遊び場からおもちゃ、インターフェースデザイン、スポーツ、アート、政治まで。
どんなところにも発生する(してしまう/なぜなら遊びは人間であることに関わることだから)「遊び」について、トランスディシプリナリーに考えていく『プレイ・マターズ 遊び心の哲学』。
ゲームを起点にゲーム以外の物事を考える、ユニークな「21世紀の遊び論」である本書には、まだまだ広がり深まりうるポテンシャルがあるはず──ということで、領域横断的に「遊び」や「遊び心」を考えてみるトークイベントを開催します。
出演は、本書の訳者でゲーム研究・美学が専門の松永伸司さん、「ルールと遊び」についてカルチャーから政治まで広い知見を持つ弁護士の水野祐さん、アニメーションだけでなく近年はゲーム関連にも活動の領域を広げている土居伸彰さんの3人。
遊び・ゲーム・ルールメイキング・インディペンデントな表現について、広く深くゆるゆると語り合います。
それぞれの分野で、今もっとも先端を攻める注目のお三方が一同に会するこの機会、かなりレアといっても過言ではありません。ぜひふるってご参加ください。
【書籍紹介】
『プレイ・マターズ 遊び心の哲学』(松永伸司訳、フィルムアート社)
http://filmart.co.jp/books/composite_art/play_matters/
なぜ遊びが重要なのか?
なぜわたしたちは遊びを必要としているのか?
そもそも、遊びとはいったい何なのか?
現代ゲームスタディーズの第一人者、ミゲル・シカールによる
新時代の「遊び」の哲学、待望の翻訳。
ユニークで独創的な事例を膨大に織り込みながら、従来の遊戯論の伝統をアップデートし、ゲームスタディーズにカウンターをかける、遊び心満載の痛快な一冊。
【出演者プロフィール】
松永伸司(まつなが・しんじ)
専門はゲーム研究と美学。著書に『ビデオゲームの美学』(慶應義塾大学出版会、2018年)、訳書にイェスパー・ユール『ハーフリアル』(ニューゲームズオーダー、2016年)、ネルソン・グッドマン『芸術の言語』(慶應義塾大学出版会、2017年)など。
水野祐(みずの・たすく)
弁護士(シティライツ法律事務所)。Creative Commons Japan理事。Arts and Law理事。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(リーガルデザイン・ラボ)・同大学非常勤講師。東京大学大学院非常勤講師。IT、クリエイティブ、まちづくり分野のスタートアップや大企業の新規事業、経営企画等に対するハンズオンのリーガルサービスや先端・戦略法務に従事。行政や自治体の委員、アドバイザー等も務めている。著作に『法のデザイン──創造性とイノベーションは法によって加速する』、共著に『オープンデザイン参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」』など。
土居伸彰(どい・のぶあき)
1981年東京生まれ。アニメーション研究・評論・プロデュース/ニューディアー代表/新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター。ロシアの作家ユーリー・ノルシュテインを中心とした非商業・インディペンデント作家の研究を行うかたわら、AnimationsやCALFなど作家との共同での活動や、「GEORAMA」をはじめとする各種上映イベントの企画、『ユリイカ』等への執筆などを通じて、世界のアニメーション作品を広く紹介する活動にも精力的に関わる。2015年にニューディアーを立ち上げ、『父を探して』など海外作品の配給を本格的にスタート。国際アニメーション映画祭での日本アニメーション特集キュレーターや審査員としての経験も多い。著書に『個人的なハーモニー ノルシュテインと現代アニメーション論』、『21世紀のアニメーションがわかる本』など。
イベントのご予約はこちらから!
※イベントチケットの予約・購入に関するご案内はこちら
・前売り券が売り切れの場合、追加販売の可能性がございます。追加販売のお知らせは発売の1日前にはホームページ上で告知をいたしますので、逐次ご確認ください。
・イベント情報はTwitterでも毎日発信しております。@book_and_beerをフォローすると、最新のイベント情報取得や興味のあるイベントのリマインドとしてご活用いただけます。