材。
伊木緑(いき・みどり)
朝日新聞記者。1983年生まれ。筑波大卒業。2006年、朝日新聞社入社。新潟総局、青梅駐在などを経て東京社会部へ。司法クラブで刑事裁判を担当していた13年に朝日新聞デジタルで連載「きょうも傍聴席にいます。」を始めた。司法クラブではその後、東京地検特捜部や証券取引等監視委員会を担当し、主に経済事件を取材。15年10月からスポーツ部に所属している。
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2016/05/14 Sat -
稲垣えみ子×三橋麻子×伊木緑
「いま、事件を報じるということ」
『母さんごめん、もう無理だ~きょうも傍聴席にいます』(幻冬舎)刊行記念
- 11/21 Thu 吉川公ニ×森真紀×住谷知厚
「伝える広報から伝わる広報へ 広報の心とは何か。」
『広報の心』(理工図書)刊行記念 - 11/22 Fri チョ・イェウン×三宅香帆
「新感覚ホラー小説を通じて見る、日韓の文学現在地」
『カクテル、ラブ、ゾンビ』(かんき出版)刊行記念 - 11/23 Sat 一穂ミチ×高瀬隼子
「これからの恋愛のかたち」
『恋とか愛とかやさしさなら』(小学館)
『新しい恋愛』(講談社)W刊行記念 - 11/24 Sun チョン・ジヘ×原田里美×内沼晋太郎
「好きなことを続けていく方法」
『私的な書店─たったひとりのための本屋─』(葉々社)刊行記念 - 11/25 Mon ソ・イジェ×原田いず×大田ステファニー歓人
「読むことと見ることの間で かつて映画を学んでいた日韓の小説家が語る、世界の切りとり方」
『0%に向かって』(左右社)刊行記念 - 11/28 Thu TaiTan×内沼晋太郎
「『人生を編集する』ってなんだろう」
「EDiT」2025年版手帳発売記念 - 11/29 Fri 金原ひとみ×小川哲×スケザネ
「文学は世界をひっくり返せるか」
新文芸誌『GOAT』(小学館)刊行記念 - 11/30 Sat パク・ヘウル×ファン・モガ×inch magazine
「新たなる韓国SFの世界」
『この星を離れた種族』(inch magazine)『地上適応困難症』W刊行記念 - 11/30 Sat 岡野八代×重田園江
「ちいさなケアのみつけ方 いま改めて考えるケアの倫理」 - 12/01 Sun 宮崎智之×高橋久美子
「美しいエッセイについて」
『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』(筑摩書房)重版記念 - 12/02 Mon 吉本ばなな×又吉直樹×バイク川崎バイク×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」
第七回公開収録 - 12/04 Wed 小池昌代×三角みづ紀×岡本啓
「わたしたちが放課後によみたい詩 」
『放課後によむ詩集』(理論社)刊行記念 - 12/05 Thu 和嶋慎治×志村つくね
「僕の作詞作法─バンド生活三十五年によせて」
『無情のスキャット 人間椅子・和嶋慎治自選詩集』
(百年舎)刊行記念 - 12/06 Fri
絵津鼓×大原扁理
「Wデビュー10周年記念 漫画家と作家が語る、お金と仕事とこれからのこと」
『IRUKA 3』(forbit)
『シン・ファイヤー』(百万年書房)W刊行記念 - 12/07 Sat 堀元見×水野太貴
「ゆる言語学ラジオ本大賞2024 発表会」 - 12/08 Sun 菊地成孔×相田冬二
「映画を奏でるということ」
『クチから出まかせ』(集英社)
『あなたがいるから』(Bleu et Rose)W刊行記念 - 12/09 Mon 横田増生×平山亜佐子「女と男の潜入取材(化け込み)語り尽くし!」『潜入取材、全手法 調査、記録、ファクトチェック、執筆に訴訟対策まで』(KADOKAWA)重版記念
- 12/10 Tue ー『編むことは力』翻訳刊行記念 ー
佐久間裕美子×super-KIKI
「ものづくり(糸・布・針)から考える持続可能な社会運動」 - 12/12 Thu 池上晴之×ムロケン×ウイリアム・ヘイムス「ザ・ラスト・ワルツ見聞録&ロビー・ロバートソンの実像」『ザ・バンド 来たるべきロック』(左右社)刊行記念
- 12/14 Sat きださおり×梨×松澤茂信×小野寺正人
「What shall we do here? この場所で何するナイト」 - 12/15 Sun 藤田雄介×武田清明×権藤智之
「建具談義 Vol.2:建具と構法・部品・流通」
『建具の手がかり』(学芸出版社)刊行記念 - 12/16 Mon 中川淳一郎×ヨッピー×山崎幸治「2024年『都道府県魅力度ランキング』最下位記念! SAGA語り」
- 12/21 Sat 豊﨑由美×広瀬大志
×小島日和×向坂くじら×張文經
×のもとしゅうへい×故永しほる
×小笠原鳥類×平川綾真智
「現代詩フェスティバル 詩の未来へ」
『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない! 萌える現代詩入門』
(思潮社)刊行記念 - 01/09 Thu 鳥羽和久×古賀及子
「子どもと私の“観察”のしかた 」
『「学び」がわからなくなったときに読む本』(あさま社)『好きな食べ物がみつからない』(ポプラ社)W刊行記念 - 01/12 Sun 田中さとみ×藤原安紀子×山本浩貴×佐藤文香
「アニメの予告編を眺めるように/詩を書いている」
『sleeping cloth スリー ピング クロス』(左右社)刊行記念