※チケットの追加発売決定! 立見券の発売開始は9月23日(土)12時〜となります。本ページ末尾のリンク先からご予約を完了して下さい。数に限りがございますのであらかじめご了承下さい。
サニーデイ・サービス結成25周年の今年、2017年にその総決算として刊行されたサニーデイ・サービス/北沢夏音『青春狂走曲』。
本書のアート・ディレクションを手がけ、「第四のメンバーと言うべき」と北沢夏音さんが評する小田島等さんとの、サニーデイ・サービスのアートワークについての対話が収録されていますが、紙数の関係もあり、談論風発、時を忘れて語り合う様のほんの一部を記録するのみにとどまったとのことです。
この機会にあらためて、「サニーデイは永遠の後衛」と語る小田島さんと、デビュー当時からこのバンドと並走してきたライターの北沢さん、そして本イベントでは曽我部恵一さんも加わり、サニーデイ・サービス25年間のアートワーク、そして同時代の表現、社会、サニーデイ・サービスそのものについて徹底的に語り合っていただきます。
一度限りの夜。
必見です。
【書籍紹介】
日本ロック史上屈指の名盤と名高いアルバム『東京』(1996年)を発表し、1990年代、音楽ファンから絶大な人気を得たバンド、サニーデイ・サービス。2000年に解散するも、2008年に再結成を遂げ、2016年にリリースされた10thアルバム『DANCE TO YOU』は新しいリスナーにも熱狂的に迎えられた。そして2017年6月2日、全22曲トータル85分からなる最新アルバム『Popcorn Ballads』を突如ストリーミング配信オンリーで発表。Apple Music J-POPチャート第1位を獲得するなど、更なる狂騒を巻き起こしている。
デビュー当時から彼らと並走してきたライターの北沢夏音が、40時間に及ぶロングインタビューを敢行。メンバー3人、それぞれの25年間と波乱に満ちた人生を追う。
音楽とは、バンドとは、生きることとは。かつての若者たちへ、今日を生きる若者たちへ。
(本文より)
『若者たち』を初めて聴いた瞬間に込み上げた、「ついに出会えた……!」という喜び。もしもあなたがサニーデイ・サービスのファンなら、それこそが最初に抱いた感情じゃないか? 自分と同じまなざしで歌う同時代の最良の精神との、これほど幸福な出会いなんて、本当に稀な出来事じゃないか?
どれだけ時が過ぎようと、ゴダールやトリュフォーの若者像が永遠であるように、サニーデイ・サービスは、たとえば七〇年代と九〇年代の若者たちの、差異ではなくて変わらない部分に触れようとしていた。ぼくが、一九七〇年前後の日本の音楽や映画や漫画にどうしようもなくヒリヒリしたものを感じていたとき、まるで呼応するように彼らは現れ、どんな時代であろうと不変の、あの感覚を歌にして手渡してくれた。
あれから二十年以上の時が流れて、ぼくはサニーデイ・サービスの本を書いた。あなたがいま、手にしてくれたこの本は、曽我部恵一、田中貴、丸山晴茂、三人のメンバーそれぞれの人生の凸凹をありのままに映したドキュメンタリー映画みたいなものだ。タイトルは『青春狂走曲』以外に考えられなかった。やみくもに走ったり、躓いて転んだり、死にそうになったり、生き返ったり――そのループをどこで終わらせるか考えている人にも届くような本にしたい、と思った。(「君に捧げる青春の風景」北沢夏音)
(目次)
君に捧げる青春の風景――北沢夏音
intro DANCE TO YOU――曽我部恵一
第一章 若者たち
YOUTH OF TODAY’95――曽我部恵一
レイニーデイ・サービス――北沢夏音
「NOW」の日付――曽我部恵一
「NOW」のあとさき――曽我部恵一
第二章 青春狂走曲Ⅰ
青春狂走曲Ⅰ――曽我部恵一・丸山晴茂・田中貴
第三章 あたらしいうた
WHAT THE WORLD IS WAITING FOR.――北沢夏音
「ギター」『曽我部恵一』『瞬間と永遠』――曽我部恵一
ぼくの独立宣言――曽我部恵一
ROSE RECORDS――曽我部恵一
第四章 青春狂走曲Ⅱ
青春狂走曲Ⅱ――曽我部恵一・丸山晴茂・田中貴
interlude The Making of Artworks――小田島等
outro Popcorn Ballads――曽我部恵一
サニーデイ・サービス 全ディスコグラフィー 1992-2017
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら。
2017/09/27 Wed -
曽我部恵一×小田島等×北沢夏音
「サニーデイ・サービスのアートワーク」
『青春狂走曲』(スタンド・ブックス) 刊行記念
- 05/02 Thu 藤井青銅×石井玄
「“面白い企画”はどのように生まれるのか」
『トークの教室』4刷&「玄石」設立W記念 - 05/03 Fri なかしましほ × omo!
「辛くない韓国 私が大好きなお店と人たち」
『なかしましほ ソウルのおいしいごはんとおやつ』(KADOKAWA)刊行記念 - 05/08 Wed 飯田朔×小山美砂
「“自分軸の人生”から“おりない”ために」
『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから』(集英社)刊行記念 - 05/09 Thu 黒木あるじ×天野純希
「ドロップキックと武士(もののふ)と」
『破壊屋 プロレス仕舞伝』『もろびとの空 三木城合戦記』(集英社)W刊行記念 - 05/10 Fri pato×田中泰延
「おっさんの私たちが書くことで得られるもの」
『文章で伝えるときいちばん大切なものは、 感情である。』(アスコム)刊行記念 - 05/11 Sat 塩谷舞×岡本真帆
「書いて生きていくための創作術」
『小さな声の向こうに』(文藝春秋)
『あかるい花束』(ナナロク社) W刊行記念 - 05/11 Sat 崔盛旭×岡本敦史
「見える歴史と、見えない歴史を繋ぐために」
『韓国映画から見る、激動の韓国近現代史』(書肆侃侃房)刊行記念 - 05/12 Sun 小津夜景×山本貴光
「本という地図、読むことと書くこと」
『ロゴスと巻貝』(アノニマ・スタジオ)刊行記念 - 05/13 Mon 白根智彦×吉澤清太
「あなたが(意外と)知らないハンバーガーの世界」
『ハンバーガーとは何か?』(グラフィック社)刊行記念 - 05/16 Thu 千葉佳織×国山ハセン
「話して伝えるためにプロがやっていること」
『話し方の戦略』(プレジデント社)『アタマがよくなる「対話力」』(朝日新聞出版)W刊行記念 - 05/17 Fri 鈴木涼美×三宅香帆×原カントくん
「源氏フリークの文芸評論家・三宅香帆が読み解く『YUKARI』と、AV時代全く本を読めなくなったスズミが『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読み解く会」
『YUKARI』(徳間書店)『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社)W刊行記念 - 05/18 Sat 伊藤桃
「てっけん!1周年記念」 - 05/19 Sun Sundayカミデ×奇妙礼太郎
「QUESTIONS」
question3刊行記念トークショー - 05/20 Mon 岡室美奈子×柚木麻子
「私たちの体はテレビドラマでできている!」
『テレビドラマは時代を映す』(早川書房)刊行記念 - 05/21 Tue 牧村憲一×高野寛
「”Tonoban in wonderland” 不思議の国のトノバン」
『あの素晴しい日々 加藤和彦、「加藤和彦」を語る』(百年舎)刊行記念 - 05/22 Wed 丸山幸子×田代親世
「韓流取材歴25年の猛者たちが語る〜過去、今、未来」
『韓流前夜』(東京ニュース通信社)刊行記念 - 05/23 Thu 朝日順子×藤本国彦
「ビートルズの知られざる修行時代を追う」
『ビートルズ・イン・ハンブルク』(青土社)刊行記念 - 05/24 Fri TAJIRI×小林邦宏×原カントくん
「旅するカルチャートーク『たびかるジャンクション』公開収録」 - 05/27 Mon 麻田浩×松山猛
「麻田浩が松山猛にずっと聞きたかったこと~麻田浩の聞かずに死ねるか」
映画『トノバン 音楽家加藤和彦とその時代』公開記念 - 06/01 Sat 南信長×トミヤマユキコ
「あのキャラはなぜ〈メガネ/デブ/ブサイク〉なのか?」
『メガネとデブキャラの漫画史』(左右社)刊行記念 - 06/03 Mon 神原一光×ミト(クラムボン)
「小室哲哉を大いに語る!」
『WOWとYeah 小室哲哉』(小学館)刊行記念 - 06/07 Fri 柴崎友香×横道誠
「私は「この私」を通じてしか世界を経験できない」
『あらゆることは今起こる』(医学書院)刊行記念 - 06/08 Sat 稲垣健志×竹田恵子×山本浩貴×清水知子
「アートをゆさぶる:アート×カルチュラル・スタディーズ」
『ゆさぶるカルチュラル・スタディーズ』(北樹出版)刊行記念 - 06/12 Wed 吉村生×高山英男×xiangyu
「暗渠ってなんだ?〜「痕跡」への視線」
『暗渠マニアック!増補版』(筑摩書房)刊行記念 - 06/15 Sat 大野露井×佐藤亜紀×川本直
「小説と翻訳のあわい」
『塔のない街』(河出書房新社)
『教皇ハドリアヌス七世』(国書刊行会)W刊行記念 - 06/22 Sat ganshu×くどうれいん
「スナックレイン出張版 in 下北沢」
岩手県青年醸友会 〈ganshu〉 発売記念 - 06/30 Sun 豊﨑由美×小泉悠×小泉エレーナ
第88回「読んでいいとも! ガイブンの輪」