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本屋B&Bにて開催中の、森美術館主催「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人」と連動したブックフェア「もうひとつのアナザーエナジー」。
こちらのフェアに関連し、トークイベントを開催いたします。
イベントのゲストには、写真家の長島有里枝さんと美術作家の谷澤紗和子さん、さらに「アナザーエナジー展」を担当した森美術館アソシエイト・キュレーターの徳山拓一さんをお迎えします。
「アナザーエナジー展」の出展作品に紡がれるメッセージとフェミニズムを機軸に、長島さんが企画し、現在金沢21世紀美術館で開催中の「ぎこちない会話への対応策—第三波フェミニズムの視点で」展や谷澤さんの作品について、お三方の対話をじっくりと折り重ねていただく2時間です。
どうぞお楽しみに!
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BOOK FAIR「もうひとつのアナザーエナジー」について
この度、本屋B&Bでは森美術館主催の「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人」と連携したブックフェアを開催します。
今回、私たちが展開するブックフェアのキーワードは、「Intersectionality(交差性)」です。
現在開催されている、森美術館の「アナザーエナジー展」では、世界各国で活動する72歳から106歳までの様々なバックグラウンドを持つ女性アーティストが取り上げられています。
そんな展示に感銘を受け、本屋B&Bなりのブックフェアとして形にするために、私たちは自身で感じたことをことばにしながら、多くの対話を重ねました。そうしてたどり着いたのが、本によって境界を越境し、独自の選書によってさらにいくつものアイデンティティや背景を重ねていく、交差性の可視化でした。
「アナザーエナジー展」のアーティストたちが向き合う物事に心惹かれた方が、さらにその興味を伸ばし深める機会になること。そして、このフェアを目に留めてくださった方が、「アナザーエナジー展」に足を運ぶきっかけになればと思い、本を選びました。
さらに本フェアでは、作品のエネルギーが込められたカタログやグッズも販売いたします。
本や雑貨という日常の気軽な楽しみから、小さくとも新たな出会いがあなたに生まれることを、私たちは願っています。
(本屋B&Bスタッフより)
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【出演者プロフィール】
長島有里枝 (ながしま・ゆりえ)
写真家
1973年東京生まれ。武蔵野美術大学在学中に公募展を経てデビュー、カリフォルニア芸術大学MFA修了。2011年、武蔵大学大学院に社会人枠で入学し、フェミニズムを学ぶ。写真集『PASTIME PARADISE』で、第26回木村伊兵衛写真賞受賞。短編集『背中の記憶』で第23回三島由紀夫賞ノミネート、第26回講談社エッセイ賞受賞。第36回写真の町東川賞国内作家賞受賞。アーティストとして活動するいっぽう、文筆家、大学講師をとしても活躍の場を広げている。主な著作に『「僕ら」の「女の子写真」からわたしたちのガーリーフォトへ』2020)、主な作品集に『self-portraits』2020)などがある。10月16日から、金沢21世紀美術館で始まるグループ展「ぎこちない会話への対応策/Countermeasures against awkward discourses」のキュレーションを行なっている。
谷澤 紗和子(たにざわ さわこ)
美術作家
切り紙のインスタレーションや、貝殻の焼け跡の残る陶人形などを制作する美術作家。近年は、「女性像」をテーマにした作品制作を行う。また、他ジャンルのアーティストとのコラボレーションにも意欲的に取り組んでいる。
主な展覧会に「Tatsuno Art Project」(日本美術技術博物館マンガ、クラクフ ポーランド、2018)「東アジア文化都市 2017 京都ーアジア回廊 現代美術展」(二条城、京都、2017)「高松コンテンポラリーアートアニュアルvol.5見えてる景色/見えない景色」(高松市美術館、香川、2016 )「化け物展」(青森県立美術館、2015)。ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」に、クリエイター集団 刷音《SURE INN》のメンバーとして参加。令和2年度 京都市芸術新人賞受賞。京都芸術大学、京都精華大学非常勤講師
德山拓一(とくやまひろかず)
森美術館アソシエイト・キュレーター
静岡県生まれ。京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAを経て、2016年4月より現職。森美術館では
「SUNSHOWER: 東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」(2017年)、「MAMプロジェクト025:アピチャッポン・ウィーラセタクン+久門剛史」(2018年)、「六本木クロッシング2019:つないでみる」(2019年)などを担当。2020年より東北芸術工科大学客員教授。
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