和歌山県田辺市で毎年11月に開催されている「田辺・弁慶映画祭」。
田辺・弁慶映画祭オフィシャルサイト
http://www.tbff.jp/
今年で12回目を迎えるこの映画祭のコンペティションからは、『モリのいる場所』の沖田修一さん、『退屈な日々にさようならを』の今泉力哉さん、『PARKS パークス』の瀬田なつきさん、『グッド・ストライプス』の岨手由貴子さん、『リミット・オブ・スリーピング・ビューティ』の二宮健さん等々、日本映画の将来を担う有望な若手監督たちが次々と羽ばたきました。
「田辺・弁慶映画祭」は、今や「インディーズ映画の登龍門」!出身監督たちを指す、“田辺系”という言葉ももはや定着しました。
この映画祭の大きな特徴として挙げられるのが、入賞作品に東京のテアトル新宿、大阪のシネ・リーブル梅田での“上映権”が与えられること。
今年はテアトル新宿では5月12日(土)からの3週間、昨秋の「第11回田辺・弁慶映画祭」で入賞した監督たちの特集上映「田辺・弁慶セレクション2018」が開催されます。
そこで、もはや恒例となった本屋B&Bでの前夜祭を今年も開催! 「第11回」入賞作品の監督4名に加えて、その出演者たちを召集いたします!!
日本映画の未来を担う、新進気鋭の“田辺系”映画人たちとの熱いトークを、決してお見逃しなく!
【出演者プロフィール】
ルー大柴(るー・おおしば)
「第11回田辺・弁慶映画祭」明日への期待賞&男優賞受賞作品『戻る場所はもうない』主演。1954年新宿に生まれる。日本語と英語をトゥギャザーした話術を使う独自のキャラクターで活躍。芸能活動のほか、2007年NHKみんなのうたに採用された「MOTTAINAI」をキッカケに、富士山麓の清掃や地域のゴミ拾いをするなど環境活動にも積極的に取り組む。趣味はドジョウやメダカの採集、水墨画。茶道・遠州流師範、山野美容芸術短期大学客員教授も務める。
武井佑吏(たけい・ゆうり)
「第11回田辺・弁慶映画祭」弁慶グランプリ受賞作品『赤色彗星倶楽部』監督。1992年生まれ、群馬県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。地元のミニシアター・シネマテークたかさきに通い詰める中で映画制作を志す。大学進学を機に映画制作をスタート。現在は映像制作会社で修行の身。『赤色彗星倶楽部』は弁慶グランプリの他に、「東京学生映画祭」準グランプリ、「ぴあフィルムフェスティバル」日活賞/映画ファン賞を受賞。
手島実優(てしま・みゆう)
弁慶グランプリ受賞作品『赤色彗星倶楽部』ヒロイン。1997年生まれ。群馬県在住。10歳から芝居をはじめ、地元群馬のまち映画主演をきっかけに、映画・CM等で活躍。出演したエレクトロラックスのCMでは、反抗期の娘を繊細に演じ、YouTubeやTwitter上で、感動した! 泣いた! など共感を呼び、口コミで再生数が広がり10万回以上再生された。出演作品は『カランコエの花』『ひとひら』『大舞台は頂いた』など
ユミコテラダンス
弁慶グランプリ受賞作品『赤色彗星倶楽部』出演。幼少期にバレエを9年間学び、16歳の頃よりヒップホップ文化に出会いダンスチームを結成しパフォーマンスを行う。22歳より始めたコンテンポラリーダンスをきっかけに2014年以降、個人名義での活動を開始。個展・イベント・舞台・映画・映像作品等出演。人間の表情・感情・言葉・日常の動きに刺激を受け、そして自身の表現に葛藤しつつも、さまざまなアーティストと作品制作に取り組み視野・限界を広げている。
平山てるき(ひらやま・てるき)
弁慶グランプリ受賞作品『赤色彗星倶楽部』出演。佐賀県出身の22歳。大学進学を機に上京。早稲田大学にて演劇研究会に入会し、本格的に演劇人としての基礎を学びつつ舞台に立ち始める。同時に同サークルに所属していた劇団東京ジャンクZに入団。現在は都内の小劇場を中心に活動している。
笹井歳春(ささい・としはる)
「第11回田辺・弁慶映画祭」明日への期待賞 & 男優賞受賞作品『戻る場所はもうない』監督。千葉県流山市出身。フリーランスのシステムエンジニアとして活動しながら自主制作で映画を作り続け、国内外の映画祭で入選、受賞を果たしている。『戻る場所はもうない』はクレルモンフェラン国際短編映画祭、ロチェスター国際映画祭など数々の海外映画祭で高く評価される。現在は長編劇場映画の制作に取り組んでいる。
高尾美有紀(たかお・みゆき)
明日への期待賞 & 男優賞受賞作品『戻る場所はもうない』出演。1952年生まれ、長崎県出身。1968年 劇団いろは入団。1971年、日本テレビ「俺は男だ!」バトン部役でレギュラー出演。1972年 FM Gモデルグループに所属。ドラマ、CM、スチール広告等幅広く活躍する。1976年、病気と怪我の療養のためFM G退所。翌年の1977年にはアクターズカンパニー入社し復帰する。フジテレビ ドラマ 「かあちゃんの勲章」「津軽海峡冬景色」ではヒロインを務めた。2015年、社長他界のため事務所が解散し、事実上引退中であるが、宣材写真が笹井監督の目に留まり『戻る場所はもうない』出演の運びとなった。
岬万泰(みさき・まひろ)
明日への期待賞 & 男優賞受賞作品『戻る場所はもうない』出演。1984年生まれ、東京都出身。明治大学文学部文学科演劇専攻卒業。文学座附属演劇研究所48期卒業生。舞台は大衆演劇から商業までと幅広く、ここ二、三年は舞台から映像へと活動の場を広げている。趣味は茶道・三味線・タップダンスに英会話。最近一番はまっているものは座禅。笹井監督とは前作の『世界』で出会い、監督の不思議な世界観に密かに憧れと恐怖を抱いている。
新井秀幸(あらい・ひでゆき)
明日への期待賞 & 男優賞受賞作品『戻る場所はもうない』出演。 1981年愛知県出身。映画や舞台、CM、PV出演など幅広く活躍している。2008年、映画「東京都、レイアウト。」では主演をつとめる。笹井監督の『戻る場所はもうない』では石原役を演じている。
森田博之(もりた・ひろゆき)
「第11回田辺・弁慶映画祭」キネマイスター賞 & 映画.com賞受賞作品『ラストラブレター』監督。1984年埼玉県出身。埼玉県立芸術総合高校在学中に映画制作を始める。日本映画学校卒業後、演出部、制作部として劇場用映画に参加。これまで監督した自主制作映画は水戸短編映像祭、札幌国際短編映画祭、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭などで上映される。『カラガラ』(2012)が第6回 田辺・弁慶映画祭に入選。
ミネオショウ
キネマイスター賞 & 映画.com賞受賞作品『ラストラブレター』主演。1985年生まれ東京都出身。21歳の時、美容師を辞め役者に。劇団に3年間在籍した後、現在は映画、MV、CM等、数々の映像作品に出演。近年での主な出演作に『私以外の人』(谷口雄一郎監督)、『CRYING BITCH』(津野励木監督)がある。
《舞台》BELGANAL4th.『gokko』 5.18(金)~22(火) 渋谷宮益坂十間スタジオ
http://belganal.com/2018/03/17/627
影山祐子(かげやま・ゆうこ)
キネマイスター賞 & 映画.com賞受賞作品『ラストラブレター』主演。1985年、東京都出身。2013年『トーキョービッチ,アイラブユー』(吉田光希監督)で劇場映画デビュー。東京フィルメックス等国内外の映画祭で上映される。主な出演作に『シミラーバットディファレント』(染谷将太監督) 般若『生きる』MV(金允洙監督) 『サラバ静寂』(宇賀那健一監督) 『名前のない女たち うそつき女』(サトウトシキ監督)などがある。主演作も公開待機中。
竹内里紗(たけうち・りさ)
「第11回田辺・弁慶映画祭」女優賞受賞作品『みつこと宇宙こぶ』監督。1991年生まれ。神奈川県出身。立教大学映像身体学科の卒業制作『みちていく』(14)はうえだ城下町映画祭自主制作映画コンテストにて大賞、TAMA NEW WAVE でグランプリ・主演女優賞を受賞し、全国で劇場公開された。『みつこと宇宙こぶ』は、東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作。映画美学校フィクションコース卒。
小松未来(こまつ・みく)
女優賞受賞作品『みつこと宇宙こぶ』主演。2003年生まれ。神奈川県出身。那須ショートフィルムフェスティバル2014出品作品『さよならキツネ姫』(近藤勇一監督)でデビュー。『溶ける』にて第70回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門に日本人史上最年少で正式出品を果たした井樫彩監督による初長編映画『真っ赤な星』の公開が控えている。
根矢涼香(ねや・りょうか)
女優賞受賞作品『みつこと宇宙こぶ』に出演。茨城県出身。主演映画『ウルフなシッシー(大野大輔監督)』が第18回TAMA NEW WAVEコンペティション部門でグランプリ・ベスト男優賞・ベスト女優賞を受賞。主な出演作に、『したさきのさき(中山剛平監督)』(14)、『獣道(内田英治監督)』(16)、『神と人との間(内田英治監督)』(17) 、『少女邂逅(枝優花監督)』(17)などがある。竹内里紗監督作品には『みつこと宇宙こぶ』『渦』の2作品に出演。
松崎まこと(まつざき・まこと)
映画活動家/放送作家。1964年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。“放送作家”としては、TOKYO-MX「博士の異常な鼎談」「松嶋×町山/未公開映画を観るTV」WOWOW動画『町山智浩の映画塾』などを担当。“映画活動家”としては、「田辺・弁慶映画祭」司会や「きりゅう映画祭」インタビュアー、「水道橋博士のメルマ旬報」の連載執筆や様々な映画イベントへの出演、インディーズ作品のプロデュースなど。先頃29年ぶりの監督作『ヒロイン』を完成させた。映画評論家松﨑健夫とのユニット“松崎ブラザーズ”の“松崎A”。
イベントのご予約はこちらから!
※五月よりドリンク代のみ当日払いとなりました
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら
2018/05/09 Wed -
テアトル新宿×田辺・弁慶映画祭実行委員会×松崎まこと
「新進気鋭!“田辺系”監督&俳優大集合!! 〜田辺・弁慶映画祭セレクション2018前夜祭」
開催日時 20:00~22:00 (19:30開場)
開催場所 本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
入場料 ■前売1,500yen +(1 drink order 当日現金払い)
■当日店頭2,000yen + 1 drink order
- 08/17 Sun ラジオ屋さんごっこ(バルニー、リー子、つかさ)×Rachel(chelmico)×竹中夏海
「Off The Record #1 女性像のバリエーション少なくね?」
『読むラジオ屋さんごっこ』(ソウ・スウィート・パブリッシング)刊行記念 - 08/18 Mon 青山美智子×新井見枝香
「スイート&ビター。だから人生は美味」
『チョコレート・ピース』(マガジンハウス)刊行記念 - 08/19 Tue 石田健×神野藍
「キャラクターとして生きる」
『カウンターエリート』(文藝春秋)
『私をほどく AV女優「渡辺まお」回顧録』(ベストセラーズ)W刊行記念 - 08/21 Thu 佐藤良明×毛利嘉孝
「ロック音楽と資本主義の精神」
『定本 ラバーソウルの弾みかた』(岩波書店)刊行記念 - 08/22 Fri 徳谷柿次郎×木下斉×日野昌暢
「都市をrenewする! ~みんなでつくる、未来の街」
『都市と路上の再編集 LIVE NOW DEVELOPMENT』(風旅出版)刊行記念 - 08/23 Sat 西谷格×安田峰俊
「潜入ライター、“AI監視”ウイグルに迷い込む」
『一九八四+四〇 ウイグル潜行』(小学館)刊行記念 - 08/24 Sun 楊双子×リン・キン×三浦裕子
「台湾文学は、 世界でいかに翻訳されるのか」
『台湾漫遊鉄道のふたり』(中央公論新社)全米図書賞翻訳賞&日本翻訳大賞受賞記念トーク - 08/25 Mon 飯間浩明×鈴木忠平×銀シャリ橋本直 ×田辺智加(ぼる塾)×あわよくばファビアン×ピストジャム
「第一芸人文芸部 俺の推し本。」(BSよしもと)
第14回公開収録 - 08/27 Wed むらかみなぎさ×明智マヤ
『柔らかい縁』リリース記念イベント - 08/28 Thu フウ×稲垣えみ子
「とりあえず行って住んでみた 〜ヨルダンとフランスで生活体験」
『ヨルダンの本屋に住んでみた』(産業編集センター)刊行記念 - 08/30 Sat 石井健介×濱田祐太郎
「ふたりが見てきた景色について。」
『見えない世界で見えてきたこと』(光文社)&
『迷ったら笑っといてください』(太田出版) W刊行記念 - 08/30 Sat コナリミサト×武田真治×中田クルミ
「スナックバブル in B&B」
『凪のお暇』(秋田書店)完結・12巻刊行記念 - 08/31 Sun 小川公代×中村隆之
「この世界を生きるための物語と音楽」
『ケアの物語 フランケンシュタインからはじめる』
『ブラック・カルチャー』(岩波書店)刊行記念 - 09/01 Mon 佐藤誠二朗×ATSUSHI(ニューロティカ)
「八王子~中央線~井の頭線~下北沢 僕らのパンクとインディーズ」
『いつも心にパンクを。Don’t trust under 50』(集英社)刊行記念 - 09/04 Thu 島村恭則×黒川晝車×諸星めぐる
「今日からできる! 『みんなの民俗学』実践講座(入門編)」
『Hukyu』発刊記念 - 09/07 Sun 荻上チキ×栗原俊雄×辻田真佐憲
「私たちはなぜ暴力を生んでしまったのか?」
『大日本いじめ帝国』(中央公論新社)
『「あの戦争」は何だったのか』(講談社)
W刊行記念 - 09/12 Fri 植本一子×西村佳哲
「わたしたちの安心安全な場所をつくる」
『ここは安心安全な場所』刊行記念 - 09/13 Sat 中村拓哉×磯部涼
「日本語ラップと日本社会—右傾化・ストリート・ネオリベラリズム」
『日本語ラップ 繰り返し首を縦に振ること』(書肆侃侃房)刊行記念 - 09/14 Sun 鶴見済×鴻上尚史
「みんな同じでなくていい――日本社会の生き苦しさ」
『人間関係を半分降りる 増補版』(ちくま文庫)刊行 - 09/22 Mon とあるアラ子×はらだ有彩×山本美希
「「普通」を拡張する 〜描くことがひらく世界」
『多様で複雑な世界を、いまどう描くか』(BNN)刊行記念