2021/02/23更新:
アーカイブ配信を販売開始しました!
アーカイブ視聴可能期間は、2021年8月31日までです。
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※本イベントは配信(リアルタイム&アーカイブ)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
「種」は、「しゅ」と読んでください。かのダーウィンの超有名な本、『種の起源』の「種」です。「たね」ではありません。
そんな「種」が、この世にはあふれています。キリンもスズメも、サンマも、ホウレンソウも、そしてヒトも、立派な「種」です。でも、「種の定義を述べよ」と言われるとややこしいことがたくさん出てきます。こんなに世界の基本みたいな顔をしていながら、実はちゃんと定まっていないのです。生物学者が種を語り始めると、種はけっこうな火種(こっちの読みは「たね」)になりかねません。
では、生物学界が困り果てているかというと、そうでもありません。定義が決まっていないにもかかわらず、生物学者は種や種分化について様々なことを明らかにしてきました。『種を語ること、定義すること』の著者・網谷祐一さんはそこに目を付けて、この本で「種問題について悩むと同時に悩まない生物学者」を、歴史や哲学、認知心理学の成果を使いながら取り上げました。
そこで、今回のトークイベントでは、「種」に詳しいお二人の生物学者をゲストにお招きし、種をめぐる生物学者のホンネとタテマエを掘り下げていきます。この問題の生き証人、三中信宏さんには「種」をめぐる炎上の歴史も聞けそうです。もう一方、現在進行形で新種を見つけては分類して回っている岡西政典さんには「分類のココロ」もうかがいましょう。
意外なところの、意外に面白いテーマ、ぜひ覗いてみてください。
【出演者プロフィール】
網谷祐一(あみたに・ゆういち)
1972年、大阪府生まれ。会津大学コンピュータ理工学部上級准教授。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。哲学博士(Ph.D.、ブリティッシュ・コロンビア大学)。専門は科学哲学(生物学の哲学)、環境倫理学。著書に、『理性の起源──賢すぎる、愚かすぎる、それが人間だ』(河出書房新社)、『進化論はなぜ哲学の問題になるのか』(共著、勁草書房)など。
岡西政典(おかにし・まさのり)
1983年、高知県生まれ。東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所特任助教。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻博士課程修了。博士(理学)。専門分野は系統分類学。著書に『新種の発見――見つけ、名づけ、系統づける動物分類学』(中公新書)、『深海生物テヅルモヅルの謎を追え!系統分類から進化を探る』(東海大学出版会)など。ホームページはhttp://www.tezuru-mozuru.com/
三中信宏(みなか・のぶひろ)
1958年、京都市生まれ。農業・食品産業技術総合研究機構専門員、東京農業大学客員教授。東京大学農学部卒業、同大学院農学系研究科博士課程修了(農学博士)。専門分野は生物統計学・進化生物学。著書に『系統体系学の世界――生物学の哲学とたどった道のり』(勁草書房)、『思考の体系学』(春秋社)、統計思考の世界』(技術評論社)など多数。ホームページはhttp://leeswijzer.org/
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