※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(3ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
※本イベントは、トーク(120分)を予定しております。イベント終了後には、来店参加者限定で、サイン会(最大30分程度)を開催いたします。
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メディア人類学者のキム・キョンファさんの新刊『メガホンとペンライト 韓国の騒ぎながら民主主義』が皓星社から刊行されました。
韓国の非常戒厳反対・大統領弾劾デモで見られた「ペンライトを振る市民」や「オンラインからの食事の差し入れ」「個人的なユーモアを表現する旗」といった光景。政治的な切実さと文化的なパフォーマンスの祝祭感が共存したこのデモには100万人単位の市民が参加し、大統領の弾劾を達成しました。
『メガホンとペンライト』は、この「ペンライトデモ」を足がかりに、日韓双方のデモやメディア状況、民主主義のあゆみを知り、これからの抵抗と連帯を考える一冊です。
日本では現在、圧倒的な与党多数を背景に「国論を二分する政策」を進めようとする政治に対して、全国で戦争や改憲に反対する運動が広がり、その中で多くの人々がペンライトを灯しはじめています。韓国の事例への関心が高まるなか、日韓の政治と文化を比較し、両者の市民運動の達成と課題を合わせ鏡としてひもとく本書から、どのようなヒントを得られるでしょうか。
このたび『メガホンとペンライト』の刊行を記念して、キム・キョンファさんの来日イベントを開催します!
韓国と日本、両方のデモ現場を見てきた経験を持つキム・キョンファさん。今回の本を書きあげるまでの間に起こった日本のデモの大きな動きにも、とても関心を寄せているといいます。
トークのお相手には、本書の装画を担当した作家の安達茉莉子さんをお迎えします。ご自身もデモに参加したり、SNSやプラカードを通じてメッセージを伝えたりしてきた安達さん。最近は、専門家を招いて勉強会を開催するなど、政治参加の場を広げる取り組みもされています。
おふたりやみなさんとの語り合いが、日韓で響き合う「騒ぎながら民主主義」のひとつになればさいわいです。
◎ペンライト持ち込み大歓迎! デモやスタンディングをするお客さまで、お気に入りのペンライト、プラカード、フラッグ、本などがありましたら、ぜひお持ちよりください。
当日はお持ちいただいたアイテムをイベント内でご紹介させていただくかも!?
◎キム・キョンファさんと安達茉莉子さんへの事前質問も募集しています。
【登壇者からのコメント】
*キム・キョンファさんから
この本が日本の方々にとって、政治を語り出す「ネタ」になってほしいです。単に韓国のことを知ることではなく、それをきっかけに日本の民主主義について語り合い、さらに社会問題ややるべきことを一緒に考える仲間が増えれば良いと思います。日韓の市民社会がそれぞれの課題について語り合え、励まし合える新しい「公共圏」が生まれれば、と思っています。
一方、日本の民主主義について、「日本人はダメ」、「歴史的経緯があるから仕方ない」など後ろ向きの言説が多いですが、私は少し異なる角度から考えています。確かに課題はあるものの、「平和憲法」を70年以上のあいだ 守ってきてきた力は決して小さいものではなく、そのこと自体を一種の「成果」として位置づけたいです。「どうせ変わるわけないだろう」という、市民社会の根強い「敗北主義」を克服することが大事でしょう。
メディア人類学の観点から、SNSやYouTubeのあり方、マスコミの目線についての日韓比較の話もしてみたいです。 また、安達さんや日本のみなさんとは、ポップカルチャーと結びつく集合行動のあり方から、政治と文化の距離感についての話もできればと思っています。
*安達茉莉子さんから
今年2月の衆院選後、自分自身もデモに行くようになりました。そうすると、市民が戒厳令を防いだ韓国の市民社会のことが自然と耳に入ってきます。そんな時に、『メガホンとペンライト』のウェブ連載を拝見しました。今一番知りたいことだ、という内容が書かれていました。
驚いたのが、韓国の運動にも、冷笑や「デモなんて無駄だ」という声も浴びせられていたということ。
現在、デモは日本各地に広がっていますが、中にはまさか自分がデモに行く日が来るなんて思っていなかった、という方もたくさんいると思います。
デモは政治的な抗議行動でもありますが、その中にいると、政治や社会に対する違和感や憤りを感じたときに、自分にできる形で表現しようとする「表現行動」のあらわれでもあると感じています。それこそが表現の自由そのものなのではないかと思います。
当日は、せっかく来日してくださったキム・キョンファ先生に、韓国のデモや市民社会のこと、そしてキョンファ先生が見た日本社会のことなど、聞きたいことや知りたいことをなんでもお聞きできるような場にしたいと思っています。ご参加いただく皆さま、ぜひ質問フォームも活用していただけると嬉しいです。
【出演者プロフィール】
キム・キョンファ(金暻和/김경화)
1971年生まれ。デジタル・メディアとネットワーク文化を研究する、韓国在住のメディア人類学者。ソウル大学の人類学科を卒業した後、韓国で新聞記者やポータルサイトの事業開発を経験。東京大学学際情報学府で博士学位(学際情報学)を取得後、東京大学大学院情報学環の助教、神田外語大学の准教授を務めた。コロナ禍中の2021年に韓国に帰国し、日韓比較文化的観点からメディア研究を続けている。日本語の著書として、単著に『ケータイの文化人類学─かくれた次元と日常性』(CUON、2016年)、『韓国は日本をどう見ているか―メディア人類学者が読み解く日本社会』(平凡社、2024年)。 その他、林史樹との共著『二代男と改革娘─日韓の人類学者が韓国を語ってみた』(皓星社、2024年)、伊藤昌亮との共著『21세기 데모론(21世紀デモ論)』(2018年、ヌルミン出版、未邦訳)など。
( X:@yonnie41)

安達茉莉子(あだち・まりこ)
作家。大分県日田市出身。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関での勤務、限界集落での生活など様々な経験を経て、言葉と絵による表現の世界へ。著書に『毛布―あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)、『私の生活改善運動―THIS IS MY LIFE』(三輪舎)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)、『らせんの日々―作家、福祉に出会う』(ぼくみん出版会)、『とりあえず話そう、お悩み相談の森―解決しようとしないで対話をひらく』(エムディエヌコーポレーション)など。
( X /インスタグラム : @andmariobooks)
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【配信参加について】
・開演時間の30分前よりオンライン開場いたします
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